月: 2018年2月

  • ✴︎

    ✴︎

    2月も今日が終わりの日

    みなさん、こんにちは。またブログの更新が2週間途絶えてしまいました。気がつけば2月も最終日となりました。
    明日からは3月。そういえば、北海道の高校の卒業式ですよね。高校生か。随分前の事ですね。

    さて、今年の2月は平昌(ピョンチャン)オリンピックで盛り上がりましたね。最初は日本選手の成績があまり
    芳しくないなあと思っていましたが、メダルを取り始めたら連日のようにニュースなりましたね。フィギュア
    スケートの羽生君の姿は病院のテレビで生中継で見たり、カーリングやスピードスケートも夜に生中継で見たりと
    連日楽しませてくれました。その一方で、日本人が連日活躍するので、外国人の活躍の報道が少なかったと
    思います。そのあたりの部分は仕方がないことなのかもしれません。

    2月後半は天気もいい日が多く、朝冷え込む日も多かったですよね。2月の第3週は札幌でも朝マイナス10℃の日が
    あり、車に乗ったときに外気温が-12℃を示したこともありました。昨日、今日も朝は冷え込みましたね。でも
    日中は0℃近くなり、ゆっくりと春が近づいているのを感じています。

    今日はちょっと真面目な話をしましょう。毎朝朝礼があるのですが、院長なので定期的に朝のお話が回ってきます。
    院長になったばかりの頃は、話すことが色々とあり、朝礼なんかいつでも来い!という気持ちだったのですが、
    一通り話すネタが尽きると、今度は何を話そうと考えてしまうことが増えました。そういう中でも日頃の出来事に
    何かヒントがないかなと考えているのですが、今日は今週の月曜日に話したことを書きます。

    今回の朝礼のお話は『理念』のことでした。
    長い歴史をもつ多くの民間企業には、共通したいくつかのことがあると言われています。その中でも一番に
    言われるのは理念を持っていることです。私たちが所属する徳洲会グループは今年で45年目を迎えています。
    一般に企業は30年ぐらいが寿命と言われています。その中で徳洲会グループが存続できたのは、この理念を
    大事にしてきたことであり、それを実践することで、地域の皆さんに信頼され、ここまで続いてきたのだと
    思います。

    長く続いている世界的な企業の一つにIBM(アイビーエム)という会社があります。日本にはその子会社である
    日本アイビーエムという会社があります。IBMの創立はさかのぼると1914年になるそうです。初代の社長は
    トーマス・ワトソンSr(シニア)という方でした。1924年に今の会社名であるIBM(International Business
    Machines)という名前に改名したそうです。IBMの歴史に関しては、別の書物に当たってほしいのですが、その
    初代社長のワトソンさんが責任者になったときに3つの基本的信条を決めたそうです。その3つは『個人の
    尊重』、『最善の顧客サービス』、『完全性の追求』で、これがIBMの理念と呼ばれるものでした。社員は
    これを規範にして仕事や行動を遂行したそうです。もちろん時代共にこの理念は見直す必要があるようですが、
    気がつけばIBMは2014年に創立100周年を迎えています。これは本当に凄い事だと思います。IBMという名前は
    変わらないが、実際に行っているサービスはその時代に合わせて変化していることも見逃せませんが、100年
    以上続く民間企業というものはやはり何かを持っていると思います。

    さて、徳洲会グループの理念は『生命を安心してあずけられる病院』『健康と生活を守る病院』の2つが共通の
    理念です。これを愚直に実践することで、過去に色々なことがありながらも存続できたのだと思います。
    その理念に加え、当院(札幌南徳洲会病院)には『ホスピスのこころを大切にする病院』という3つめの理念が
    加わっています。患者さん、家族、職員、みんなを大切にしながら、これかも頑張っていきたいと思います。
    これからもこの理念が認められれば、当院も歴史を作っていくことができると思っています。
    これからも頑張って行きたいと思います。

  • ✴︎

    ✴︎

    真言宗 阿字観瞑想法 体験会

    みなさん、こんにちは。さっぽろ雪まつりも終わり、冬も峠を越したかなとは思っていますが、ちまた
    ではインフルエンザが猛威を振るい、当院にも押し寄せて来ています。院長としては、外来がたくさん
    来るのは嬉しいのですが、インフルエンザに職員がかかったり、病棟の患者さんにかかったりすると大変
    なので、気持ちが落ち着きませんね。早く終息してほしいです。

    さて、今日のブログは表題のことです。
    最近、マインドフルネスとか、ヨガとかの瞑想が流行していますよね。私もそういう事は何となく聞いては
    いたのですが、特に積極的に体験すること無く過ごしていました。しかし、昨年夏休みに高野山に行った
    ことが瞑想に出会うきっかけとなりました。
    以前から、高野山には是非行ってみたいと思っていました。歴史の勉強の中でも平安時代の空海→真言宗・
    高野山金剛峯寺、最澄→天台宗・比叡山延暦寺はテストに出る必須暗記問題でしたよね。
    過去に関西地方に出張したときに、高野山のポスターを見てはいつか行ってみたいとずっと思っていたの
    でした。
    そして昨年の夏休みに思い切って高野山に行こうと思いつき、念願の高野山に行くことが決まったのですが、
    せっかくだから高野山で何かを体験してきたいと思って、金剛峯寺のホームページを色々とみていると
    体験するというページに『阿字観(あじかん)』というものがありました。阿字観ってなに?というのが
    最初の印象でしたが、そこには真言宗の瞑想法と書いてあるではありませんか。写経を体験するよりもここは
    是非この阿字観を体験したいと思い、高野山に出かけたのでした。

