年: 2012年

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    札幌ホスピス緩和ケアネットワーク特別講演会

    昨日、上記の特別講演会が道新ホールで開かれた。第一部はケアタウン小平クリニックの
    院長の山崎章郎先生。第二部は「つながる」と題してのシンポジウムだった。シンポジストは
    計5名が登場しました。

    第一部の山崎先生は本来なら昨年この講演会に来る予定でしたが、昨年3月の東日本大震災の
    ため、診療所を離れられず来道が中止。今年はその代わりということでいらっしゃいました。
    いつものゆっくりとした話からは、山崎先生の思いが伝わってきました。
    外科医として一般医療現場ではがん患者のターミナル・ケアには限界があると感じ、
    外科医からホスピス医へ転身。約10年以上聖ヨハネホスピスで働いていたことに満足を
    感じていたが、現在の医療制度ではホスピスケアが提供されるのは、がんの終末期の患者さん
    とエイズの患者のみという現実が目の前にあった。それ以外の患者にも提供されるべきであり
    そのためには、そのまま聖ヨハネホスピスにはとどまれないと思い、地域に出て行こうと
    考え、ケアタウン小平クリニックを立ち上げた。山崎先生はそれをコミュニティケアと呼んだ。

    現在、ケアタウン小平クリニックでは常勤医3名で常時100名近くの在宅患者を診ている
    とのこと。そのうちがん患者は約30名とのこと。地域にホスピスケアをどのように提供して
    いっているかを学ぶことは、私たちの今後にもとても参考になると思いました。

    約4年前に当院の在宅部門としてホームケアクリニック札幌を立ち上げ、順調に来ていますが、
    がん専門の在宅に特化しています。ここで更に在宅医療を進めるためにも、札幌南青洲病院が
    再び在宅の方に力を入れていくことが必要だと、講演会では感じました。

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    PEACE・Orange Balloon Project5周年フォーラム

    昨日、標記フォーラム出席のため、東京へ日帰り出張に行ってきました。朝1番の飛行機で
    千歳から羽田に出て、最終便で千歳に戻ってきました。千歳ー羽田便はたくさんあるので、
    東京は日帰り圏だということを実感しました。

    東京は、ちょうど雨模様となり肌寒かったです。札幌より暖かいと思い、防寒具を持って
    いかなくてもいいかと思いましたが、出発直前に家から千歳まではやはり寒いから持って
    行こうと思いなおしたのが幸いでした。東京もはっきり言って寒かったです。
    天候のためか、フォーラムの出席者は少し少なめでちょっと寂しい感じがしました。

    ここでPEACEプロジェクトについて少しお話をしておきますと、平成18年6月に成立した
    がん対策基本法に基づき、平成19年6月にがん対策推進基本計画ができました。そこには、
    すべてのがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについての基本的な知識を習得
    することが目標とされました。そこから、日本緩和医療学会が中心となり、緩和ケアのための
    医師教育プログラム(PEACE)を開発しました。平成20年4月から、指導者を育成し、また
    全国で緩和ケア研修会を企画し始め、4年が経過したところでした。

    PEACEプロジェクトが進み、この2月までで、研修指導者は2千人以上、緩和ケア研修修了医師は
    3万人を超え、当初の目的を達していると思います。やはり、国が方針を決めると、それに
    向かって物事が進んでいくんだなあと感じました。

    一方、Orange Balloon Project(オレンジバルーンプロジェクト)について説明すると、
    こちらは厚生労働省から、ぜひ「緩和ケア」というものを市民向けに啓蒙してほしいという
    依託でした。
    このプロジェクトは当初からかなり苦戦をしたようです。市民に一体どうやって「緩和ケア」
    を知らせていくのか。そこから始まりました。みなさんは、オレンジ色の風船に顔が描いて
    あり、その横に『がんになったら、緩和ケア』と書かれたポスターを見たことがありますか?
    当院に来たことがあったり、ホスピスに興味がある方なら、見たことがあると思いますが、
    かなり知名度は低いようです。
    プロジェクトの最初の年は、「がん」という言葉入っているだけで、まだ自分は関係ないと
    思う市民が多くて、イベントでオレンジバルーンプロジェクトのブースを出しても、誰も
    来てくれないという様子だったようです。その後も、がんには興味があったりしても、まだ
    緩和ケアではないという人が多かったようです。
    2010年の時点でも、緩和ケアという言葉も内容も知っている市民はまだ20%に満たないと
    いうデータが出ており、全然増えていないようです。
    今後、このプロジェクトが進めばいいか、みんなの知恵が必要だったようです。

