当院は今日の午前中で一般診療が終わりました。
午前中の外来でインフルエンザA型の方が2名来院されました。雪も降って、いよいよ
流行シーズン到来ということでしょう。
ブログの更新もなかなか進まず、年末になりました。たまにしか更新していないので、
見ている方も少ないと思いますが、来年も細々と続けようかなと思います。
今年1年無事終わりました。また来年も元気にみなさんと会えることを楽しみにして。
良いお年を!
坊院長のつぶや記ブログ
ブログの更新もなかなか進まず、年末になりました。たまにしか更新していないので、
見ている方も少ないと思いますが、来年も細々と続けようかなと思います。
今年1年無事終わりました。また来年も元気にみなさんと会えることを楽しみにして。
良いお年を!
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昨日は、病院の忘年会でした。今年は、中島公園近くのノボテル札幌(旧ホテルアーサー)
で開催されました。
病院の職員は約150名ぐらいなのです、その約3分の2の100名近い職員が今回は
参加してくれました。大きな病院とは違い、すごいことはできませんが、こじんまりとした
フロアで和気あいあいとした雰囲気で開催することができました。
今年のびっくり隠し芸は、「・・・・・」でした。私が出演しましたので、詳しくはここで
申し上げられません。職員の聞いてみて下さい。
生で見れた人はラッキーだったと思います。
お陰で、膝痛が再発しました。今、リハビリ中。今シーズンのスキーに行けるか心配。
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今日は、冬の院内研究発表会の日でした。毎年、病院の忘年会の前日に開催しています。
昨年もこのブログに書きました。
今年は夏と冬の2回開催し、それぞれ5演題の発表がありました。各部門から発表があり、なるほど
と感心することも多いです。
今回は2階病棟から「夜勤から日勤への申し送り廃止の実践」、ソーシャル・ワーカーから
「透析患者の施設入所の現状と課題」、医局から「汎血球減少を合併した浸潤性胸腺腫に対し
高用量ステロイド療法が奏功した一例」、リハビリ科から「高齢維持血液透析患者に対する
運動療法の効果」、看護部から「離職防止の視点から見えたこと」の5演題でした。
どれも興味あるテーマで、研究会では活発に質問が出て、みんなとても勉強になりました。
どの部門も頑張っているのを感じた研究会でした。
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みなさん、こんにちは。しばらく振りです。ブログの更新をしようと思っていても、あっという
間に1週間も2週間も過ぎてしまいます。日本ハムのダルビッシュもブログの更新が空くことも
ありますよね。皆さん、お許しを。
さて、当院では地域のみなさんに向けて医療講演を積極的に行っております。当院の医師だけで
なく、看護師、事務、検査室、リハビリテーションの人など色々な人たちが外で講演を行って
います。当院のホームページにも出ているのですが、聴いたことあるでしょうか? もし時間が
あれば一度いらしてみてください。
今日は、私は清田区区民センターでシリーズものの医療講演「メタボ解消講座」の講師として
お話してきました。全5回シリーズで企画され、各回ごとに前半は医師からの講義、後半は
看護師や理学療法士からの講演という形で開催されました。5回目の最後に私が講師として登場し、
「生活習慣病~メタボリックシンドロームと脂質異常症~」のお話をしました。一般の方にこの
ような講演をすると自分たちもその準備で勉強をします。そうすると断片的な知識が整理され
すっきりすることも多く、人に教えることは自分が教えられることだと実感することがあります。
今回もこういう機会があり、脂質異常症を今一度勉強するいい機会になりました。
講演の方は参加者の方からも熱心な質問があり、とてもよかったと思いました。
参加された方はどうもありがとうございました。
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日本には現在、AHA(アメリカ心臓病学会)が認定する心肺蘇生法の講習会(
BLS:一次救命処置とACLS:二次救命処置)と日本救急学会が認定する
講習会(ICLS)の二つがあります。実は、徳洲会グループは日本での心肺蘇生
の講習会が普及する以前の、1990年頃からアメリカからの心肺蘇生の講習を
取り入れ、全国の徳洲会の研修医に広めていました。それが、日本での心肺蘇生法
の広まりを受けて、2002年から徳洲会ACLSコース(略称TCLSコース)と
して、全国の徳洲会病院にて開催しています。
いつからか、私も一人のインストラクター(指導者)として、参加させてもらって
いました。
札幌南青洲病院に来る前の札幌徳洲会病院では、まさに現場で救命救急をやっていました
が、こちらに来てからはホスピスケアの患者さんが中心となり、すっかり心肺蘇生の現場からは
遠ざかっていました。その間にも、心肺蘇生に関しては、昨年に国際的にガイドラインの
