虎に翼と子育てのこと
こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
連続テレビ小説「虎に翼」、毎日楽しみに観ています。おもしろいですねえ。役者さんがみんないい。主人公の伊藤沙莉さん、お母さんの石田ゆり子さん、花江さん役森田望智さん他大好きな役者さんがいっぱい出ています。
SNSや新聞でもさかんに取り上げられていることだけれど、私もこのドラマを見て考えることがいっぱいあります。
それは100年経っても、女性の役割や負担は変わってなくて、核家族だからなおのこと負担が増えているっていうこと。
私が学校に通っていた頃も、「結婚して良妻賢母」に進むのが女子としては王道、みたいな空気はありました。そんなしとやかな器ではなかったのは明白ですが、多少あこがれはありました・・・はは。
さて主人公の寅ちゃんは家族を養うために働くわけですが、子供は母と義姉にお任せします。そうでなければ時間にかまわず働くことはできなかった。
前作の「ブギウギ」でも、主人公はシングルマザー。目いっぱい働くために、お手伝いさんを雇って子供の世話を頼むわけです。同じくらいの時期の出来事だから、子供を安全に育てるためには、誰か信頼できる人の手が必要だったんですね。お母さんと花江ちゃんの存在、ありがたいね。
今現在、病院で働くママさんたちの状況を考えても、私の子育て時代とあまり変わってないなと思います。病院で目いっぱい働いて、家に帰って食事にお風呂、大量の洗濯物、明日の準備をしたらもう夜中。くたくたになって眠ってることでしょう。100年前と違うのは家電製品があること、お金さえ出せばなんでも手に入ること、でしょうか。
子育て中の夫婦の就業時間を思い切って15時までにするとか、家庭保育士のような制度を作り、ご近所でリタイアした人が家で夕方子供を見てくれて家事も手伝ってくれるとか(もちろん報酬アリで)、おばあちゃんが孫のために、仕事を休まなければならないときも、特別休暇になるとかね。
各家庭によって事情は違うから、お金をばらまくだけじゃなくて、具体的で選べるような方策がないと、子供を産みたいとは思えないんじゃないかなと思います。
私の父は、私とその子供たちを助けて暮らすことに晩年を費やしました。ありがたいことに帰宅すると晩御飯ができていて、雨が降ると学校に傘を届けてくれました。いつも子供ファーストでいてくれたから、私は好きな仕事に専念できたのです。父は、もっと他にやりたいことがあったかも知れないのに、頼りっぱなしで申し訳なかったなあと思います。
今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
歌もいいんだよね。サヨーナラマタイツカ