• 今日、福岡徳洲会病院で九州・沖縄ブロック研修医勉強会がありました。
    福岡徳洲会病院、大隅鹿屋病院、中部徳洲会病院、南部徳洲会病院から
    研修医が集まり、それぞれ経験した症例の発表会でした。全国の徳洲会病院
    がそれぞれのブロックでこのような勉強会をやっています。
    今回、その勉強会に呼ばれ、研修医向けの講演会を頼まれて福岡にやってきました。

    曇り空で時折雨が降る北海道から飛行機で福岡へ。空港に降り立つと異常な暑さ
    でした。そして、梅雨明け後の青い空と入道雲が本格的な夏を感じさせました。

    講演会は1年目、2年目の研修医向けに「がん性疼痛と終末期のケア」と題して
    約90分間お話をさせてもらいました。 伝えたいことが一杯になってしまい、
    スライドばかりになってしまったことが反省でした。 なかなか難しいですね。
    最期は当院のホスピスの宣伝も兼ねての紹介をし、研修医の先生方に是非当院で
    緩和ケアの勉強をしましょうと勧誘して締めくくりました。
    また、来年以降に研修医の先生方がたくさんきてくれることを期待して、明日
    暑い福岡から涼しい札幌に帰ります。 本当に外は暑い。


  • 昨日、里塚・美しが丘地区センターで6回目のひだまりの会が開催されました。
    ひだまりの会というのは、ホスピス病棟もしくは在宅ホスピスで亡くなった患者さんの
    ご家族をお招きして、ご家族とスタッフで故人を偲ぶ会です。1年に一度開催しております。
    ひだまりの会を始めたころは、まだ運営にも慣れないことが多かったのですが、6回目
    ともなると、運営もスムーズになっていきました。
    それとともに、毎年いらっしゃるご家族もいて、こちらもとてもうれしく思います。
    ご家族が毎年元気になっていくのがわかり、また自分の勉強にもなっています。
    日だまりの会を開催する前は、いつも少し緊張しますが、会が始まった後に懐かしい家族
    の方とのお話でこちらもとても元気をもらいます。
    ご家族がこの会に参加して頂くということは、私たちが提供したホスピスケアに対する
    評価だと思っています。参加したみなさんからの評価をうれしく感じ、また明日からの
    元気をもらった遺族会でした。


  • 7月に入っています。ようやく夏らしくなってきました。今日の予報では札幌は気温が28℃まで
    上がりそうです。夏至は過ぎましたが、朝4時頃からはもう外は明るく、さわやかな青空
    が広がっています。
    今日もちょっとだけ早起き。早起きはいいですね。でも、最近少し疲れがたまっているのか
    早起きがちょっとつらい。

    朝の自転車通勤はいいのですが、病院に着くと汗が流れ落ちます。夏の間は仕方がありません
    ね。周りも暑い暑いと言っていますが、北海道は本州に比べればとても過ごしやすいのは間違いないです。

    今日もがんばろう。


  • 妻がつぶやいています。今年もまた半分が終わった。もうすぐ冬が来る。(何言ってんの!)
    年を重ねると月日が経つのが早いですね。6月も今日で終わりです。
    4月から数えても3ヶ月が過ぎたことになります。何か達成したことはある?と自問しても
    何?と考えます。でも、毎日頑張って起きて、病院に出勤して、患者さんを見て、病院の
    職員と一緒にあれやこれやと考えて、一日が終わり、家に帰ってご飯を食べて寝る。
    その繰り返しが今日につながる。そして、子供たちも学校に行きながら、どんどん大きく
    なっていく。
    日本ハムファイターズは今日は、ダルビッシュで勝つ。ライバルの福岡ソフトバンクも
    勝っている。今日も結果が気になる。

    そして明日から7月が始まる。さて、また頑張りますか。


  • 昨年の6月から札幌南青洲病院の院長になってから、あっという間の1年でした。
    気がつけば、もう6月の末。早いものです。

    院長になって、まず大変と思ったことは、書類の多さ。何でもかんでも院長に回って来て、
    判子を押さないといけないこと。書類が多くて、目を通していると時間だけが過ぎていく。
    書類を一通り片付けたと思ったら、また秘書さんから大量の書類が自分のメールボックスに
    入れられているという毎日です。もっと大きな病院の院長だったら、どうなってしまうのかな
    と思います。
    それから、もう一つ大変なことは、病院の中の色々なことが自分の耳に入ってくること。いい話なら
    いいのですが、聞きたくない話が入ってくると自分のことで無くても気が滅入ってしまいます。
    図太い神経でないと院長なんてやっていられないということを実感します。

