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看護部からのお知らせ

転職リアリティ・ショック

今年も新たに仲間を迎えました。
コロナウイルスの影響で入職時オリエンテーションの開催も迷いましたが、机の間隔や換気を十分に行って開くことにしました。
大学院を修了して戻ってきた梶原師長にもたくさん手伝ってもらい、いい段取りができたと思います
(自画自賛)。
いつもならオリエンテーションの終わりは茶話会を行って、対話の時間を大事にしているのですが、今年は各師長と入職者の自己紹介にとどめました。
時事ネタとして「コロナウイルスの影響で変わった私の生活」というテーマでも一言答えていただきました。
外飲みを自粛している人、お子さんとゆっくり関わってる人、お子さんがご飯の支度をしてくれている人などなど、人となりが垣間見える自己紹介でした。

私は看護管理者になって今年で8年目になります。
毎年退職者を見送り、新たに迎えるということを繰り返しています。
就職を希望される方には、病院見学に来られたときに理念である「ホスピスのこころを大切にする病院」のお話をしています。
自分としては熱をこめて語っているつもりですが、初日のオリエンテーションで総長や院長からも聞くことで「看護部長の言ってることは本当だった」という風に思ってもらえているようです(笑)。
前野総長はホスピスを始めた人ですし、院長もホスピスをやりたかった人なので、最後に来た私の説明にはなんの矛盾もありません。
ありがたいことに入職者がたった一人の時でも、院長たちは熱を込めて話してくれるのです。
こうして毎年、同じ志を持つ仲間が増えてうれしいです。

ボランティア・コーディネーターの鈴木さんを紹介

転職というのはエネルギーのいることです。
それまでの経験や仲間とのつながりを一旦終えて、一度ゼロにすることから始まります。病院に対し期待感いっぱいだったり、あるいは厳しさを覚悟していたり、さまざまでしょう。
リアリティ・ショックというのはどちらかというとネガティブな反応について言われることですが、いい意味でのショックも感じられるといいなと思っています。

私は5年前にこの病院に着任したときがまさにそうでした。
優秀なソーシャルワーカーの働きや、院内の誰もが親切だったこと、緩和ケアを見て感じたこと。
今でも新鮮に思い出すことができます。
外から来られた人の新鮮なまなざしで当院の不備不足を教えていただき、なおかつ「ここへきて良かった」と思ってもらえるように願っています。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
春はいつもエネルギーに満ちている。