    今後の緩和ケアの普及は続いていきます。その中で、自分のの立ち位置を常に考え、当院の
    あるべき姿を考えなくてはいけないと思い、東京を後にしました。

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    たこ焼き

    先日、妻の友人からたこ焼きセット(たこ焼き器やたこ焼きの具材一式)を借りて
    自宅でたこ焼きをやったところ、たこ焼きを作るのも楽しいし、おいしいたこ焼きが
    すぐに食べられて、かなり子供たちにヒットしました。
    これは、我が家でも自前でたこ焼きができるようにしようということになり、同じような
    たこ焼き器を買おうか、それともたこ焼きができるホットプレートを買おうか、などと
    色々議論になりました。
    そうしていると、家に電磁調理器があることがわかり、結局通信販売で「たこ焼き鉄板」を買うことになりました。

    その鉄板が着くとすぐにたこ焼き作成にトライ! 一度に24個を焼けるたこ焼き鉄板を
    電磁調理器に乗せて調理すると、みごとにたこ焼きができるではありませんか。(あたりまえ!)
    子供たちも串をもちながらたこ焼きをひっくり返し、順番に焼けるのを待ちながら、食べました。
    とても楽しみながらのたこ焼き時間となりました。
    1回につき約1時間ぐらいかかりましたが、たこ焼きを食べておなか一杯になり満足。
    これからも続くでしょう。「たこ焼き鉄板」恐るべし。

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    3月3日

    今日はひな祭り。ホスピス病棟では先日一足先にひな祭りを行いました。
    詳細は「ひだまり」ブログを見て下さい。それ以上のことはここでは触れません。

    私は当直でした。午前中は土曜外来。そのまま当直でした。
    おだやかに過ぎた当直でした。よかった、よかった。

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    うるう年

    今年は閏年(うるうどし)。2月が29日まであります。2月29日生まれの人は、毎年
    誕生日を行うのでしょうか?それとも4年おき?そしたら年齢を全然取りませんね。
    いつまで経っても幼児。そんなわけはありませんね。

    さて、今月も明日が最終日。気がつけば今年も2ヶ月が過ぎました。来月は卒業
    の季節ですね。
    今年の冬はかなり寒かったと思いましたが、外も随分暖かくなってきましたね。
    外出には帽子、マフラー、手袋が必需品でしたが、徐々に無くても大丈夫になって
    きていますね。

    院長室からの今朝の眺めです。朝日も6時30分には昇るようになりました。冬至から
    2ヶ月。ゆっくりと春が近づいています。

    2012-02-27

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    院内ACLSコース

    今日は土曜日ですが、病院内の職員向けにACLS(二次救命処置)コースの
    勉強会を開催しました。当院は、救急車がたくさん来る病院ではなく、心肺停止の
    患者さんを扱うことは少ないのですが、それでも病棟内で患者さんが急変すること
    も十分あり、職員には基礎知識としてもACLSを伝える義務もあるため、毎年
    開催しています。毎年年度初めにBLS(一次救命処置)コースは全職員向けに開催し、
    シュミレーターの人形を使っての蘇生法はやっています。当院の職員のほとんどは
    胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)とAEDを使うということは一度やっています。

    今回のACLSは更に、一歩進んで病院内で急変したときの対応をみんなで学ぼうと
    いう趣旨です。本当のコースは2日間ぐらいかかるのですが、エッセンスだけを伝える
    勉強会を行いました。短い時間ではありましたが、シュミレーターを使いながら普段
    はやったことのない気管内挿管や電気的除細動器での実習を行いました。

