年: 2011年

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    命の水を求めて~中村哲先生講演会~

    昨日、札幌エルプラザホールでアフガニスタンで活躍中の中村哲先生の
    講演会がありました。医療九条の会・北海道の結成5周年記念の講演会
    でした。
    開演は18:30からということで、ぎりぎりに会場に行ったところ受付では
    すでに長蛇の列になっていて、入るときにはもしかしたら立ち見になるかも
    しれませんと言われたときには焦ってしまいました。何とか無事座れましたが、
    用意した座席は一杯となり、周りに追加の椅子やゴザが敷かれていました。

    ペシャワール会代表の中村哲先生は、ご存知のように日本の医師で、当初は
    パキスタンのペシャワールに入り、ハンセン病の治療にあたることを目的と
    していました。それが今から28年前。
    その後、アフガニスタンのソ連の侵攻で情勢が変わり、パキスタンの治安が
    悪化したためペシャワールからは離れ拠点病院も無くなり、今はアフガニスタン
    のジャララバードを拠点にしていることでした。
    1999年に起こった大干ばつが地域の情勢を多く変化させたこと。ハンセン
    病という一感染症を治療するのではなく、医療を行うためにはまず衛生が必要。
    それには水が必要である。そうして、医療活動が水を整備すること、つまり
    井戸を掘ること、それから用水路を作っていくことへとつながったこと等々。
    ここでは全部紹介しきれない内容でした。
    今は医者でありながら、重機を操作しながら用水路の穴を掘っていると笑って
    いたことが印象的でした。

    お話と会場からの質疑応答であっという間の2時間30分でした。今できること
    一つ一つやっていく。そうして大きな仕事をやり遂げている。中村先生の姿勢
    に学ぶことは多いと思った講演会でした。

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    今日は朝から雨模様。当直開けではありますが、外は雨が降り続いています。
    天気予報では夕方ぐらいから晴れるのかなと思っていたのですが、午後も降り続いて
    いました。
    そう思っていたら、さっき突然少しの晴れ間が出来、病院の窓からはきれいな虹が。
    きれいに弧を描く虹が見えました。この病院が高台の上にあり、ちょうど周りを見渡せる
    場所にあるので、時々このような虹を見ることができます。

    何かいいことがありそうな予感のする虹でした。

    2011-05-13

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    平岡梅林公園の花見

    本日、ホスピスの患者さんたちとスタッフで平岡梅林公園の花見に行ってきました。
    いつも連休明けに開花して、満開に合わせて花見に行けるといいのですが、今年は
    満開にはほど遠い状況でした。白梅が一分咲きで、紅梅はまだパラパラと咲いている
    のみでした。それでは、天気の方は最高に良く、とてもきれいな青空でした。

    しばし青空の下、外のさわやかな空気に触れた一時でした。

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    母の日

    ゴールデンウィークの真っ只中ですね。昨日、札幌ドームの日本ハム戦は最近の日ハムの
    調子の良さに加え、斎藤佑樹が先発で投げると言うことで、満員でした。今年初の満員では
    ないでしょうか?立ち見席が出来ていました。試合の方は、3対1で試合を優勢に進めていた
    のに、6回に西武に追いつかれ3対3となり、斎藤佑樹の勝ちはなくなりました。
    日本ハムには何度もサヨナラ勝ちのチャンスがありながら、結局10回規定により引き分け
    となりました。満員の札幌ドームの観客は絶対勝てると思っていたのに、引き分けで終わり
    少し不完全燃焼となってしまいました。

    さて、来週の日曜日は母の日。みなさんは何かする予定ですか?自分のことはちょっと置いて、
    子供たちにはメッセージカードを書いて、こっそりプレゼントしようと計画を話しています。
    ありがとうの言葉を忘れずに。

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    東日本大震災の医療支援

    援助とは、「魚をあたえることではなく、魚の取り方を教えることである。」
    これは、私たちが所属する徳洲会グループの理事長徳田虎雄がよく話すことです。
    困っている人を助けることは、私たちがすることではあるが、助けることでどうしても
    甘えが生じてしまう。
    よく日本の海外援助は物質的な援助に終始してしまい、何か高価なものを現地に持って
    行っても、それを扱う人が現地から引き上げてしまえば、それは唯の箱になってしまうと
    言われています。例えば日本では当たり前のように使っているCTスキャンという機械
    を、発展途上国に持って行っても、それを使いこなす人や維持をできる人がいなければ、
    結局故障したらそのままになっていくということです。
    だから、援助というのは、その現地の人が独り立ちをしていくことを見守っていくという
    ことになるのです。