    今日のブログはちょっと愚痴でしたね。
    それではまた。


  • 週末は東京出張でした。梅雨入りしている関東地方は曇り空で、思ったより暑くはありませんでした。
    天気が良くないため、最高気温は札幌より低いくらいで、もう少し気温が高かったら
    ジメジメしてちょっとつらかったかもしれません。クールビズ(cool biz)として、ノーネクタイ
    で行ってきました。やはりネクタイがないのは楽ですね。当院の事務の人たちもすでに6月から
    クールビズとしてノーネクタイになっているのを知っていますか?

    さて、出張の目的には「日本ホスピス緩和ケア協会」の総会の出席でした。毎年1回協会に
    所属する病院や団体から代表者が出席して色々と意見交換をしています。
    いつもミニワークショップがあるのですが、そこで全国から来る緩和ケア病棟の責任者の人たち
    と情報を共有する場になっています。悩んでいるのは自分だけでは無いことや、もっともっと大変
    な病棟もあることを聞くと自分ももっと頑張らないと思います。

    東京は相変わらずたくさんの人であふれていました。札幌も人口は多いですが、東京駅を歩いて
    いても人、人でした。用事があり、新宿の方にも行ったのですが、若者であふれていました。
    自分を振り返り、ちょっと(?)おじさんですねと思ってしまいました。

    帰りはポケモンジェットに乗りました。そういえばポケモンジェットはボーイング747の
    ジャンボジェットでしたね。そろそろ引退のはずでは。私は最後の見納めは思い、記念撮影
    してしまいました。

     

    2011-06-19

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    窓越しでうまく撮れませんでした。

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  • 昨日は、札幌南青洲病院開設15周年記念のイベントがありました。土曜日の午後、
    14時から病院1階のスペースを利用して、ロビーコンサートと記念講演会を行いました。

    今回は音楽療法士として活躍中の中山ヒサ子さんを迎えてのロビーコンサートでした。
    道内に3台しかないオルガンを持参してのコンサートでした。そのオルガンはキタラに
    あるパイプオルガンと同じ原理で音を出しているそうです。小さなオルガンから奏でる音は
    素晴らしい音でした。
    オープニングの後は、私が約30分間「札幌南青洲病院の15年を振り返って」と題して
    お話をさせて頂きました。ロビー一杯に来た方々にこの15年を振り返りながら、感謝の言葉
    を述べさせて頂きました。
    後半は、再びロビーコンサートとして、中山ヒサ子さんが音楽療法士としての力を遺憾なく
    発揮されていました。『上を向いて歩こう』の音楽ではみんなを乗せながら、楽しく演奏して
    頂きました。140名近い来場者があったため、ロビーから人があふれ出してしまい、
    急遽プログラムも変更して臨機応変に対応していただきました。

    約1時間半という時間があっという間に過ぎた15周年のイベントでした。
    みなさん、来てくださってありがとうございました。


  • こんにちは。昨日は、長沼に田植えに行ってきました。そんなことを言って、長沼で
    農家でもやっているの?と思われますが、いや違います。

    長沼に「メノビレッジ長沼」という農場があります。そこが、毎年「みんなの田んぼ」という
    ことで、米作りの田んぼを開放しています。メノビレッジのご家族と子供たちを通じて交流が
    あり、ほぼ毎年のように田植えに行っています。
    例年なら5月中に田植えを行うのですが、今年は天候不順もあり、なかなか田植えができなかった
    ようです。ちょうど、うまい具合に私の予定も入っていない日だったので、家族総出で長沼へ
    田植えに行きました。
    私の今年の目的は、一番下の子に田んぼに入って、一緒に田植えをやること。
    昨年は、田んぼの泥の中に入ろうとしても、ぬるっとして嫌だと言って、ほとんど田植えは
    しませんでした。今年は、一緒に田んぼに入って、泥に足を取られながらもゆっくりと一歩
    一歩と歩いて田植えができました。

    みなさんは田んぼに入ったことがありますか? あのぬかるんだ泥の中、歩く感覚が私には
    たまらないのです。田舎育ちだからでしょうか? なぜか、あの田んぼに入って歩くと、昔
    ながらの生活を感じます。日本人はやはり農耕民族だから?