    受講者からはもっと実技をやりたいとのお言葉を戴きました。

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    開業医のための緩和ケア研修会

    2月11日、12日と二日間にわたり上記の緩和ケア研修会が札幌で開催されました。
    今回の主催は札幌ホスピス緩和ケアネットワーク。私もその一員としてお手伝いを
    させてもらいました。場所は大通り西6丁目にある北海道医師会館。目の前では札幌
    雪まつりが開催されていました。

    参加者は開業医さんを中心に21名、その他看護師さんや薬剤師さんが11名の計32名
    でした。ちょうど札幌ではインフルエンザが猛威をふるっていた時期でしたので、必ず
    欠席者がでると思っていたのに、2日間とも一人の欠席者・遅刻者がいませんでした。
    参加者みんなのモチベーションの高さを感じました。
    緩和ケア研修会も全国で開催され始めてから、もう5年近くが経っております。私も
    平成21年に緩和ケア研修会の指導者講習会に出てからは、幾つかの研修会に呼ばれて
    お手伝いをさせてもらっています。がん診療連携拠点病院で行われる研修会には、なかなか
    開業医さんたちも出ることが難しいという声があり、今回、札幌ホスピス緩和ケアネット
    ワークが中心となり、企画したのでした。2月の連休中、それも札幌雪まつりの最中と
    いう時期としては良くないのではと思っていましたが、開業医さんたちには連休だった
    ことから逆に参加しやすかったようです。地域で患者さんをみている開業医さんたちの
    緩和ケアの知識の整理にも役だったようですし、何しろ明日からの臨床に生かせるという
    言葉を聞いて、とてもうれしかったでした。

    貴重な連休を使っての研修会でしたが、参加者のやる気を感じ、この会をやって良かった
    と思いながら、地下鉄に乗って家に帰りました。

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    キャンプイン

    2月になり、日本のプロ野球は春季キャンプが始まりました。これから各球団は約1ヶ月
    キャンプでじっくりとトレーニングをし、紅白戦、オープン戦を通じ実戦感覚を養い、
    一軍で使える選手を見極め、そして3月30日の開幕戦へとつながっていきます。

    われらが北海道日本ハムファイターズは沖縄でキャンプを行っています。今年から
    ダルビッシュが抜けたのでかなりの戦力ダウンは免れないとは思いますが、若い選手が
    多いので、また新しいファイターズができあがるのを楽しみにしています。
    ファイターズは、若い選手をきちんと育てるのが得意なのだと思っています。若い選手を
    2軍でしっかり育てて、1軍に送り込む。その流れができていると感じています。
    新しい栗山監督のもと、今年も応援したくなるシーズンを送りたいと思います。
    開幕戦が楽しみです。

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    今年も一月が過ぎました

    今日は1月31日。2012年が明けて、新年が始まったかと思ったらもう1ヶ月が過ぎました。
    私の子供の学校ではインフルエンザで学年閉鎖だそうで、今日から木曜日まで学校は休みだ
    そうです。病院の外来でも年末から急にインフルエンザA型の方の診察が増えたなあと
    思っていましたが、学年閉鎖になるまで子供たちに流行しているとは思いませんでした。

    職員の家族にもインフルエンザが出ています。寒い日が続き、うがい・手洗いをしっかり
    やってインフルエンザを予防しましょう。

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    ダルビッシュ退団会見

    昨日、我ら北海道日本ハムファイターズが誇るエースのダルビッシュ有投手の
    退団会見が札幌ドームでありました。ファイターズファンの一員としては、
    このままメジャーに行かないで日本に残ってほしい気持ちがありましたが、やはり
    さらなる上のを目指すにはメジャーリーグしかないし、ダルビッシュが挑戦するなら
    退団も仕方がないと思っていました。レンジャーズ入りが決まり、昨日の会見を
    TVで見て、やはりダルビッシュはすごいと思いました。

