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看護部からのお知らせ

超人・杉並・トラつば

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
このところ札幌は寒の戻りです。う~さぶっ。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

「工藤さん、この本読む?」と院長から手渡されたのは「超人ナイチンゲール」(栗原康著・医学書院)という本。タイトルにインパクトがあるでしょう。書評を見て読みたいと思っていた本でした。ラッキー。
ちょうど地方出張があったので、JRの往復で8割がた読みました。
ナイチンゲールの伝記といっていいでしょう・・が、文体がすごくラフなんです。歌で言えばロック、、、いやラップが近いかな。だからするするっと読めてしまいました。ナイチンゲールの伝記を読むのは、大人になってから初めてです。クリミア戦争に従軍して、負傷者の療養環境を整え、その日常をデータで表して後年発表したとか、看護覚え書きを記したとか・・。功績はもちろん、そこに行きつくまでに軍の上層部を説得したり、国を動かしたりという、別な苦難もありありで面白く読みました。改めて思う、看護の基本は食う・寝る・出す・そして清潔に整える。そして回復を助けるんだな。

週末には、ようやく映画日和です。
今回見たのは「〇月〇日、区長になる女」というドキュメンタリー映画。2022年東京・杉並区の区長選挙がありました。緑が多く閑静な住宅街に、道路拡張計画があると知ったことからこの映画は始まります。計画通りだと自分の住む家が無くなってしまう。自分ごとになって初めて生活と政治が結びついていることがわかって動き出す人たち。
まあ、これ以上はネタバレになるのでやめておきますが、前段のナイチンゲールの闘いとも相まって、長期政権でだらんと伸び切ってしまった区政に「もうだまってられん」と物申す人たちの熱い思いがありました。久々に映画見て涙出ましたの。

朝ドラの「トラつば」も楽しく見ています。こういう賢いヒロインたちが男社会の中で「スンとせず」に、前に出ていく姿、今もまだまだ勇気がいると思うのです。世界の首脳が女性だったら、戦争にはならないんじゃないのかな、と誰かが言ってましたっけ。命を生み育てて、家計を切り盛りして暮らしていくのは女がずっと上手にやってきたことだから。でもま、今や性別にかかわらずですけどね。諦めきってないでちゃんと見極めて、投票しましょうね。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
「超人」と聞くと「ハルク」と思い浮かぶ世代。