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2022年3月

ワゴン販売はじめま~す

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
今、ちょっとおもしろいことを考えています。

これはとある患者さんのことばがきっかけでした。
Kさんは薬を飲むためにミネラルウォーターをご主人に届けてもらっていました。
ご主人は週に一度洗濯物と水やちょっとしたおやつの類を届けてくれるのですが、ミネラルウォーターが足りなくなってしまいました。
「売店にお連れしますよ」と言っても「私が代わりに買ってきますよ」と言ってもKさんは「夫に頼んだからいいの」と遠慮されてしまいました。

駄菓子やジュース、ご飯のお供に週刊誌。
お買い物って、楽しいですよね。
特に女性はそうかも知れません。
施設から受診に来られる方も、よく売店に寄っている姿を見かけます。
病気であることを忘れさせるひとときですね。

来月から試験的に各病棟に週1回、ワゴン販売が始まります。
デイルームで30分ほど、楽しいお買い物ができますように。

今日もこのブログに来てくださりありがとうございます。
チラシは少々盛ってますが(笑)、ご愛敬ってことで。

石垣先生の語る看護部長の仕事

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。

北海道は路肩の雪がだいぶ解けてきて、舗装道路が見えてきました。
そして東北の大地震があり、連日のウクライナ情勢も合わせて、心がざわざわと落ち着かないですね。
なんにもできずにおりますが、平和と日常生活が取り戻されることを心からお祈りしています。

さて去る3月12日、当院ではNPO「ホスピスのこころ研究所」主催の講演会が行われました。講師は石垣靖子先生です。
全国から320人もの人がオンラインで聴講されました。

私にとって石垣先生は同じ札幌の中にいらしても、雲の上にいらっしゃるようなお方でして、大変緊張しました。
これまでに何度も石垣先生の講義を受けたことがありますが、ささやくような優しいお声で、患者さんのことを物語られると、何百人もの聴衆がしんと静まり返って、先生の言葉を一言も聞き漏らすまいとする。
その空気の変わる瞬間がいつもすごいなあと思っています。

私は若い時、石垣先生のいらっしゃるホスピスで働きたいと考えたのですが「がんの患者さんを2,3年しっかり看てからいらっしゃい」とやんわり断られて別の道に進みました。
人生は巡り巡って今ここで看護部長をしていることの不思議を感じます。

今回先生の講義では珍しく、看護部長に対する叱咤激励もいただきました。
曰く、看護部長の仕事は3割が管理、3割がスタッフとの対話、3割が現場に入ること。
聞いていて顔がかあっと熱くなりました。
スタッフとの対話、現場に入ること、全然足りてません、私。
もっともっと現場に行かなければ。

そしてクラスターが発生したときに、患者さんの一番近くにいる看護師たちが、ケアはもちろんのこと、病室の清掃やごみ集めまでしなければならなかった現実に「なぜなにもかも看護師たちがしなくてはならないの?」とおっしゃいました。
石垣先生が静かに、でも強く憤っているのが感じられ、私はそのお気持ちを嬉しく思うとともに、昨年看護師たちに苦労を掛けたことを思い返して、目頭が熱くなりました。

そんな反省をした週末は、師長さんたちとオンライン歓迎会でした。
3月から転勤してこられた主任さんを囲んで、事前におつまみが配給され、zoomで開かれました。
師長会、とはいってもすっぴん&パジャマのゆる~い女子会で、子供さんもワンちゃんも一緒に参加しました。
リアルでちゃんと飲食できるのが待ち遠しいですね。

今日もこのブログに来てくださりありがとうございます。
今年は去年の分も楽しいことをいっぱいやりたいな!

初ファイターズ観戦@札幌ドーム!

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。

12月にプロ野球日本ハムファイターズの新監督に就任したBIG BOSSこと新庄監督。
私は監督就任会見を見てから、にわかファイターズファンになりました。
野球にはまったく関心がなくこれまで生きてきたのですが、選手を育て、お客さんを楽しませることを第一に考える新庄監督の言葉がとても心に響き、急に野球を見たい、監督を見たいという気持ちにさせられました。
朝礼でその話をしましたら「いままで球場に誘ってもすぐ断っていたくせに、急に変わるんだなあ」と院長に呆れられました。
はい、熱しやすく冷めやすいと自覚しております。

ちょうど病院の広報誌の原稿にそんなことを書きましたら、それを読んだ方からオープン戦のチケットをプレゼントしていただきました。
なんという幸せ。Mさん、ありがとうございます!

数えきれないほど札幌ドームで観戦してきた本物ファンのMさんに案内していただき、3月6日、オープン戦に初めて行ってまいりました。

試合前に捕手の鶴岡慎也さんの引退セレモニーが行われ、ダルビッシュ投手を始めとした、昔のチームメイトからのメッセージや胴上げなど、選手のことを知らない私でも、見ているだけで胸がきゅんとしました。
試合が始まるとあっという間に時間が過ぎて、おしゃべりしてる間に今川選手のホームランを見逃したりもしました。途中BIG BOSSがベンチから出てきて観客席に向かって手を振ったりすると、場内が拍手で包まれ、やはりスターの華やかな雰囲気になりました。

Mさんによれば、コロナ禍になってからは推しの選手の名前が書かれたタオルをかざすような静かな応援に変わったそうで、「本当はもっと応援自体が楽しいんですよ」と教えてくれました。

今日もこのブログに来てくださりありがとうございます。
まずは推しの選手を見つけようと思います。

丸椅子ではなくて

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
寒い日や雪の日が続いてますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

3月になり、正面玄関の黒板も春らしく変わりました。毎年恒例のひな祭りも開かれて、ボランティアさんがお菓子の詰め合わせや折り紙のお雛様を作って用意していただきました。それぞれの場所で、いろんな雛飾りがディスプレイされているのですが、ホスピス東病棟は入り口のところに手作りのお雛様が飾られて、しかもお内裏様がお雛様にぴったりと寄り添っているLOVE LOVEな姿に胸キュンです。

人間おひなさまも、お約束通りです。
今年はおひなさま役をSさんにお願いしまして、患者さんのお部屋を回って、ご一緒に写真を撮らせていただきました。
臨床宗教師の米本さんは、今や何のお仕事をしている人かわからないですね。
いつもありがとうございます。

先日院内をラウンドしているときに、あるご家族から、病室に置いてある椅子のことを褒めていただきました。
以前入院していた病院では、病室の中に丸椅子が一台だけで、長く付き添っているとお尻が痛くなって座っていられなくなったけれど、ここの病院は背もたれのある楽な椅子があって、ありがたいというお話でした。

そうなんです。気づいてくださってありがとうございます。
私たちも旧病院のときは丸椅子しかなくて(でも丸椅子って積み重ねることができて便利です)、病棟でも外来でも、付き添っているご家族がずっと座っているのにはツライですよね。背もたれがないと背中をしゃんとしていないとならなくて、それに座面も硬い。

移転前に師長さんたちとベッドや家具を見に行ったとき、みんなで一目ぼれした椅子があったのです。
背もたれとひじ掛けがあって、使わないときはたたんで立てかけて置ける。それも片手でできる。
少々重たいですけれど、これだとしっかりサポートされている感じがして長く座っていても疲れない。

というわけで、私たちがこだわった椅子をお褒めいただいて、とてもうれしかったです。

今日もこのブログに来てくださりありがとうございます。
他にもこだわったところがいろいろあったけど、忘れていきますね~笑