    約40分ぐらいの会見でしたが、なんともさわやかな会見で、北海道のみんなが
    ダルビッシュ頑張れ!という気持ちが伝わる内容でした。

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    勤医協中央病院の緩和ケア研修会

    昨日、今日と勤医協中央病院の緩和ケア研修会にファシリテーターとして参加してきました。
    何度か、このブログにも書いているので知っている方もいるとは思いますが、緩和ケア研修会
    とは、厚労省が平成19年6月に制定した「がん対策推進基本計画」において、がん診療に従事する
    すべての医師か緩和ケアに関する基本的な知識を身につけることを目標としており、そのプログ
    ラムとして「緩和ケア研修会」が作られました。日本緩和医療学会が厚労省の委託事業として
    行っており、一定の財源の補助の下、各病院で開催されています。
    今回は、がん診療連携拠点病院ではありませんが、市中総合病院として勤医協中央病院が
    緩和ケア研修会を企画したので、お手伝いに行ってきました。

    今回の緩和ケア研修会の企画責任者は当院でも働いたことのある小林良裕先生でした。小林先生は
    平成19年3月まで当院に勤められ、4月より勤医協中央病院に緩和ケア病棟を作られるため、
    緩和ケア科部長に就任された方です。私たちにとっては、仲間内の先生の一人です。
    現在、勤医協中央病院の緩和ケアの中心的存在です。

    今回は私だけでなく、ホームケアクリニック札幌院長の前野先生も一緒にファシリテーターとして
    参加しました。

    研修会は、勤医協中央病院では初めてだったので、出席者全員が医師でした。計28名もの
    やる気のある医師を前にして、2日間活発な研修会ができました。

    この研修会を終えて、基本的な緩和ケアの知識はもうかなり一般病院に普及していることを
    実感しました。

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    寒い日が続いています

    このところ寒い日が続いています。札幌でも毎朝-10℃になっています。
    今年に入って早半月が過ぎました。最近は朝が起きられません。みなさんはどうでしょうか。
    毎朝目覚まし時計は鳴るのですが、もう少しもう少しと思ってつい布団に入っている時間が
    長くなっています。
    そして、布団から出て、朝食を摂って家を出る時間も遅れがち。もちろん遅刻はしないの
    ですが、どうも時間にルーズになっている自分がいます。
    寒い朝でもすっきり目覚める方法はありませんか? 誰か教えて下さい。
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    仕事始め

    今日から仕事始め。朝8:30に病院の講義室に集まり、恒例の新年最初の朝礼がありました。
    毎週月曜日の朝礼は院長からのお話として、色々な話をさせてもらっているのですが、
    やはり新年最初は何を話そうかと考えてしまい、前日の夜から眠れませんでした。( ?)

    今年は、まず「挨拶」から始めること。出会う人が知っていても、知っていなくても
    「おはようございます。」「こんにちは。」 やはり挨拶をするとその場の雰囲気が良く
    なりますよね。当院の理念の一つである「ホスピスのこころを大切にする病院」はおもてなし
    のこころです。その最初に行うことはやはり”挨拶”。職員のみんなに大切にしようと
    話しました。

    また、徳洲会グループのトップである徳田虎雄はいつも夢と希望とロマンを持ち続けること
    を私たち院長に訴えています。私の夢は昨年に引き続き「新病院建設」。この病院をよりよい
    病院にしていくためには、今年もこの夢を実現すべく頑張りたいと思います。

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    新年明けましておめでとうございます

    明けましておめでとうございます。年が明けて、平成24年となりました。
    昨年も色々とありましたが、今年はみなさんにとっていい年になりますようにと願わずには
    いられません。

    昨日の大晦日は、恒例の紅白歌合戦を見ている内にお酒が回ってしまい、うたた寝。気がつけば
    もう紅白歌合戦は終わっていました。子供に「どっちが勝ったの?」と思わず聞いてしまいました。
    紅組が優勝したのですね。9年ぶりだそうです。しかし、お酒に弱くなってしまった。すぐ眠くなる。
    今朝も起きるのがやっと。本来ならいつまでも眠っていたかったのですが、今日は日当直の
    ため、いつものように病院に出てきました。現在、仕事中。

    札幌は、朝はいい天気だったので、家から朝日が拝めました。一番下の子供と一緒に家の中から
    初日の出を見ました。今年もがんばるぞ。

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