先週の土曜日、今年2回目のひだまりの会(ホスピス病棟の遺族会)が開催されました。今回は、
11家族19名のご家族が参加していただけました。
今回のホスピスの遺族会は、平成26年4月から平成28年3月までの2年間で当院のホスピスで亡くなられた
方のご遺族に対して開催しています。前回の9月と今回の10月の2回開催することで、できるだけ多くの方が
来ていただけるように配慮しているのと同時に、たくさんのご家族がいらっしゃると我々スタッフとゆっくり
お話ができないことが過去にあったため、年に2回開催しています。
今回もいつもと同じように暖かい時間となりました。懐かしいご家族が久しぶりに病院に来られ、担当だった
スタッフ(看護師、ソーシャルワーカー、医師達)に会うだけで、言葉にできないものがあふれます。
遺族会の中では色々な立場の方達からお話を聞きますが、なかなか亡くなった患者さんのことを忘れることが
できず、この病院の近くに向かうのも勇気が必要だったけど、今回思い切って来てよかったと言われる方。
病院に向かう道を走っていると、入院していたときのことが思い出され、なんとも言えない懐かしい感じを
感じられた方。スタッフに感謝を伝えたくて、いらっしゃった方。
毎年開催していると、このような会(遺族会)をやっているなんて素晴らしいと言っていただけるご家族が
必ずいます。外国のホスピスの要件には、ご遺族に対するグリーフケアを提供することということが
必須条件になっています。当院のグリーフケアもこの遺族会だけでは十分とは思っていませんが、少しでも
役に立つのではと思って、毎年行っています。
今回の会も最後にご家族にメッセージカードを書いてもらい、「想い出の木」に貼りました。その内容は
ホスピスのひだまりブログを参照してください。
今回のひだまりの会も終わった後には、何か幸せな気持ちになりました。また、明日から頑張ろう。