    今回、徳洲会グループの災害医療支援(TMAT)の活動が5月2日を持って終了するという
    ことになったようです。災害地の人々は医療過疎の地域に住んでいたのですが、ある意味
    震災のお陰で、医療チームが支援に入り震災前より充実した医療を受けることができる
    ようになっていたのです。TMATのチームもできるだけ援助を続けたいと思っていた
    ようですが、このまま災害地での援助を続けることは自立を妨げることになる判断しました。
    つまり最初に言った、「魚を与えられ続けると、あたかもそれが永遠に続くように思って
    しまっていた」ということです。災害地では、それぞれが少しずつ自力で立ち上がっていく
    目処が立ったところで、TMATの活動を終了することになりました。

    まだまだ復興には時間がかかると思います。これからは違った形での支援が必要になり、
    私たちもできる限りのことをやっていきたいと思います。

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    自転車通勤

    ブログの更新が遅れています。こんな感じではみんなに見てもらえませんね。
    日々病院の仕事に追われていて、あっという間に一週間が過ぎ去る感じです。色々
    感じることがあるのですが、なかなかこまめにこのブログに残せませんね。

    さて、私が札幌南青洲病院に来てから、この4月で3年が経ちました。院長に
    なってから10ヶ月。早いものです。ホスピスを専門にやるぞと決めて3年。
    ちょっとは頑張ったかなと自分で思っています。
    私事ですが、いつも春から自転車に乗って自宅から病院まで通勤をしています。3年前、
    この病院に来ることになり、以前の病院より自宅から遠くなるので、新しい自転車
    を買いました。クロスバイクという種類の自転車で、通勤にぴったりの自転車です。
    雪解けが進んだこの4月の初めから自転車で病院に来ています。家から病院までは
    上り坂が続き少し辛いのですが、毎日約25分かけて自転車を漕いでいます。
    若いときみたいにガンガンと走れないのですが、両膝に相談しながら痛みが出ない
    程度に飛ばして走っています。早朝の自転車通勤もいいですよ。
    今年も雪が降り始める秋までの半年自転車のお世話になる予定です。
    ちなみに雨の日は車です。ごめんなさい。

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    北海道日本ハムファイターズ開幕戦

    東日本大震災の影響で遅れていたプロ野球の開幕戦が昨日セ・パ同時に行われました。
    我らが北海道日本ハムファイターズの開幕戦も昨日札幌ドームで行われました。
    私も北海道に住む人間として(?)、ファイターズの応援は必須なので、子供と一緒に
    応援に行ってきました。ファイターズの先発は皆さんご存知のダルビッシュ。初回から
    150km/時を超える剛速球を投げ込み、これは行けると思って応援していました。
    しかし、3回表に西武の攻撃であれあれよと3点を取られてしまってからは、流れは
    完全にライオンズへ。ダルビッシュも計7点も取られるという状態でマウンドを降り
    ました。7回が終わった時点で7対3。まだ挽回はできるとは思っていましたが、観客
    はあっさりしたもので、8回ぐらいからみんな帰り始めました。9回に巨人から移籍
    したオビスポがどんどん打たれて、5点も取られてしまい結局12対3。今年も開幕戦は
    負け試合でした。
    ダルビッシュは5年連続開幕投手ですが、3年連続開幕戦は負けています。
    勝ったらうれしいですが、負けても明日もがんばるぞ。そういう気持ちでやるしか
    ないですね。
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    暖かくなりました

    4月に入りかなり暖かくなりました。今日の夜には雨の予報。
    札幌の街の雪解けも一気に進みました。長かった冬ももう終わったなと
    感じる今日この頃です。