    みなさんも機会があれば是非、田んぼに入ってみてください。


  • 当院は徳洲会グループの一員です。現在、全国の徳洲会グループの中にいくつかの臨床研修
    指定病院があります。
    つまり、大学卒業したて新人研修医が医師として第一歩を踏み出し、2年間の初期研修する
    病院のことです。
    当院はそういう病院ではありませんが、2年間の研修の中で緩和ケアを学びたい研修医に
    対して1ヶ月間のホスピス研修を提供しています。全国からホスピスに興味のある2年目
    の研修医が当院に来て研修を受けています。

    今年は、4月、5月と2ヶ月続けて鹿児島の大隅鹿屋病院から研修医が1ヶ月づつ当院に
    来ました。地域の救急病院として約1年間働き続けた研修医が、当院に来て気づくことは
    色々あるようです。
    まず、死は敗北ではないこと。救急医療をやっているとやはり命を助けることにどうして
    集中していまします。この高齢化社会にあって、病気の診断はつくが、どのように手当して
    も助からない命はあること。努力しても助からない時には、新人研修医には後悔と無念さが
    残るのようです。でも、振り返ってみると、人は必ず死を迎えるという事実。これを研修医にきちんと
    伝える指導医はどれだけいるのか。救急を扱う現場では、なかなか死と向き合うことは難しいの
    が現実です。当院のホスピスで研修を行うと、研修医自身が死とはどういうものかに向き合い、
    それを感じとることで今後の医師として仕事をしていく上で非常に大きな影響を与えることができると
    思っています。

    また、当院で研修をすると医療の原点はチーム医療であることもわかってもらえます。
    ホスピスという環境では、病気の治療が難しいことが多い中、患者さん・ご家族の苦痛を
    いかに和らげることができるかをチーム内で共有し、キュア(治す)ではなくケア(癒やす)
    を中心に行っています。それを日々見ていくことで、チーム医療を行うことの大切さを
    学んでくれます。

    いつも研修医を指導している私としては、そばに研修医がいる月は仕事の肩代わりもして
    もらい、少し時間の余裕もできてうれしい月です。4月、5月と研修医がいて、刺激にも
    なり助かりました。今月からまたしばらくは研修医がいません。
    また、次の研修医が来るまでがんばります。

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  • 週末は病院の仕事で東京出張でした。2ヶ月に1回、月末に会議のための出張が
    あるのですが、3月は東日本大震災のため、キャンセルとなり今回は4ヶ月振り
    の会議でした。
    すでに東京は梅雨入りをしており、ぐずついた空模様でした。北海道から行ったの
    でジメジメしているのではと心配したのですが、気温がまだ低かったせいか、あまり
    辛くはなかったです。電力不足もあり、これからの季節が大変になることが予想
    されました。一方、梅雨のない北海道はこれからはいい季節になりますね。

    きのうの日曜日は比較的早く札幌に戻ってきました。東京は雨でしたが、札幌は曇り空。
    気温もちょうどいい感じで、子どもが外で食べたいというので、妻におにぎりを
    握ってもらい外で食べました。外で食べると食欲が出るのか、下の子どもが何度
    もおにぎりのおかわりをしていました。最近は暗くなるのが19時頃なので、
    外にいても明るいですね。札幌のさわやかな空気を感じた夕方のひとときでした。

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  • 昨日、札幌エルプラザホールでアフガニスタンで活躍中の中村哲先生の
    講演会がありました。医療九条の会・北海道の結成5周年記念の講演会
    でした。
    開演は18:30からということで、ぎりぎりに会場に行ったところ受付では
    すでに長蛇の列になっていて、入るときにはもしかしたら立ち見になるかも
    しれませんと言われたときには焦ってしまいました。何とか無事座れましたが、
    用意した座席は一杯となり、周りに追加の椅子やゴザが敷かれていました。

