カナダ・ホスピス視察研修

みなさん、こんにちは。ブログの更新が遅れています。定期的に更新するのは
なかなか大変ですね。札幌徳洲会病院の森院長が、毎週一回「今週のひとこと」
を更新しているのには頭が下がります。毎日考えていることは一杯ありますが、
いざ言葉にしてブログに書き込もうとするとちょっと手が止まってしまうのです。
と、言いわけばかりしてはいけませんね。

さて、先日約1週間の予定で、カナダにホスピス視察研修ツアーに参加してきました。
上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン先生を団長とする視察ツアーに参加しま
した。
訪問場所は、トロントとバンクーバーにあるホスピスや緩和ケア病棟、その他
子どものホスピス、介護施設など合計10カ所の施設を見学してきました。
カナダの医療システムは基本的に無料で提供されています。各州でそれぞれ少しずつ
やり方は違うようですが、各州で医療費に対して予算化されており、それですべてを
まかなっているとのことです。国民皆保険ですが、保険料の負担は少ないようです。
そのかわり日本で言う消費税は13%。その他にも税金はあり、いわゆる高負担、
高福祉という考えのようです。カナダ国民はまずGPと呼ばれるかかりつけ医を
持たなくてはいけないようです。この考え方はイギリスに似ています。このGPから
の紹介がなければそれ以上の検査や病院への専門医の受診はできないようです。
無料である面、また制度的にきっちりしているという風に感じました。
日本は国民皆保険ですが、いわゆる中負担、中福祉というふうに思います。保険証が
あればいつでもどこでも(診療所でも、大きな病院でも)かかることができる。
どちらがいいか意見の分かれるところですね。

視察研修の内容のことは、また機会があれば触れたいと思います。


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