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2021年7月

小さな内覧会

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
北海道も連日の猛暑ですが、みなさまお疲れではありませんか?
体調を崩しやすいのでお気をつけくださいね。

さて、わたしども土曜日の午後に医療関係者向けの内覧会をしております。
コロナ禍でなければ、多くの方に見ていただきたいところですが、変異株が感染拡大しているので、密を避けて一組2名ずつ院内とクリニック棟をご案内しています。
ソーシャルワーカーと梶原師長が順に説明して約30分ほど。
みなさん明るいお顔で戻ってこられます。

「随所に小さな配慮があるのがわかります」とおっしゃっていただくと、私たちのこだわりが伝わってうれしく思います。
また「ここで働きたいです」とおっしゃる方もいます。リップサービスとは思いつつも、つい頭を巡らしてしまいます(笑)。
皆さんお休みの日にわざわざ遠くから足を運んでくださってありがたく思います。

待ち時間の合間に、たくさんの施設や個人から届けていただいた、胡蝶蘭や観葉植物たちに水やりをしました。本当にいろいろな方々が私たちを応援してくださってオープンできたんだなあと感慨深く思います。

玄関前とシュヴァービング広場の外に、ボランティアさんが花壇と畑を作ってくれました。
理学療法士さんが車いすの患者さんをそこまで連れ出してくれて、しばらくいっしょに畑で佇んでいました。声は聞こえませんが花の話で盛り上がって、しばし病気のことを忘れる時間がある。こういう何気ない光景をみるといつもうれしくなります。

ひとりの力は小さいけれど、こうしていろいろな力を借りて、私たちの病院が目指すところ=「ホスピスのこころを大切にする病院」を追い求めていくんだなあと思います。
現場の一人一人がその思いを実践していくこと、それに尽きるんですね。
案内係の職員にも、現場で働く職員にも感謝です。

今日もこのブログに来てくださりありがとうございます。
花壇の花たちにたっぷりと水をかけて、帰ってきました。

週末の楽しみ

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
新病院に来てようやく3週目に入ります。こまごまとした不具合はあるものの、少しずつ修正しながら進んでいます。

おかげさまでなんにも予定のない休みを過ごすことができるようになりました。
週末になると、まとめて朝のテレビ小説「おかえりモネ」を見ています。(ご注意!ネタバレあり)
苦労の女一代記ではなく、主人公ほか登場人物がみんな東北大震災の悲しみをまとっていて、それが少しずつストーリーの中で明らかになっていくときに、胸がひりひりとして泣かされます。これは朝見たら化粧が崩れて仕事に行けないですね~。
やりたいことというよりは、とにかく島から出たかったモネちゃんが、気象に興味を持ち「誰かの役に立てるなら」という価値を見出した時、ぐんと前進する姿を応援したくなります。これぞ朝ドラの王道ですね。
7/16で前半が終了しましたが、菅波先生とくっつきそうでくっつかなかった、これもまた伏線回収が後半にあるのかと期待させてくれます。
小さなことですが、菅波先生の診察室に、カレンダーが3か月分かかっているのにお気づきの方はいらっしゃいますか? ドクターが次の予約や薬を処方するときに、先々の日付と曜日を知るのに、だいたい今月を含めて3か月分のカレンダーをかけていることが多いです。医療監修を調べてみると、やまと在宅診療所というところがモデルで、実際に東京と登米市を行き来して往診をしているそうです。

菅波先生もモネちゃんから影響を受けて、絶対やらないと言っていた在宅診療に興味を持ち始めました。治療をしないと言い張るがんの患者さんに「患者の心は日々変わるもの、治療について迷ってもいいんですよ。」と言葉をかけ、もしかしてこの先在宅緩和ケアに入り込むのかなと期待している自分がいます。菅波先生にも過去に何か辛い出来事があったのかと思うのですが、それはきっと東京編で出てきそうです。

今週もこのブログに来てくださりありがとうございます。
前半の総集編も近々ありますよ~(回し者ではありません)

改めまして、札幌南徳洲会病院@平岡です!

