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看護部からのお知らせ

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こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
札幌は朝晩の気温が下がってきて、ようやく秋らしくなってきました。

病院の西側に、在宅緩和ケアのクリニックと訪問看護ステーションがあり、日ごろから連携しています。在宅の患者さんが入院されることもありますし、入院していた患者さんが家に帰られて訪問診療や看護と繋がる場合もあります。

家に帰られた患者さんはいったいどんな風に過ごしているのだろう。
百聞は一見にしかず、ということで病院ナースは訪問看護ステーションへ見学に。月に2人ほど、ぽつりぽつりと行っています。

在宅医療というのは、患者さんやご家族の「入っていいですよ」と許可が得られなければ成立しない世界です。その方、そのご家族の歴史や文化に足を踏み入れるのですから、こちらもそれなりの覚悟や礼儀作法が必要です。

今年もこの研修を始めて、看護師たちのフレッシュな気づきがレポートに書かれたので、少しご紹介したいと思います。(表現は少し変えています)

―こんなに笑って話す患者さん、こんなに明るく面白いご家族であることに、入院中は気づきませんでした。入院中に私たちが見る姿は断片的だと感じました。

―入院中は自分の勤務時間の中で症状や状況に応じたケアを実施しますが、在宅では今訪問中のこの時間内に、これ以降に起こりうることも含めてアセスメントし、決定していかなければなりません。それは症状から環境・家族の介護力まで非常に幅広い範囲です。看護師の力を感じました。

こんな風に、患者さんやご家族、そして訪問看護師についての見方が変わりました。

―これまでも患者さんやご家族の想いを大切に関わってきたつもりでした。しかし在宅を希望される患者さんの姿を、本当の意味で想像できていなかったこと、それを患者さんやご家族に合ったやり方で、聴いたり伝えたりすることはできていなかったと感じました。

―これからは患者さんやご家族の想いを確認し、尊重するケアをしたいです。退院前カンファレンスに向かう心持がかなり変わりました。

価値ある研修になったのは、訪問看護スタッフのチカラによるもの、そして行った本人の感性、何より受け入れて下さった患者さんとご家族のおかげです。 ありがとうございました。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
家がいいんだよね、やっぱり。