これは、鳥取市内の野の花診療所でホスピスケアをやっている徳永進先生の最新本の
表題です。昨日、北海道がんセンターの主催の研修会で徳永先生の講演会がありました。
昨年、当院が行ったホスピス講演会でも来て下さった徳永先生の講演がまた聴けると
思い、喜び勇んで講演会に行きました。
今回の講演は医療者向けに限定。内容も少し医学的でした。今回はスライドを使いながら
の講演で、ホスピスケアの日々「こんなときどうする?」という演題でした。
臨床に携わりながら日々困難な症例にぶち当たると、これでいいのかと自問する毎日。
そして頑張っても報われず、疲れだけが溜まるという悪循環。私たちも経験するところ
です。そういう症例を分類しておけば、そうかこういう症例は大変なんだと思うだけ
でも少し救われるのでということで、徳永進流「難渋分類」というものを定義し、
今回の講演では10個の分類を紹介していました。どれも、私たちがホスピスで出くわす
難渋症例で、結局答えがあるというのではなく、答えを見つけるために日々模索すること
が大事というのが結論でした。
2時間の講演会でしたが、あっという間に終わりました。
また明日からがんばろうと思いました。