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看護部からのお知らせ

疲労する脳

この数か月間というもの、オンラインでの会議や勉強会などが増えました。
移動時間のロスや感染リスクを避ける意味においてはとてもいいなあと思っていました。
自宅で夕食後に講義を受けたり、対話したりしたあとすぐに寝られるのですからこんな楽なことはないなあと。

ただ、どうも疲れる。
体が疲れるというよりは脳が疲れる、そんな風に思います。
これは単純に加齢によるものかと考えていたところですが、
ネットで知ったにわか知識によると、人と話をするときには目と目が合うことで「わかってもらった」という承認欲求が満たされ、脳が報酬をもらったと感じるのだそうです。
オンラインでは自分も含めてみんな正面を向いているけれども、誰とも目が合ったという風には感じられないのですね。
常に脳が報酬を求めてさまようのでしょう。
だから疲れるのか・・。納得しました。

病院における面会も、感染リスクを減らす目的で禁止されているところが多くあります。
当院も一定の制限はあり、遠方の方にはLINE面会をお取次ぎしています。

実際の面会であれば、発した言葉の意味や声音、表情とかを五感で感じ取ることができます。
返事はなくても沈黙の中でお互いがわかりあえる時を過ごすことができますね。
LINEは顔が見えても、そこにまとう空気感が伝わりづらいですし、一言言葉を発したらなにか言葉で返さなければならないという感じが伴います。
そこが機械を通すから自然ではなくなる所以です。

リスクを最小限にしながら、人と人の絆を大事にする。
オンラインもうまく利用しつつ、これからも模索していくしかありません。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
脳を休めるには寝るのが一番ですね。そして美しいものを見ましょう。