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看護部からのお知らせ

クリスマスカード

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
先日ソーシャル・ワーカーのTさんが、看護部にクリスマスカードを持って来てくれました。
大きな赤い封筒に入っているそのカードは、今年ホスピスで亡くなられた方のご家族が、わざわざ届けてくださったものです。
Tさんから聞いた話によると、そのご家族は「この病院に入院していたとき、主治医や病棟の看護師さんはもちろんのこと、事務の方や給食の方、それ以外にもお会いすることはなかったけれど、お世話になっていたと思う。そういう、目には見えなかったたくさんの方にお礼を伝えたくて、このカードに込めました」とおっしゃったのだそうです。
この話を看護部長から発信してください、と託されました。

そんな風に思ってくださったこと、とてもうれしく思います。仰る通りで、入院患者さんやご家族にとって、日ごろ見えているのはもちろん病棟で働く職員ですが、病院というところは多職種の集まりです。一度も会わない人がほとんどかも知れませんね。

私が病棟師長をしていた時、研修でこんな話を聞きました。
「患者さんが退院するとき、お礼を言って帰られる方がいらっしゃいますよね。それは直近までケアしてくれた看護スタッフに対するものだと、勘違いしていませんか?その方が外来から入院して退院するまでのプロセスに、いろんな人が関わっています。手術を受けた場合は、手術室のスタッフのことなど覚えてないでしょうけれども、その人たちのしてくれた治療や看護も含めて、感謝を述べて仰っていることを、勘違いしないように」

視点は違いますが、本質は一緒。

託されたカードはキラキラと電飾がついては消え、ボタンを押すとクリスマスの曲が20曲も流れます。先週朝礼でもお話して、カードに込められたお話を伝え、回覧している最中です。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
あったかいプレゼント、ありがとうございました。