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看護部からのお知らせ

予選で入賞! 業務改善発表会

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
札幌は再び冬景色です。この、降ったりやんだりしている時期が一番寒く感じます。

さて11/22「いい夫婦の日」に、北海道・東北ブロックの業務改善発表会の予選が開催されました。
11の病院がそれぞれ力作を発表して、審査員が評点をつけ1~3位までが本選に出場することができます。
今年はホスピス西病棟からの発表でした。電子カルテシステムを使って、褥瘡予防に役立てたことを2年かけてまとめたものです。
病気のために体を自分で動かせなくなると、皮膚の血流が悪くなって床ずれ=褥瘡ができてしまいます。痩せていたり、あるいはむくんでいたりするとなおその状態に陥りやすくなります。また一旦褥瘡ができてしまうと、なかなか治りづらいもので、それは栄養を含めた全身の状態とも関係します。日々の看護師の観察とケアが重要な役割を持っています。
実際この取り組みを始めてから、褥瘡発生率が激減し、副次効果として入院時にすでにできていた褥瘡も治癒するケースが多くなりました。
発表の前日、「発表練習を聞きに来てください」とホスピス師長に言われて、教育師長と一緒に席に着きました。やってきたことを図表にまとめ、人にわかりやすく伝えるのは、とにかく準備がだいじですね。小さなほころびを修正し、準備は整いました。あとは落ち着いて発表に臨むだけ。若手のホープが発表です。

当日は発表も滑らかに、質問にも落ち着いて答えられました。
休憩時間のあと、本部審査員長からの講評がありました。驚いたのは「これは患者さんのQOLの本質であり、看護の原点だ」と言われたこと。業務改善というと、コストの削減や作業の効率化を主に評価されがちですが、看護の質について評価していただき、本当にうれしかったです。
そして3位に入賞し、本選出場権を得ました。
この後もう少しブラッシュアップして、臨みたいと思います。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
何ごと、積み重ねだね。