学ぶ楽しさを!看護管理研修
先日、道内グループ病院の師長を対象に、管理研修が行われました。
今年はこういう研修の企画者側にいます。
忙しい中、現場を部下に託して勉強に来るわけですから、最高に魅力的な研修を企画しなきゃね、と腕まくりして準備したのです。
私はイベントとか研修とかを考えるのが結構好きでして、参加者にどうやって楽しんでもらおうかなあとか、この講義がしみ込むにはどうしたらいいかなあとか、参加者がいかに体感できる研修にするかという視点で、いつも作ろうとしています。
院内研修は人材育成の場であり、顧客へのサービスでもありますから。
7月の研修は副主任を、9月は師長、11月は主任を対象にしています。
年度初めに北海道ブロック長と念入りに打ち合わせし、研修の目的・目標をしっかり作りました。
構造が明確だと、何をすべきかわかりやすいですね。
そしてその意図を伝えて、応えてくださった素晴らしい講師の皆様・・濃い内容の講義に感謝しかありません。
自分の企画構想以上に講義内容が充実して、受講生が食い入るように聞き入っているのを見ると、後ろでついニマニマしてしまいます。
ついでに、先生方の講義の技術というか、人を引き付ける手法や技術をちょっとでも盗もうと思ったりして・・。
学習する人たちのレディネス(準備段階)は様々ですが、共通するのは組織の理念や使命を理解して、現場でひとりひとりが良いケアを実践することに尽きます。
そのために知っていてほしい知識は何か、身につけてほしいことは何か、プラス学ぶ楽しさや交流することで得られるものを体感してもらいたい。
そして「よし、元気もらった!明日からも頑張る」って思って帰ってもらいたい。
できれば「お、なんかちょっと変わったね。最近いい感じだね」と周りが気付くようになるといいなと思います。
だから事後レポートは「明日から私は何をする?」というのがテーマになっています。
それぞれの上役の方にはぜひともそこのところをしっかり読んでいただいて、それをテーマに対話をしてもらいたいなあと思います。
受講生が学びから何を実践しようと決心したのか、実際やってみてどうだったのか、が話に上って初めて研修が完成するのだと思います。
アンケートには
「管理者として行うべきことが、行動レベルで認識できた。業務に行き詰っている中で、とてもよいリフレッシュになった」
「グループ間の顔の見える交流はとても大切だと思いました」
「とても身にしみた意見や講義、もう少し早く参加する機会がいただけたら、目標管理や労務管理を深く考え実践できたのではと感じています」
などと書かれており、企画者冥利に尽きたのでした。
今日もこのブログにきていただきありがとうございます。
えーと、自画自賛てやつです。図々しいですね。