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病院の日常風景

2名の新認定看護師誕生!

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
年末年始もとうの昔、という今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

昨年のクリスマスイブの日に、認定看護師の結果が発表になり、当院では2人の認定看護師が誕生しました。

一人は感染管理、もう一人は緩和ケアの分野で、これで緩和ケアが5人、感染管理が2人、認知症看護が1人、さらにがん看護専門看護師1人と層が厚くなったと感じます。

感染管理認定看護師


新たに誕生した感染管理の方は「感染を怖がらずにしっかり対処して、患者さんのケアに役立てるようにしていきたい」、緩和ケアの方は「日常ケアはもちろんのこと、スピリチュア・ケアができるように、みんなで話し合って進んでいきたい」と抱負を語ってくれました。

緩和ケア認定看護師


認定看護師の制度は数年前から変化してきていますが、後輩への指導や相談、地域の中で質の高い医療を提供する役割は変わりません。

これからも目の前にいらっしゃる患者さんはもちろんのこと、広く地域の皆様のお役に立てるように、活躍できるような機会を作りたいと思っています。
 

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
仕事をより良くする学びは楽しいね。

クリスマスカード

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
先日ソーシャル・ワーカーのTさんが、看護部にクリスマスカードを持って来てくれました。
大きな赤い封筒に入っているそのカードは、今年ホスピスで亡くなられた方のご家族が、わざわざ届けてくださったものです。
Tさんから聞いた話によると、そのご家族は「この病院に入院していたとき、主治医や病棟の看護師さんはもちろんのこと、事務の方や給食の方、それ以外にもお会いすることはなかったけれど、お世話になっていたと思う。そういう、目には見えなかったたくさんの方にお礼を伝えたくて、このカードに込めました」とおっしゃったのだそうです。
この話を看護部長から発信してください、と託されました。

そんな風に思ってくださったこと、とてもうれしく思います。仰る通りで、入院患者さんやご家族にとって、日ごろ見えているのはもちろん病棟で働く職員ですが、病院というところは多職種の集まりです。一度も会わない人がほとんどかも知れませんね。

私が病棟師長をしていた時、研修でこんな話を聞きました。
「患者さんが退院するとき、お礼を言って帰られる方がいらっしゃいますよね。それは直近までケアしてくれた看護スタッフに対するものだと、勘違いしていませんか?その方が外来から入院して退院するまでのプロセスに、いろんな人が関わっています。手術を受けた場合は、手術室のスタッフのことなど覚えてないでしょうけれども、その人たちのしてくれた治療や看護も含めて、感謝を述べて仰っていることを、勘違いしないように」

視点は違いますが、本質は一緒。

託されたカードはキラキラと電飾がついては消え、ボタンを押すとクリスマスの曲が20曲も流れます。先週朝礼でもお話して、カードに込められたお話を伝え、回覧している最中です。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
あったかいプレゼント、ありがとうございました。

食う・しゃべる・笑う

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
12月も2週目が終わりました。 気ぜわしい毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。

先週は、以前一緒に働いていた仲間に誘われて、ランチにでかけてきました。
若かりし頃、同じ場所で共に頑張っていた人たちというのは、何年も話してなくても、会ってすぐにその時代に戻りますね。過去と現在を行ったり来たりしながら、ときどき涙が出るほど大笑いして、楽しいひとときを共有しました。
縁あって一緒に働き、毎日いろんなことにぶつかっていたけれど、そのとき共有した感情や信頼関係というのは、時間が経っても色あせずにいるものだなあと思いました。
そして一緒に食事をすることで、エネルギーとパワーをもらいました。
みんな頑張っているなあ。私もしっかりしなくちゃ。

そして病院の忘年会もありました。コロナで数年忘年会をしなかった影響もあって、参加者は減っていますが、一年のご苦労をねぎらって、共に過ごした仲間と語らうのは、絆が強まる気持ちがします。今年は抽選会も品数が多く、久しぶりに「芸」も見られたので、大笑いして一年の疲れが癒されました。
参加者の笑い声が絶えなくて、来年はもっと多くの人が参加できるようにと、早くも院長たちと策を練っている最中です。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
飲みニュケーションって死語じゃないよね。