大きな変更があり、今回日本蘇生協議会というところから「JRC蘇生ガイドライン
2010」というものが出ました。
今回の近江草津徳洲会病院での徳洲会ACLSコースの参加は、心肺蘇生法の再勉強の
目的がありました。インストラクターとしての参加は約2年ぶりで、懐かしい面々とも
再会できました。受講者と一緒に講習会を聴き、また実技も横で見学させてもらいました。
一部はインストラクターとして参加し、受講者に教えて、自分の知識の再確認にも
なりました。
今度は、今回吸収した新しい知識を札幌南青洲病院の職員に還元する予定です。
札幌は朝からいい天気。快晴です。今日は、いつもより早く出勤したのですが、ちょうど
朝日が昇ってくるような時間帯でした。きれいな朝日を受けながらの出勤は少し気持ちよかった
ですね。
午後から出張のため、病院を留守にします。みんなに週末の仕事はお願いをして、
出かけます。
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今日は、出張で函館に来ています。函館で会議です。
朝、いつもより早起きをし、丘珠発函館行きのHACで飛んできました。
とても天気が良く、フライトも快適で約30分の空の旅を楽しんで函館空港に
着きました。
会議をしている7階からは函館山がきれいに見えます。
今年は家族で5月に函館に遊びに来たことを思い出しました。桜を見ようと
張り切ってきましたが、まだ早すぎてしまったことを思い出しました。
もう季節は10月。秋です。札幌にはもうすぐ雪の便りが聞こえそうです
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先日、ブログにも書きました「平穏死のすすめ」ですが、昨日その著者の講演会が
ありました。
市民と共に創るホスピスケアの会の主催で、札幌市社会福祉総合センターで
「平穏死のすすめ -看取りと向き合う-」と題して、著者の石飛(いしとび)幸三先生
の講演会がありました。
講演の内容は、石飛先生自身が現在勤めている特別養護老人ホーム(いわゆる特老)で起こっていた
ことを踏まえ、高齢者に対する終末期医療の提供をどのように行って行ったらいいかのお話
でした。医療は進歩はしても、やはり老衰には勝てない。どの人にも必ず死は訪れるという
現実にまだ医療の世界はきちんと対峙していないことが述べられました。
老衰になれば、必ず食べられなくなる。私たちホスピスケアを行っているものも、いつも感じる
現実がそこにありました。食べられないから、それならは胃瘻。国民の80%は自分には胃瘻
を望まないと行っているにもかかわらず、現実には病院に入院して食べられなくなった高齢者
の80%に胃瘻を造設している状況。そこを痛烈に批判していました。
石飛先生の活躍で、今、全国的に高齢者に本当に胃瘻は必要であろうかと考える医療者が増えて
いるようです。高齢者の「死を考えない」ことは、単なる最大の問題の先送りで、どのように
死を迎えるかをみんなで考えていくことが、食べられないから胃瘻を作るのでは無く、最期を
どのように迎えるかにつながり、しいては介護施設での静かな看取りにつながっていくと感じた
講演会でした。まさにホスピスケアに通じるものでした。
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朝までに二人の方が旅立っていった。悲しい出来事であるが、それは必然のことで
あった。一人は身よりのいない方。そしてもう一人はしっかりと娘さんたちが付いて
いた方。その人の過去は色々あるかもしれないが、死は確実にその人に訪れる。
早朝より東から昇る太陽を見て、今日も変わらない日常が始まるのかと思った。
さて、先日約1週間の予定で、カナダにホスピス視察研修ツアーに参加してきました。
上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン先生を団長とする視察ツアーに参加しま
した。
訪問場所は、トロントとバンクーバーにあるホスピスや緩和ケア病棟、その他
子どものホスピス、介護施設など合計10カ所の施設を見学してきました。
カナダの医療システムは基本的に無料で提供されています。各州でそれぞれ少しずつ
やり方は違うようですが、各州で医療費に対して予算化されており、それですべてを
まかなっているとのことです。国民皆保険ですが、保険料の負担は少ないようです。
そのかわり日本で言う消費税は13%。その他にも税金はあり、いわゆる高負担、
高福祉という考えのようです。カナダ国民はまずGPと呼ばれるかかりつけ医を
持たなくてはいけないようです。この考え方はイギリスに似ています。このGPから
の紹介がなければそれ以上の検査や病院への専門医の受診はできないようです。
無料である面、また制度的にきっちりしているという風に感じました。
日本は国民皆保険ですが、いわゆる中負担、中福祉というふうに思います。保険証が
あればいつでもどこでも(診療所でも、大きな病院でも)かかることができる。
どちらがいいか意見の分かれるところですね。
視察研修の内容のことは、また機会があれば触れたいと思います。