コーシーの日
毎年春に、ボランティアさんの感謝の集いというのを開いているのですが、今年はコロナウイルスの影響で中止になりました。
感謝の集いというのは、日ごろ患者さんや病院のために立ち働いてくださるボランティアさんに、感謝の気持ちをお返ししよう、ということで病院幹部や師長さんと一年を振り返りお茶とケーキでする懇談会のことです。
昨年は会場も狭い場所しか取れず、今見ると超3密!と気を揉むような景色です 笑。
今年はそれに代わる何かができないかな~とホスピス師長とボランティアコーディネーター鈴木さんと一緒に考えました。
そしてボランティア活動の写真をアルバムのように作成し、病院の職員からのメッセージを添えて送ってはどうか、ということで決まりました。
日々撮りためている日常風景の写真がこういう時に役に立ちます。
現在のボランティア活動は、患者さんに直接交わらないことだけ細々と継続しています。
その中でも手作りマスクの製作は多くの方に喜んでいただきました。
最初はボランティアさんたち自身のために作り始めたマスクでしたが、患者さんの中には外に買いに行くことができない方もたくさんいらっしゃったので、材料費実費で手売りしてとても喜ばれました。それがボランティアさんには励みになり、さらに改良版が次々と作られていきました。
最新は東京都知事の「百合子マスク」経産省大臣の「西村マスク」というものです。
それから連休中の5月4日。
ふと思いついて「コーシーの日」と勝手に名付けた日の午後3時。
ボランティアさんたちがそれぞれのご自宅で、一緒にコーヒーを飲んで気持ちを一つにしましょうと呼び掛け、初めてのzoom会を開催しました。
2,3名集まれるかしら・・・と思っていたら、なんと職員も合わせて13名!
zoomの接続をご家族に手伝っていただき「リモート飲み会にあこがれていました」という方もいて、可能性の広がりを感じました。
音楽療法士の先生も参加し、ピアノをその場で弾いて合唱したりして楽しい時間を過ごしました。
ZoomはできないけれどLINEから、同じ時間コーヒーを準備しましたよ、という写真が届いたり、わざわざお葉書を送ってくださった方もいて、温かい気持ちの溢れる日となりました。
今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
新たな可能性の発見。