病院ボランティア せらさんのこと
こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
札幌もようやく自転車通勤できる気候になってきました。自転車って好きな時に好きな場所に止まれるからいいですよね。八重桜のぽってりした写真を撮る、夕陽を眺める。自由自在です。
さて、5/8にボランティア・グループせらさんの、感謝のつどいを開催しました。
最初に院長がせらの歴史を語りました。歴史、大事ですね。山坂ありましたもん。
それから昨年着任した事務部長が、ボランティアさんのおかげでとても癒される病院ですと伝えました。私は幹部がこうした行事を大切に思って出席し、感謝を伝えてくれるところがいいな、と思っています。(自画自賛 ふふっ)
つづいてホスピス病棟師長はスタッフの声を集めてきたので・・とメモを読み上げました。
・お楽しみ食の時に使用しているテーブルクロスはせらさんが作ってくれたもので、食事がより映えておいしそうに見えます。
・卵のひな人形は患者さんにとっても好評でした。
・季節の飾りつけを見ると春が来たのを感じられるという、患者さんの言葉。
・音楽療法で、せらさんが明るい雰囲気を作ってくれているおかげで患者さんの笑顔が増えた。
・(せらさんが作ってくれた)ベッドサイドのポケットは好評で、患者さんから売ってほしいと言われているほど。
2F病棟の師長さんからは
・患者さんの散歩に寄り添ってもらい、主婦友のようにおしゃべりで盛り上がった。
・患者さんの「背中掻いて」の要望になんと40分間も応えてくださり、患者さんが泣いて喜んでいました。
・患者さんの人生を聴く「聞き書き」をしてくださってる。本ができるのが楽しみ。
と写真入りの感謝のメッセージが届けられました。
ボランティアさんからもコメントをいただきました。
・以前から気になっていた病院で、ボランティア募集していると新聞で知り、応募した。活動に参加して世界が広がり、身内も患者としてお世話になった。とても感謝している。(それはよかった!)
・音楽療法のよりそいで、患者さんの表情が変わっていくのを見て、少しは役に立っているのかと感じた。(もちろんです!)
・患者さんが普通の生活を思い出すきっかけになっているのかな、と思う。(そう、それが社会の風)
・ボランティアは仕事でも趣味でもない活動。 認知症の方にマフを作ったら、とても喜んでもらえてうれしかった。効果を聴いて今は知人にも広めている。そしてドラえもんの「どこでもドア」と、病院のロゴマークをコラボさせたものを作成中です。(なんと!それは楽しみです!)
そしてコーディネータの鈴木さんが、なつかしい活動の写真を披露し、今年の活動計画を発表して終了しました。皆様へのお土産には上富良野の江花珈琲焙煎所から取り寄せた、おいしいコーヒーをプレゼント。
私はね、思うのです。ボランティアさんがいなかったら、どんなに無味乾燥なことだろう、と。患者さんにとってもそうだけれど、ボランティアさんが無償でこんなにいきいきと活動していることが、職員にもいい影響を与えているということを。ボランティアのみなさんに支えられて、病院のまあるい雰囲気が醸し出されています。ありがとう、では言葉が足りないくらいです。
今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
社会の風をこれからも、細くなが~くお願いします。