10年と20年

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
ついに札幌にも初雪が降りました。雪の降り始めはなぜかワクワクする、札幌っ子。
風がない夜にしんしんと降り積もる雪が好きです。

さて先週は北海道ブロックの主任研修に行ってまいりました。
コロナ禍中はオンライン研修でしたが、今年度からブロック内の病院で開催するようになりました。忙しい現場を離れて、2日講義を受け対話するのは、主任さんたちにとって良い気分転換になったようです。普段ゆっくり話をする暇もありませんが、こういう場だとリラックスしていろんな話ができるものです。

講師はグループ病院で活躍する、5人の副看護部長たちです。お互いに副主任・主任・師長と成長してきた中で、研修でもお互いを知り切磋琢磨してきたので、講師として会場で出会うと「わ~」「きゃ~」と親交を温めています。そんな姿もかわいいですが、20年前初めて出会い、自分の部下だった人が、成長して今講師をしているということに感動しています。
そして最新の知識を熱く講義してくれる頼もしい姿に、ほれぼれして聞いている私です。

一緒に過ごした10年という年月。私の10年と彼女の10年はもちろん違う人生だけれども、その時たまたま同じ場所で働いていました。それぞれの立場で、それぞれの困難さがあって、お互いに影響を受けあって、なんとかやってきて今があるという、その不思議。縁と言ってもいいのですが、少しばかり長いつながりです。
私自身も上司や周りの方から導いてもらい、育ててもらいました。
歴史というには短すぎるけれども、人が育つ・育てるっていうのは、こんな風に細い糸を編むようにして、時間をかけてつながっているのですね。

次代を担う彼女たちの講義から、学ばせてもらいました。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
今回の学びは「コウモリの目(逆さから見てみる、疑って見てみる、の意)」

死の臨床研究会 ~ALSのAさんのこと~

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
日ごとに秋が深まっています。札幌もついに初雪が降りました。

先週末、日本死の臨床研究会inSapporoが終わりました。
今回は当院の梶原師長が大会長を務めたこともあって、20名以上の職員とボランティアグループせらのみなさんが、運営のお手伝いをしました。
当院からポスター発表が6演題もあったのです。過去最高かな?
他にもシンポジウムで発表したり、ワークショップに出た職員がおりました。

ポスター発表のうち3演題は看護部から。
その中のひとつ、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者Aさんについての発表は、私にとっても忘れられないものでした。

不治の難病のため、生きる力を失いかけていたAさん。
パソコンという意思伝達の手段を得て、しだいに生きる希望を見出していくさまを共に歩んできました。言葉を言えない患者の代表として、辛さや悲しさ、いろんな思いを語ってくれた、わたしたちの大先生でした。

ラジオ番組にユニークな投稿をして一緒に笑ったり、チャーミングな目元で気持ちを表現してくれました。遅いクリスマスプレゼントに1泊の自宅外泊を、ご家族とスタッフみんなで成功させたこと。最期のときに、大好きだった日本酒で唇を湿らせたこと。

医師からもこの方のことについて別の切り口で発表がありました。
それくらい、私たちの中に忘れられぬ存在となって、心に生き続けています。だから、この「死の臨床」の大会で、Aさんが生きてきた軌跡を、ぜひ発表してほしいと思っていました。Aさんも、きっと会場の中で一緒に聴いてくださっていたと思います。

今週もこのブログに来て下さりありがとうございます。
一区切り、そしてまた前をむいて歩いていこう。

身体を通った言葉

こんにちは。完全に「虎に翼」ロスの工藤昭子です。
毎日の楽しみがなくなってしまいました。ほんと寂しいです。

さていよいよ本格的な秋になった札幌です。果物狩りはまだできそうだし、紅葉もこれから。
秋が長いといいですね。

出張続きで病院をおろそかにしていると、院内のことが見えなくなるものですが、小さな病院のいいところは看護部長と職員の距離が近いこと。
育休から戻ってきた職員と言葉を交わしたり、グループの応援業務から戻ってきた職員をうんと労ったり、入職したばかりの職員に声を掛けたりすると、自分にもパワーが充電されるのを感じます。

