昨日は、院内研究発表会でした。毎年、病院の忘年会の前日に開催することが
恒例になっています。
院内研究発表会とは何かと言いますと、各部署で行っていることをまとめて
学会や研究会などに発表することがよくあるのですが、それを病院の他部署の
人たちが聞くことはなかなかありません。例えば、ある病棟で一生懸命やった
研究テーマはさる学会で発表はされますが、それを直接私たち医師や病院の
他部署の人たちが聞いたりすることはほとんどありません。そういう場として
院内研究発表会があります。この発表会のメリットは、他部署の頑張っている
ことが見えてくることです。各部署の専門性が出た発表内容なので、なるほど
と思うことが多いのです。つまり、他部署の仕事をより理解でき、お互いの
仕事を尊敬しあうことができると思うのです。
今回は、全部で5演題が出されました。糖尿病内科の品田先生の「糖尿病患者
における米飯と動脈硬化の関係」、外来部門からは当院の禁煙外来の現状、
3階病棟からは「瘻孔処置の振り返りからチームケアの重要性の認識」、薬剤
部からは「院内製剤座薬の製剤学的検討」、在宅部門からは「在宅での看取り
における家族への支援が困難だった症例」という内容でした。
どれもが内容のある充実した演題でした。
今年は夏と冬に計2回院内研究発表会を行いました。各部署が頑張っている様子
が発表内容から伝わり、私としてもとても嬉しかったです。来年も続けていこう
と思いました。