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看護部からのお知らせ

お花見・野点・緩和ケア

こんにちは。やさしさビタミンブログの工藤昭子です。
急に温かくなり、札幌は一気に新緑と花の季節となりました。やった~なんかうれしいです。

先日ホスピス(=緩和ケア病棟)の患者さんとお花見に出かけてまいりました。
近くにある平岡樹芸センターに、いつもお世話になっております。
施設管理のスタッフが車を出してくれて、ドクターやナースなどスタッフと一緒に出掛けます。
ご家族とは現地で合流することになっています。これもうれしいひとときですね。

皆様の日ごろの行いが良いおかげで、晴天に恵まれ絶好のお花見日和。
今年はなんと野点までやるという!!スペシャルお花見です。
お琴演奏でボランティアをしてくださっている、Oさんのお知り合いでMさんという煎茶道の先生とのご縁をいただきました。

舞台を作るのに、せらの皆さんで衝立を手作りしてくれました。満開の八重桜の下、専用のテーブルを置き番傘を立てて、自然の中に和のしつらえです。
Mさんが教える生徒さんたちがお着物を着ていらして、お茶を入れてくださいました。なんと優雅で所作の美しいこと。

「一煎目をまず飲んでみてください。甘く深い味わいを楽しんで。そのあと京都から取り寄せたお菓子を口に含んで、これは口にいれるとふわっと溶けますから。お菓子をいただいたあとに今度は二煎目をお飲みください。さっきとは違う味わいを感じるでしょう」と教えていただくと、期待が高まります。
一口サイズの小さなお茶碗にさわやかな緑色のお茶。口に含むと確かに甘く、深い味わい。おいしい。

患者さんやご家族もおいしいねと口々に言いながら、味わっていました。
明るい日差しの下で、舞い散る桜吹雪の中、みんなでいただいたお茶。
記憶に残るお花見となったことでしょう。スタッフにとっても、おもてなしを受けた豊かな時間でした。
Mさん、教室の皆様、ご縁を結んでくれたOさん、そしてボランティアグループせらの皆様
ありがとうございました。

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
お茶、ゆっくり煎れてみよう。