台風の中、離島研修に行って来た職員は、ほんの数分の立ち話でしたが、島の人たちのたくましさや親切なことなど、たくさんの気づきを得たと目をきらきらさせて話してくれました。
経験して学習したことを言語化することを、私は「身体を通った言葉」と名付けていますが、その人の持つ価値観やそれまでの経験を刺激して、深く重みを持つものとなり、時にはその人の人生を変えるきっかけになったりします。

普段は多忙だからと互いに遠慮しがちですが、相手が「話したい」というエネルギーを持っているときは、なるべく丁寧に聴こうと思っています。相手の関心ごとに関心を寄せ、相手の生きている世界から見えるものは何か、を頭に浮かべながら質問していくことが、自分自身の想像力も高めてくれるように思います。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
雨・雨・晴れ・晴れ・たまに夏。

認知症ケアの風景

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
札幌は、すっかり秋の季節に切り替わりました。
銀杏が緑から薄緑に変化してきています。これから紅葉がぐんときれいになる時期です。

今日は、日常的な認知症ケアの様子をご紹介しようと思います。
院内を巡回していると、ナースステーションの中でまるで職員のように混じっているAさんの姿があります。
Aさんは認知機能が低下していますが、日常生活動作は普通にできるので、病棟内を自由に歩くことができます。
カンファレンスに一緒に参加していたり、職員の誰かと一緒に病棟内を歩いたり、廊下のお掃除をしています。
この方は以前は会社勤めをしていらっしゃいました。と同時にとても手先が器用だったので、近所の人に何か頼まれるとすぐに対応してくださっていたそうです。
そのため、町内ではとても人気があり頼りにされていたそうです。


そういう背景を持った人ですから、時々職員と一緒に病棟を点検して回ったり、壊れているところがないかを一緒に見てくださっているのだと思います。
日中はそんなふうに動いてらっしゃるので、食欲もありますし夜はぐっすり眠ってくださいます。
Aさんのこのような行動は、徘徊というふうに言われたりします。徘徊というのは行動する意味が自覚されているか、されてないかわからずさまよっている状態を言うのですが、Aさんのこれまで生きてこられた背景を理解することによって、その方が「今」生きている世界に私たちも入り込み、同じものを見ようとすると、各お部屋を回って困り事がないか確認してくれている、人の役に立つ尊い仕事をなさっている姿が浮かび上がります。
こんなふうに、付かず離れず見守りながら、Aさんの行動を危なくないように支えてくれているスタッフから、私も認知症ケアの醍醐味を教わっています。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
相手の関心事を知るということだよね。

ぎりぎり夏か?

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
本州はまだまだ酷暑が続いておりますが、このところ急速に秋になった札幌です。

そんな中、2F病棟の「ぎりぎり夏祭り」は今年も大盛況でした。
院長の篠笛(ご自分で購入!こっそり秘密練習したようです)、山口先生の太鼓(youtubeで練習!インスタにも出ています)から始まったお祭は、綿あめやマグネット釣りなどの縁日が用意されたほか、スタッフのアイデアの「人間もぐらたたき」に「神の手が出てくる」ボーリングなどもあり、患者さんも童心に帰って楽しんでくださったようです。

圧巻はお神輿です。軽くするため段ボール製ではありますが、細工はかなり凝っておりまして、わっしょいわっしょいと患者さんが担いでくれました。今年もお賽銭が入れられたようです。
ボランティアせらのみなさんの協力もあり、お祭は大成功でした。私も患者さんが綿あめを食べるのをお手伝いして、とても幸せでした。
スタッフが楽しんでいると、患者さんにも伝わりますね。

さて翌週9/17はアルツハイマー月間ということで、当院でもはじめて「認知症のつどい」を開催しました。認知症の予防や対応方法、活用できるサービスや知恵などお伝えして、少しでも不安や困りごとが解消されたらいいなあと、認知症看護の認定看護師が中心となっていろいろ企画しました。
あまりお客さんがいなかったらどうしよう、と心配しましたが、思っていたよりもたくさんの方が来られてほっと胸をなでおろしました。