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
移転して1週間が経ちました。6月の手帳を振り返っていたら、なんと中身の濃い一か月だったでしょう。そしてあっという間に7月も10日過ぎてしまいました。

7月5日は久しぶりに、そしてここに来て最初の朝礼がありました。
院長はかつて「東京オリンピックよりも早く新築移転したい」と考えていたそうで、図らずもオリンピックの方が延期になって夢が叶ってしまったことを話されました(ここで大きな笑いと拍手が沸き起こりました)。
前野総長は「ホスピスのこころ」を体現できる環境がようやく整い、感無量だとお話されて声が詰まってしまいました。
院長と総長の言葉に、なんとも胸アツの幕開けでした。

ときどきさまよっている職員が看護部を覗き込んでは「あー!ここが看護部なんですね」と声を掛けてくれます。部屋にいる間は、声をかけやすいようにドアを開放しています。近くには「チームケアステーション」という、誰でも利用できる休憩所があり、飲みたいときにコーヒーが手に入るのでうれしいなあと思っています。
病院は7月5日からオープンし、私は午前中受付と外来の中間あたりに立って、患者さんやご家族をご案内しています。
「立派ですね」「きれいな病院になりましたね」とお褒めの言葉をいただく一方で、入り口や駐車場についてのご不便をご指摘いただいているところです。それから里塚地区の方からは「ずっと近くに住んでいて、職員とあいさつを交わしていたのに、がらんとしてさみしいよ」とおっしゃっていただきます。そんな風に心を交わしてくださって、ありがたいことです。ちょっとうるっときてしまいました。

病棟は大方の荷ほどきが終わり、徐々に環境が整ってきました。「あれ、どこにしまったっけ」なんて言いながら、無駄足を踏むことも多いようですが、制服が木目の壁に映えて、みんなが元気に働いている様子を見るとうれしいものです。

さて、ここで声を大にしてお伝えしたいのは、今、看護師を募集しているっていうことです。
コロナのこと、引っ越しのことで、思うように言えなかったのですが、ようやくいろいろ整えようと、余力ができてきました。

ホスピスのこころを大切に、コロナ禍でもできうる形で寄り添う看護を提供していきたい。そこに共感してくださる方にきてほしい。もし転職を考えている方がいらしたら、お気軽にお問合せください。https://sapporominami.com/nurse/careers/

今日もこのブログに来てくださりありがとうございます。
なーんかいい感じ。

引っ越し完了!

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
2021年7月4日、無事新病院への移転を終えました。
短い時間でぎゅぎゅっと濃縮した移転作業でした。
気の小さい私は、前夜眠れなかったのですが、目覚めるとやわらかな日差しの朝、天候に恵まれてツイテいるな~と感じながら旧病院へ向かいました。

朝6:30の朝礼で院長がカウントダウンカレンダーの最後の一枚をめくり、手作りのくす玉を割ってみんなほっこりしました。「安全に患者さんを移送しよう!」「オー!」とこぶしを上げ、それから急いで新病院に向かい、今度は7:00からこちらの朝礼をして気持ちはひとつに。

救急車での搬送が始まり、新病院のスタッフは皆おちついて患者さんを迎え入れました。
新旧に搬送チームのリーダーを置き、それぞれLINEで連絡を取り合います。
患者さんが到着するとすでに用意されたベッドに移動し、「ここが○○さんのお部屋ですよ」「この窓から見える景色はきれいですよ」と声をかけています。
患者さんも緊張していたでしょうが、お部屋に入ると「きれいな病院ですね」とおっしゃっていただきました。

私の心配は霧散霧消。患者さん移送の重要ミッションの主役は主任・副主任たちです。
何も細かいことは言わなくとも、それぞれの脳内イメージが一致してて、すべて計算通りに進んでいきます。
みんなすごい!
患者さんを大切に運んでくれてありがとう。
そして今まで備品とベッドだけだったお部屋に、患者さんが入ることで病院として完成できた感じがしました。

11:30最後に運ばれてきた患者さんが無事病室に入り、看護師たちがケアしている姿を見て、つい感極まってしまいました。

あらかじめボランティアさんが整えてくれた花壇や飾り付けは後日ゆっくりお見せしましょう。
まずは無事に移送が終わってほっとしている私たちです。

今日もこのブログに来てくださり、ありがとうございます。
すべての関係者の皆様、応援して下さった皆様に、心からの感謝を。