    そこで体験したことは、なかなか言葉では表現をしにくいのですが、不思議な1時間の阿字観体験でした。
    凝り固まった体から少し肩の力が抜けた感じがしました。それまで、ずっと体が緊張状態で体調が優れなかった
    のですが、ようやくちょっとリラックスできたような感じがしたのでした。それは高野山という聖地に行った
    ことも関係したかもしれません。それでも、この真言宗の瞑想法である阿字観というものに凄く興味が出ました。

    夏休みが終わってからも、札幌のどこかでこの阿字観を体験出来ないかなと、色々とインターネットで検索
    すると、今度は平和山明王寺という西区にあるお寺でやっているではありませんか。ここは月1回の頻度での
    阿字観実修会だったため、一度参加することが出来たのですが、その後は都合が合わなくて行けなくなって
    しまいました。

    そんなことを思いながら、月日が流れたある日、朝礼の中で夏休みに阿字観というものに出会ったことを
    みんなの前でお話させてもらいました。そのすぐ後に傾聴ボランティアで当院に来るようになった宝珠寺の
    お坊さんである米本智昭さんが、なんと阿字観を実践できることがわかったのです!これは、是非阿字観を
    やってもらいたいと思い、ようやく実現したのが昨日(2月14日)でした。
    実際には2週間ほど前に急遽決めたので、参加者は少ないだろうと思っていたのですが、当院のボランティア
    グループの「せら」の方達にも声を掛けたところ、予想以上にたくさんの方が参加してくれました。
    (職員含めて約30名ぐらいでした。)

    夕方17時30分から約1時間。阿字観の中でも呼吸法が中心の阿息観でしたが、とっても良かったです。これが
    私がやりたかったことでした。やはり私にはしっくりくる瞑想法でした。
    参加できなかった職員もまだいますし、また私もやりたいので、次回また企画する予定です。

    以上、阿字観体験会の報告でした。

  • ✴︎

    ✴︎

    北海道中央労災病院での講演会

    今日は、午後から岩見沢まで出張。北海道中央労災病院での講演会でした。以前、当院のホスピス病棟では
    北海道医療大学の認定コースで緩和ケア認定看護師になるための病院実習を受けていたのですが、(現在、
    北海道医療大学ではその緩和ケア認定看護師のコースは無くなっています)そのときに病院実習に来た
    K看護師さんに昨年のとある学会でばったり再開。私に是非自分の勤める病院での講演を頼みたいという
    ことがきっかけでした。

    さて雪が多い岩見沢ということでやはりJRの方が確実かなと思い、特急で札幌から岩見沢へ。なんと25分
    で到着。座ったらすぐに次は岩見沢と車内アナウンスがあった感じです。北海道中央労災病院ですが、以前の
    「岩見沢労災病院」のことで、結核やじん肺など専門に見る病院です。病院は外見はそんなに古くは感じません
    でしたが(当院も古いので)、一番古いところは60年も経つようです。廊下の天井が低かったので、やはり
    古い感じはしましたね。

    今回頼まれたテーマは『緩和ケア病棟における終末期鎮静の実際』 つまり鎮静ということです。北海道
    中央労災病院でとった職員のアンケートでも、鎮静に関してやはり普段から悩んでいるということで、実際
    我々が、当院のホスピス病棟でにやっていることを聞いてみたいということでした。
    講演は約1時間。最後には、ちゃっかりと当院ホスピス病棟の宣伝もしてきました。(力が入って紹介が長く
    なってしまいました) もし患者さんがいれば、是非紹介して下さいとお願いしましたが、岩見沢からは来る
    のはちょっと遠いですね。でもこれも営業活動ですね。

    夜は懇親会に出て、JRで札幌に帰ってきました。その日のうちに家に着けるなんて、やはり岩見沢は近い
    と思いました。

  • ✴︎

    ✴︎

    皆既月食、見えました!

    皆さん、こんばんは。一昨日の皆既月食、見ましたか? 予報では曇り空でしたが、
    ちょうど家に帰る途中、外は満月。20時40分頃からは少しづつ月が欠け始めました。
    最初は満月のため、欠けているのがよくわかりませんでしたが、徐々に光が少なくなり
    三日月のように。

    家では、屋根の上に乗って観察する子供達がいました。お~、寒い!

    そして21時50分頃には皆既月食に。赤銅色に染まる月となりました。それから約1時間
    以上も続く皆既月食を楽しみながら、時々寒い外に出ていました。

    23時10分頃には皆既月食が終了。
    小さなデジカメで撮った皆既月食をどうぞ。きれいではありませんが、雰囲気は出てますね。

    天体ショーを楽しんだ夜でした。

    そう言えば、今日の帰りもとっても明るい月が見えましたね。まるで満月のように
    明るかったです。

月別