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看護部からのお知らせ

今日は誰も休んでません

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。

お盆が過ぎて朝晩の空気がひんやりとしてきました。
ブルーベリーもそろそろ終わり、じゃがいもの収穫がもうじきです。

「今日は誰も休んでません」
朝、師長さんたちからこういう報告があると、ほっとします。
それくらい、毎日誰かが休んでいるのです。
コロナウイルスの感染流行第7波。もういつ誰がかかってもおかしくはないこの状況。
患者さんだけじゃなく、職員や家族の報告が連日続いています。
職員が休むごとに、勤務変更する師長たちの苦労も並大抵ではありません。
そして出勤している職員の仕事は当然増えるわけで、みんな疲れています。
でもこればっかりは、お互い様。
明日は我が身に起きるかも知れないから、助けあっていかないとね。

私どものような小さな病院でさえこの状況ですから、急性期の大病院はもっと大変な状況でしょう。
テレビニュースで「病床使用率は46%」というと、「なんだまだベッドは空いてるんじゃない」と思われるかもしれませんが、実際は働く人が何割か少ない状況です。

だから「誰も休んでません」という声を聴くと、心底ほ~っとします。
「誰それが復帰してきました」というと、もうそれ以上のことはないというぐらい御の字です。

コロナ以前は「微熱ぐらいでは仕事は休まない」という感覚が普通でした。
だから今のように自分や家族の体調に気をつけて、少しでも具合悪ければ休息をとるというのは、大事なことなんですよね。
人のケアするのに、まず自分たちが健康でなければ。
これが当たり前の姿とすると、人が100%揃っていないことを念頭に置いて仕事の組み立てが必要になる。
既成の概念から飛び出してもいいもの、簡単にできること、もっとあるんじゃないかな。

10年後くらいに今の時代を振り返った時「あの頃は熱が出ると出勤停止してたよね」と、言うのかも。
予防と治療が進化していることを願って、2022年8月の備忘録として書いてみました。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
今できる最善をする、ただそれだけ。