その二日後にはグループ病院から、認知症カンフォータブル・ケアの実際を学びに、看護師さんがいらっしゃいました。2日間、認知症ケアの現場を見学していただき、委員会にも参加しました。その方は現場の身体抑制を減らしたいという気持ちでいらしたのです。
当院の取組が少しでもお役に立てたらうれしいです。

合間には保育園で、先日収穫したじゃがいもを使って「いももち」を作り、みんなで食べておいしかったと写真が送られてきました。三角巾にエプロンを身につけたちびっこシェフたちが、ジャガイモをつぶしている姿のなんてかわいいこと! 園長先生(←私のこと)も一緒に作りたかった!

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
あちらこちらで、楽しい秋。

ふれあい病院祭は大賑わい

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
お盆も過ぎましたが相変わらず毎日暑いですね。
本州の方には怒られそうですが、札幌市民はこの暑さ×湿度に弱いなあと思います。

さて公式インスタグラムでも盛りもり載せていますが、移転後初の病院祭が無事終了し、ホッとしています。
引っ越しの時もそうでしたが、ぐずぐずした雨天が続いたかと思うと、その日だけぽっかりと晴れる。ほんとにツイております、私たち。
強力な晴男か晴女が、どこかにいるのでしょうね。

5年ぶりだと、旧病院での病院祭を知らない職員もおりますし、新たな場所ですから「おおよそこんな感じ」というのが読めないものです。

まあでも不安ばかり言っててもしょうがない。
最初はお客さんが少なかったけど、年々来場者が増えていくというのも楽しいじゃないですか。
だから大丈夫、大丈夫。売れ残ったら職員みんなで買いましょう。

と思っていたら、開場を前に近隣からたくさんの人が集まってきてくれました。
産直野菜売り場や焼きそばなどの縁日は大賑わい。
キッチンカーにも人だかりがしています。

ボランティアさんたちのバザーや押し花コーナーにも人が入っているし、ルイカの方もにぎわっています。
そんな光景にホッとしながら、病棟では通常業務も行われていて、職員に感謝です。
「ベッド上の入院患者さんに、このお祭り風景を見せてあげたい!」という要望にもお応えできました。

こういうとき「なんとかしよう!」と協力しあうのは、日ごろからの関係性かなと思います。
来年はもっといろんなこと、チャレンジしましょ。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
来月もいろいろあるよ!

祝!インスタグラム フォロワー数1000!

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
お盆を過ぎましたが、残暑というか、まだまだ本気の暑さが続いておりますね。 札幌は朝方涼しくなり、とんぼの姿も見かけます。急に秋になるのかも知れません。

さて昨年から始めたインスタグラムですが、フォロワー数が1,000人を超えました。
フォロワー数がすべてではない、とは言うものの、1,000という数字はひとつの目標にしていたので、とてもうれしいです。

病院の日常をお伝えするのって、実は結構気を使います。患者さんが映らないように、というのはもちろんですが、一方で患者さんにこんなケアをしています、ということも伝えたい。
おそらく伝えたいことの半分も出せておりませんが、それでも「いつもインスタ見てますよ」と声を掛けてくださるご近所の方や、ご家族からの声を励みに続けています。
就職を希望される方の中にも、よく見てくださっている方がいらっしゃいまして、先日「そこに患者さんは映ってないのに、写真の向こう側に患者さんが笑っている姿が想像できる」と言われたのです。
これは最上級の褒め言葉じゃないかと思いました。

ありがたいことに、当院のインスタチームは楽しんで投稿しています。通常の仕事に加えてですから、重荷になると申し訳ないなと思うのですが、次々と新たな表現方法をつかんでは実験を重ねています。

これからも、患者さんの笑顔が想像できるような、投稿を続けますのでお時間ある方はぜひご覧ください。(インスタグラムで「札幌南徳洲会病院」を検索してください)

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
仕事は楽しく、遊ぶように。

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