あたりまえのことを粛々と
北海道では鈴木知事が国よりも早く小中校の休校を宣言し、外出の自粛という緊急事態宣言を出しました。
小学校が休校になるということは、低学年のお子さんを育てている親御さんにとっては大きな問題です。
子供を預けることができないと、安心して働くことができません。
何もしないと何が起こるか。
患者さんへのケアの質量に直結します。
帯広の病院では、看護師が多数休まざるを得ないため、外来の一部診療停止という事態が生じていると聞きました。
当院でも働くお母さんが多いため、どうするべきか悩みましたが、診療体制を維持継続するために、保育所で低学年児童の学童保育を拡大することにしました。
保育所の限られたスペースにお子さんを集めることには大きなリスクが伴います。
身内に預けられる人がいるときには協力してもらっていますが、支援を得られる職員の方が少ないのです。
コロナウイルスというのは今の時点で検査も容易ではなく、治療薬もわからず、連日情報のパンデミックともいうべき状態が起きていて、人々の不安を増大させています。
しかし、コロナウイルスという存在が例外的なのであって、インフルエンザでも対応は同じと考えれば、リスクをできるだけ最小限にして行動するしかないと考えます。
うがいして手洗いして掃除して、ちゃんとしたご飯を食べる。熱があったら休む。
日々その当たり前のことの繰り返しです。
今、病院の機能は保育士さんの双肩にかかっているといって過言ではありません。2018年の地震のときにも臨機応変な対応をしていただきましたが、ここが病院の要です。
落ち着くまで子供たちを守り、みんなが元気で働けるように支援しようと思います。
今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
普段から地域のコミュニティの力を蓄えて支えあえる関係性が必要だね。