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2024年5月

病院ボランティア せらさんのこと

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
札幌もようやく自転車通勤できる気候になってきました。自転車って好きな時に好きな場所に止まれるからいいですよね。八重桜のぽってりした写真を撮る、夕陽を眺める。自由自在です。

さて、5/8にボランティア・グループせらさんの、感謝のつどいを開催しました。

最初に院長がせらの歴史を語りました。歴史、大事ですね。山坂ありましたもん。
それから昨年着任した事務部長が、ボランティアさんのおかげでとても癒される病院ですと伝えました。私は幹部がこうした行事を大切に思って出席し、感謝を伝えてくれるところがいいな、と思っています。(自画自賛 ふふっ)

つづいてホスピス病棟師長はスタッフの声を集めてきたので・・とメモを読み上げました。
・お楽しみ食の時に使用しているテーブルクロスはせらさんが作ってくれたもので、食事がより映えておいしそうに見えます。
・卵のひな人形は患者さんにとっても好評でした。
・季節の飾りつけを見ると春が来たのを感じられるという、患者さんの言葉。
・音楽療法で、せらさんが明るい雰囲気を作ってくれているおかげで患者さんの笑顔が増えた。
・(せらさんが作ってくれた)ベッドサイドのポケットは好評で、患者さんから売ってほしいと言われているほど。

2F病棟の師長さんからは
・患者さんの散歩に寄り添ってもらい、主婦友のようにおしゃべりで盛り上がった。
・患者さんの「背中掻いて」の要望になんと40分間も応えてくださり、患者さんが泣いて喜んでいました。
・患者さんの人生を聴く「聞き書き」をしてくださってる。本ができるのが楽しみ。
と写真入りの感謝のメッセージが届けられました。

ボランティアさんからもコメントをいただきました。
・以前から気になっていた病院で、ボランティア募集していると新聞で知り、応募した。活動に参加して世界が広がり、身内も患者としてお世話になった。とても感謝している。(それはよかった!)
・音楽療法のよりそいで、患者さんの表情が変わっていくのを見て、少しは役に立っているのかと感じた。(もちろんです!)
・患者さんが普通の生活を思い出すきっかけになっているのかな、と思う。(そう、それが社会の風)
・ボランティアは仕事でも趣味でもない活動。 認知症の方にマフを作ったら、とても喜んでもらえてうれしかった。効果を聴いて今は知人にも広めている。そしてドラえもんの「どこでもドア」と、病院のロゴマークをコラボさせたものを作成中です。(なんと!それは楽しみです!)

そしてコーディネータの鈴木さんが、なつかしい活動の写真を披露し、今年の活動計画を発表して終了しました。皆様へのお土産には上富良野の江花珈琲焙煎所から取り寄せた、おいしいコーヒーをプレゼント。 
私はね、思うのです。ボランティアさんがいなかったら、どんなに無味乾燥なことだろう、と。患者さんにとってもそうだけれど、ボランティアさんが無償でこんなにいきいきと活動していることが、職員にもいい影響を与えているということを。ボランティアのみなさんに支えられて、病院のまあるい雰囲気が醸し出されています。ありがとう、では言葉が足りないくらいです。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
社会の風をこれからも、細くなが~くお願いします。

今日の用と今日行くところ

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
連休はいかがお過ごしでしたか?札幌は割といいお天気に恵まれ、桜日和が続きました。

私は衣類の断捨離をして、友人とカフェでおしゃべりし、最後は今年初のお墓参りに行ってきました。
おかげさまで、のんびり過ごすことができました。
4日間というのはあっという間ですね。連休が始まる前はいろんなことができそうに思うのに、始まると案外時間はなくて、あっという間に夜になってしまう。「明日こそやろう」と思っても、そんなに詰めこめない。何も考えずぼんやりするのも大事な時間。そうこうするうちに明日から仕事、となるのが常ですね。

私の友人は定年後もバリバリ働いている人、家族の介護で忙しい人などさまざまですが、異口同音に言うのが「明日やるべき仕事があるってありがたい」ということ。
私は自分の退職後のイメージが今一つ湧かないのですが、家にじっとしているタイプではないため、きっと少し休んだら何か仕事をみつけて働きにいくでしょう。
好きなことが仕事にできたら最高ですが、さてそれはなんだろうな、と考えます。今からでもその好きなことに片足を突っ込んでおけたらいいなと思います。サードプレイスというところですね。
退職後の理想だなと思う方は、何人もいらっしゃるんですが、一人あげるとすると当院でボランティア・コーディネーターをしている鈴木孝子さんです。鈴木さんは当院の看護師長さんとして長年勤務されて、その間にリフレクソロジーやリンパマッサージの資格を取り、定年後はそれらの技術を活かして患者さんやご家族、職員にマッサージを施しています。それ以外の時間をボランティア・コーディネータとして活動している他、個人で聞き書きをして冊子を作ったりもしています。気さくで気配り上手、みんなから慕われて、ユーモアたっぷり。なんという充実した世界。本当に素敵な人です。看護師や管理者としての経験、好きなことがいっぱい詰まっていて、なおかつ人の役に立つことをしています。現役でいたときもこんな気持ちで働いていたら、もっと違っただろうなと思うそうです。それくらい、今が幸せということですね。尊敬しています。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
鈴木さん曰く「今日用(教養)と今日行く(教育)が大事だよ」