    ペシャワール会代表の中村哲先生は、ご存知のように日本の医師で、当初は
    パキスタンのペシャワールに入り、ハンセン病の治療にあたることを目的と
    していました。それが今から28年前。
    その後、アフガニスタンのソ連の侵攻で情勢が変わり、パキスタンの治安が
    悪化したためペシャワールからは離れ拠点病院も無くなり、今はアフガニスタン
    のジャララバードを拠点にしていることでした。
    1999年に起こった大干ばつが地域の情勢を多く変化させたこと。ハンセン
    病という一感染症を治療するのではなく、医療を行うためにはまず衛生が必要。
    それには水が必要である。そうして、医療活動が水を整備すること、つまり
    井戸を掘ること、それから用水路を作っていくことへとつながったこと等々。
    ここでは全部紹介しきれない内容でした。
    今は医者でありながら、重機を操作しながら用水路の穴を掘っていると笑って
    いたことが印象的でした。

    お話と会場からの質疑応答であっという間の2時間30分でした。今できること
    一つ一つやっていく。そうして大きな仕事をやり遂げている。中村先生の姿勢
    に学ぶことは多いと思った講演会でした。

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  • 今日は朝から雨模様。当直開けではありますが、外は雨が降り続いています。
    天気予報では夕方ぐらいから晴れるのかなと思っていたのですが、午後も降り続いて
    いました。
    そう思っていたら、さっき突然少しの晴れ間が出来、病院の窓からはきれいな虹が。
    きれいに弧を描く虹が見えました。この病院が高台の上にあり、ちょうど周りを見渡せる
    場所にあるので、時々このような虹を見ることができます。

    何かいいことがありそうな予感のする虹でした。

    2011-05-13

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  • 本日、ホスピスの患者さんたちとスタッフで平岡梅林公園の花見に行ってきました。
    いつも連休明けに開花して、満開に合わせて花見に行けるといいのですが、今年は
    満開にはほど遠い状況でした。白梅が一分咲きで、紅梅はまだパラパラと咲いている
    のみでした。それでは、天気の方は最高に良く、とてもきれいな青空でした。

    しばし青空の下、外のさわやかな空気に触れた一時でした。


  • ゴールデンウィークの真っ只中ですね。昨日、札幌ドームの日本ハム戦は最近の日ハムの
    調子の良さに加え、斎藤佑樹が先発で投げると言うことで、満員でした。今年初の満員では
    ないでしょうか?立ち見席が出来ていました。試合の方は、3対1で試合を優勢に進めていた
    のに、6回に西武に追いつかれ3対3となり、斎藤佑樹の勝ちはなくなりました。
    日本ハムには何度もサヨナラ勝ちのチャンスがありながら、結局10回規定により引き分け
    となりました。満員の札幌ドームの観客は絶対勝てると思っていたのに、引き分けで終わり
    少し不完全燃焼となってしまいました。

    さて、来週の日曜日は母の日。みなさんは何かする予定ですか?自分のことはちょっと置いて、
    子供たちにはメッセージカードを書いて、こっそりプレゼントしようと計画を話しています。
    ありがとうの言葉を忘れずに。


  • 援助とは、「魚をあたえることではなく、魚の取り方を教えることである。」
    これは、私たちが所属する徳洲会グループの理事長徳田虎雄がよく話すことです。
    困っている人を助けることは、私たちがすることではあるが、助けることでどうしても
    甘えが生じてしまう。
    よく日本の海外援助は物質的な援助に終始してしまい、何か高価なものを現地に持って
    行っても、それを扱う人が現地から引き上げてしまえば、それは唯の箱になってしまうと
    言われています。例えば日本では当たり前のように使っているCTスキャンという機械
    を、発展途上国に持って行っても、それを使いこなす人や維持をできる人がいなければ、
    結局故障したらそのままになっていくということです。
    だから、援助というのは、その現地の人が独り立ちをしていくことを見守っていくという
    ことになるのです。

    今回、徳洲会グループの災害医療支援(TMAT)の活動が5月2日を持って終了するという
    ことになったようです。災害地の人々は医療過疎の地域に住んでいたのですが、ある意味
    震災のお陰で、医療チームが支援に入り震災前より充実した医療を受けることができる
    ようになっていたのです。TMATのチームもできるだけ援助を続けたいと思っていた
    ようですが、このまま災害地での援助を続けることは自立を妨げることになる判断しました。
    つまり最初に言った、「魚を与えられ続けると、あたかもそれが永遠に続くように思って
    しまっていた」ということです。災害地では、それぞれが少しずつ自力で立ち上がっていく
    目処が立ったところで、TMATの活動を終了することになりました。

    まだまだ復興には時間がかかると思います。これからは違った形での支援が必要になり、
    私たちもできる限りのことをやっていきたいと思います。


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