» 2010 » 12月のブログ記事
昨日は夕方に皆既月食を見ることができました。2日前の新聞で札幌でも
夕方に皆既月食のまま月が昇ると出ていました。赤い月ですとも書いてあり
なんのことかなと思っていました。
そして、夕方外が暗くなっていって、仕事をしていたらふっと思いだし
外を見ると確かにうっすらと赤い月が見えるではありませんか!
皆既日食では月の裏側に完全に太陽が隠れるので、暗くなるようなのですが
皆既月食は地球の陰に完全に月が来るのですが、一部の光は月に届くため
赤く見えるようです。これは物理を習った人ならわかるのですが、光が
曲がるため起こる現象のようです。
短い天体ショーを満喫した一夜でした。
昨日、札幌パークホテルで病院の忘年会が開催されました。普段、病院内では
白衣や制服を着ている職員の方々が、背広だったり、きれいなドレスを着ていたり
とまったく違う雰囲気があります。毎年普段とは違った職員の方々を見ることが
できるのも忘年会の楽しみでもあります。
毎年、親睦会の方達が忘年会を盛り上げるために色々と企画をしてもらい、頭が
下がります。毎年、抽選会は行われており、景品が当たるごとに盛り上がるのです
が、どちらかというと当院の忘年会は比較的落ち着いた雰囲気の中、忘年会が
終わることが多いものでした。
ところが、今年はびっくりの隠し芸が出てきて 、みんな大笑い。
医事課の松田君を筆頭に、ソーシャルワーカーの下倉さんと大内さん、薬剤部の
矢後さんの4人でAKB48の歌の披露がありました。激しく踊る4人を前にして、
忘年会はとても盛大に終了しました。この場を借りて、この4人にお礼を言いたいです。
来年も頑張ろうと思って、ホテルを後にしました。
昨日は、院内研究発表会でした。毎年、病院の忘年会の前日に開催することが
恒例になっています。
院内研究発表会とは何かと言いますと、各部署で行っていることをまとめて
学会や研究会などに発表することがよくあるのですが、それを病院の他部署の
人たちが聞くことはなかなかありません。例えば、ある病棟で一生懸命やった
研究テーマはさる学会で発表はされますが、それを直接私たち医師や病院の
他部署の人たちが聞いたりすることはほとんどありません。そういう場として
院内研究発表会があります。この発表会のメリットは、他部署の頑張っている
ことが見えてくることです。各部署の専門性が出た発表内容なので、なるほど
と思うことが多いのです。つまり、他部署の仕事をより理解でき、お互いの
仕事を尊敬しあうことができると思うのです。
今回は、全部で5演題が出されました。糖尿病内科の品田先生の「糖尿病患者
における米飯と動脈硬化の関係」、外来部門からは当院の禁煙外来の現状、
3階病棟からは「瘻孔処置の振り返りからチームケアの重要性の認識」、薬剤
部からは「院内製剤座薬の製剤学的検討」、在宅部門からは「在宅での看取り
における家族への支援が困難だった症例」という内容でした。
どれもが内容のある充実した演題でした。
今年は夏と冬に計2回院内研究発表会を行いました。各部署が頑張っている様子
が発表内容から伝わり、私としてもとても嬉しかったです。来年も続けていこう
と思いました。