みなさん、こんにちは。またブログの更新が2週間途絶えてしまいました。気がつけば2月も最終日となりました。
明日からは3月。そういえば、北海道の高校の卒業式ですよね。高校生か。随分前の事ですね。
さて、今年の2月は平昌(ピョンチャン)オリンピックで盛り上がりましたね。最初は日本選手の成績があまり
芳しくないなあと思っていましたが、メダルを取り始めたら連日のようにニュースなりましたね。フィギュア
スケートの羽生君の姿は病院のテレビで生中継で見たり、カーリングやスピードスケートも夜に生中継で見たりと
連日楽しませてくれました。その一方で、日本人が連日活躍するので、外国人の活躍の報道が少なかったと
思います。そのあたりの部分は仕方がないことなのかもしれません。
2月後半は天気もいい日が多く、朝冷え込む日も多かったですよね。2月の第3週は札幌でも朝マイナス10℃の日が
あり、車に乗ったときに外気温が-12℃を示したこともありました。昨日、今日も朝は冷え込みましたね。でも
日中は0℃近くなり、ゆっくりと春が近づいているのを感じています。
今日はちょっと真面目な話をしましょう。毎朝朝礼があるのですが、院長なので定期的に朝のお話が回ってきます。
院長になったばかりの頃は、話すことが色々とあり、朝礼なんかいつでも来い!という気持ちだったのですが、
一通り話すネタが尽きると、今度は何を話そうと考えてしまうことが増えました。そういう中でも日頃の出来事に
何かヒントがないかなと考えているのですが、今日は今週の月曜日に話したことを書きます。
今回の朝礼のお話は『理念』のことでした。
長い歴史をもつ多くの民間企業には、共通したいくつかのことがあると言われています。その中でも一番に
言われるのは理念を持っていることです。私たちが所属する徳洲会グループは今年で45年目を迎えています。
一般に企業は30年ぐらいが寿命と言われています。その中で徳洲会グループが存続できたのは、この理念を
大事にしてきたことであり、それを実践することで、地域の皆さんに信頼され、ここまで続いてきたのだと
思います。
長く続いている世界的な企業の一つにIBM(アイビーエム)という会社があります。日本にはその子会社である
日本アイビーエムという会社があります。IBMの創立はさかのぼると1914年になるそうです。初代の社長は
トーマス・ワトソンSr(シニア)という方でした。1924年に今の会社名であるIBM(International Business
Machines)という名前に改名したそうです。IBMの歴史に関しては、別の書物に当たってほしいのですが、その
初代社長のワトソンさんが責任者になったときに3つの基本的信条を決めたそうです。その3つは『個人の
尊重』、『最善の顧客サービス』、『完全性の追求』で、これがIBMの理念と呼ばれるものでした。社員は
これを規範にして仕事や行動を遂行したそうです。もちろん時代共にこの理念は見直す必要があるようですが、
気がつけばIBMは2014年に創立100周年を迎えています。これは本当に凄い事だと思います。IBMという名前は
変わらないが、実際に行っているサービスはその時代に合わせて変化していることも見逃せませんが、100年
以上続く民間企業というものはやはり何かを持っていると思います。
さて、徳洲会グループの理念は『生命を安心してあずけられる病院』『健康と生活を守る病院』の2つが共通の
理念です。これを愚直に実践することで、過去に色々なことがありながらも存続できたのだと思います。
その理念に加え、当院(札幌南徳洲会病院)には『ホスピスのこころを大切にする病院』という3つめの理念が
加わっています。患者さん、家族、職員、みんなを大切にしながら、これかも頑張っていきたいと思います。
これからもこの理念が認められれば、当院も歴史を作っていくことができると思っています。
これからも頑張って行きたいと思います。