緩和ケアセミナーin sapporo 2023
こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
急に寒くなってきましたね。毎朝夏服の上にテキトーな上着をひっかけて出勤しています。
さて10/7(土)、法人グループの中で第4回目となる「緩和ケアセミナー」を開催しました。
今回は当院がホスト病院です。札幌市中央区の「道民活動センター かでる2・7」をお借りして終日熱い一日となりました。
コロナ禍で3年間できなかったので、しばらくぶりの対面式に緊張しましたが、蓋をあけてみたら実に和やかな会合となりました。
グループには全国に75の病院があり、その中に緩和ケア病棟を持つところが8病院、緩和ケアチームのあるところ、ないところもまだまだありますが、その中から約100名の方が集まってくださいました。
各施設の現状や、コロナ禍で緩和ケアをどのように行っていたかなどを発表し、後半は職種別の分科会を行いました。やはり面会の問題にはみんな頭を悩ませており、感染状況とのバランスに今も苦しい思いをしているところがありました。
思うように実習ができない学生時代を過ごした若手のナースは、基礎研修が中断されコロナ病棟の仕事を任せられてよくわからないままやってきたが、仲間と支え・励ましあって今日までやってこれた、と話してくれました。それを受けて「やっぱり一人でやっているわけじゃない、みんなに支えられているんだよね」と別の病院の主任さんが言いました。
会場の後ろには「ご当地みやげコーナー」を設けて、各病院から有志の方が持って来て下さったスイーツを並べました。北海道から沖縄まで、珍しい~有名なおやつがたくさんでテンションが上がりました。
当院看護部からも2人の師長が発表をしました。教育師長の梶原さんは緩和ケアを学ぶ看護師への教育体制について、当院で行われているELNEC-Jをグループ内で広めていってはどうかという提案をしました。もう一人棟方師長は認知症対応カンフォータブル・ケアを実践し続けることは、認知症緩和ケアと同義語じゃないかと気づいた、という内容の発表をしました。
発表後にはそれぞれ反響がありました。緩和ケア認定看護師さんが一人のところから、ELNECーJの講師を何人かで分担して、東・西日本でやれるのではないか、とか講師を派遣してほしいとか。
またあるドクターが棟方師長のところへやってきて「今日あなたの発表を聞いたのが一番の収穫でした。感動しました」と言っていただきました。
そのほか、何年も前に当院の緩和ケアを学びに来たナースが、今は緩和ケア病棟のある病院に転勤し、中心スタッフとして働いていると報告してくれたり、いままでポツンポツンとやってきたことが線でつながり面になりつつあることを実感しました。
なんともいえない、幸福感に包まれ会を後にしました。
今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
収穫の秋、て感じです。