    ブログの更新が少ないですね。

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    入社式

    4月1日は当院の入社式でした。今年は、なんと14人もの方が入職となりました。
    院長としてたくさんの方に辞令を渡しました。一緒に長く働けたらいいなと
    思いました。
    思い起こせば今から何十年(?)も前に同じような立場で入社式を迎えました。
    不安と期待の入り交じった不思議な感じがしました。
    そして年月を重ねるうちにいつの間にか新しい職員を迎え、辞令を交付する立場に
    なりました。

    新年度が始まりました。昨年は院長に任命され、右も左もよくわかりませんでした
    が、少し地に足がつき始めました。
    職員もかなり入れ替わりました。新しい人と一緒に病院を盛り上げていこうと
    思った一日でした。

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    当直の朝

    少し早起きをしたら朝日が見えました。いつも病院から見える朝日はきれいです。
    早起きは三文の徳です。
    冬よりだいぶ鉄塔近くになりました。

    2011-03-29

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    札幌ホスピス緩和ケアネットワーク特別講演会

    3月19日の午後、道新ホールで札幌ホスピス緩和ケアネットワークの
    特別講演会がありました。当初は東京の山崎章郎先生と福岡の二ノ坂
    保喜先生の講演会と前野宏先生を含めた3人の鼎談の予定でしたが、
    先週の大震災の影響で、山崎先生の来道がキャンセルとなり、二ノ坂
    先生の講演が中心となりました。

    二ノ坂先生は、地域で開業医をやっていく上で必然的に在宅ホスピス
    ケアをやり始めた方で、私たちが病院の中でホスピスケアをやっている
    とつい忘れがちな観点を講演の中で話してくれました。
    特に我が国のホスピスの問題点は、診療報酬上、「がん」と「エイズ」
    のみが対象となっていること。元々ホスピス運動はそうではなかったと
    言っていたことが印象的でした。
    在宅ホスピスは何も「がん」ばかりでなく、神経難病や小児の難治性疾患
    も対象にしないといけないし、それが当たり前として実践していることが
    すばらしいと思いました。

    山崎先生の講演が中止となってしまいましたが、二ノ坂先生のお話をたっぷり
    と聞けて、3時間があっという間に過ぎました。
    今年もいい講演が聴けたと思いました。

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    東北地方太平洋沖地震

    3月11日午後、東北地方の沖を中心とするM9.0という前代未聞の大地震が
    起こりました。既にTVの報道では、東北地方で壊滅的な被害を受けている
    ようで、毎日その報道を見るたびにいたたまれない気持ちになってしまい
    ます。1人でも多くの人が助かることを願ってやみません。

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    3月です

    早くも3月になりました。今年度も最終月。入学試験があったり、卒業式が
    あったりと慌ただしい中にも、別れの季節となっています。
    北海道の長かった冬もようやく終わりに近づいていることを感じる今日この頃
    ですね。

    ブログの更新もいつも遅れ気味。なかなかうまく行きませんね。 

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    こんなときどうする?

    これは、鳥取市内の野の花診療所でホスピスケアをやっている徳永進先生の最新本の
    表題です。昨日、北海道がんセンターの主催の研修会で徳永先生の講演会がありました。
    昨年、当院が行ったホスピス講演会でも来て下さった徳永先生の講演がまた聴けると
    思い、喜び勇んで講演会に行きました。
    今回の講演は医療者向けに限定。内容も少し医学的でした。今回はスライドを使いながら
    の講演で、ホスピスケアの日々「こんなときどうする?」という演題でした。
    臨床に携わりながら日々困難な症例にぶち当たると、これでいいのかと自問する毎日。
    そして頑張っても報われず、疲れだけが溜まるという悪循環。私たちも経験するところ
    です。そういう症例を分類しておけば、そうかこういう症例は大変なんだと思うだけ
    でも少し救われるのでということで、徳永進流「難渋分類」というものを定義し、
    今回の講演では10個の分類を紹介していました。どれも、私たちがホスピスで出くわす
    難渋症例で、結局答えがあるというのではなく、答えを見つけるために日々模索すること
    が大事というのが結論でした。

    2時間の講演会でしたが、あっという間に終わりました。
    また明日からがんばろうと思いました。

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    徒歩出勤

    今日もいい天気。初出勤以来の徒歩での出勤をしました。今日は家から病院まで
    約1時間かかりました。ふぅー。

月別