• 先日、尊敬するアルフォンス・デーケン先生の講演会が恵庭市民会館でありました。
    道央地区在宅緩和ケア・ネットワーク主催の講演会でした。恵庭地区で在宅緩和ケアを
    頑張っている緩和ケアクリニック恵庭の柴田岳三先生が代表をやっています。
    柴田先生のクリニックとは当院は連携しており、患者さんで困ったことがあれば受け入れを
    しています。

    さて、講演の内容はいつものように多岐にわたりましたが、本人執筆の最新刊『心を癒す言葉の花束』
    (集英社新書)から引用されたものもいくつかありました。

    その中で死別を体験した人が、一番聞きたくなかった言葉というのが9つあるとのことでしたが、
    紹介しますと、
    1.「がんばろう」「がんばってください」
    2.「泣いてはダメです」
    3.「早く元気になってください」
    4.「私にはあなたの苦しみがわかります」
    5.「あなただけではない。まだいい方です」
    6.「もう立ち直れた?」
    7.「時が癒すから大丈夫」
    8.「先祖のたたりです」「天罰です」
    9.「苦しまなくて良かったですね」「楽になってよかったですね」
    だそうです。詳しくは本を読んでいただいたらいいのですが、いつも診療に関わっている
    私たちにとっても気をつける言葉だなあと思いました。
    ご家族を亡くし悲嘆にいる方たちは、やはり時間をかけて回復してくるのは、ホスピス病棟の遺族会を
    やっていて感じていましたが、その真っ只中にいるかたに「時が癒すから大丈夫ですよ」というのは
    禁句なのですね。気をつけようと思いました。


  • 当院のホスピス(緩和ケア病棟)が開設されたのが、平成15年11月25日でした。
    数々のドラマの中から生まれたこのホスピスはさながら以前NHKで放送されて
    いた『プロジェクトX』のようだったと聞かされたことがあります。

    現副理事長である前野宏先生が平成13年4月に当院に院長に赴任したときには
    ホスピスの「ホ」の字も無かったこの病院に、一からホスピスマインドを導入。
    「ホスピスのこころを大切にする病院」を理念に掲げ、その中から作り上げたものでした。
    平成16年の時点で札幌市内では5番目、北海道では7番目に開設されたホスピス。
    当初はよちよち歩きだった当院のホスピスもすでに1300名以上の方に利用されました。
    これもみなさんの力のお陰と思っています。

    今日は、そのホスピスの誕生会を開催しました。日中の仕事を終えた後、カンファレンス
    ルームに集まり、ホスピスに関係する人たちでささやかなお祝いをしました。

     

    2012-11-29

     

     

     

     

     

     

     

     

    これからも札幌南青洲病院のホスピスに行ってよかったなと思えるように頑張ります。

     

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  • みなさん、ご存知の優勝パレードに行ってきました。昨日の予報では「雪、時々紙吹雪」という
    ことでしたが、心配された天気も悪くならず、寒い札幌の中心部に行ってきました。
    家を9:30頃に出発。10時過ぎには地下鉄の札幌駅に着き、地上に上がったところ、すでに人人人。
    予想はしていましたが、人垣が出来ていたのでもう前の方では見られませんでした。

    それでもセレモニーが始まり、パレードが始まって、目の前を選手が通りすぎていくのは興奮の
    中で見ることができました。これで、ファイターズが北海道に来てから4回目だそうです。
    いつもはテレビの前でしたが、やっぱり生もいいですね。

    田中賢介選手がみんなに顔が見えるようにと、オープンカーの上でずっと立って手を振っていたのが
    印象的でした。北海道のみんなにお別れをしているようでした。
    アメリカに行っても頑張れ賢介!

    2012-11-24


  • 昨日、ようやく札幌に初雪が降りました。先日までの紅葉があっという間の
    雪景色。これも病院から眺める景色ですが、きれいです。
    これでもう自転車通勤は終わりでしょうか。
    みなさん、雪道に気をつけて下さいね。

    2012-11-19


  • 今日は当直明け。珍しく早く目が覚めたらきれいな朝焼けが見えました。
    当直室から見える朝焼けはとても幻想的です。

    2012-11-10


  • 病院から見える小さな山です。紅葉が始まっています。病院がちょうど高台の上に
    建っているので、毎年このような風景が見ることが出来ます。
    今年はまだ雪が降らないので、紅葉を楽しむことが出来ています。
    初雪はまだかな?

    2012-11-8

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  • 今年の日本死の臨床研究会年次大会は11月3、4日と秋の京都で開催されました。
    京都と言えば、私は中学生の修学旅行の場所です。大会の前日と、大会終了後に
    いくつかの場所を訪れ、とても懐かしく感じました。やはり京都はいいですね。
    もう少し紅葉が進んでいればもっと良かったのにと思うのは贅沢ですね。

    研究会では、当院から事例検討の発表をしてきました。ある精神病をもったがん患者
    さんとの関わりから悩んだこと、うまくいったことなどを会場に来てくれた参加者と
    共に意見を出し合い、振り返ることが出来てとてもいい発表になりました。
    発表は当院ホスピスに勤める看護師で、私とホスピス看護師長は共同演者ということで
    フロアで待機する形でした。

    それ以外にも興味ある内容のものばかりで、時間がいくらあっても足りませんでした。

    2日目の昼に上映した「いのちがいちばん輝く日」は、先日見学に行ったヴォーリズ記念病院
    ホスピスでの40日間の出来事をまとめたドキュメンタリー映画で、まさにホスピス病棟で
    なされていることがそのまま映像となっていました。
    通常の映画のように、一つ一つのカットをリハーサルして、本番をやってというのではなく、
    ホスピス病棟での日常をそのまま映像に残したものでした。
    徐々に体が弱っていく患者さんをそのまま写し、亡くなる患者さんとその家族をまったく
    編集なしでそのまま映像化した素晴らしい映画でした。
    私たちがホスピスで行っていることが、そのまま映画の中にあると感じました。

    この映画は来年札幌で上映されるようです。その時には、みなさんにお伝えします。

    十分に満たされて秋の京都を後にし、札幌に帰ってきました。


  • 今年の死の臨床研究会全国大会は京都で開催されます。今年も、当院のホスピス病棟からの発表も
    あり、参加します。
    それだけでは、もったいないと考えた私は、今回無理を言ってヴォーリズ記念病院のホスピス病棟
    の見学をさせてもらいました。一日早く札幌を出て、11月2日の朝にはヴォーリズ記念病院に入れるように
    昨日は名古屋に泊まりました。

    ヴォーリズ記念病院のホスピスは2006年9月に開設。その当初から関わっているのが、ホスピス医の
    細井順先生です。細井先生は、元は外科医で淀川キリスト教病院で働いていて、外科医からホスピス医
    へ転身した先生です。当院の副理事長である前野先生とも旧知の仲間です。

    ヴォーリズ記念病院のホスピス病棟は16床。独立型の病床で、病棟は2階建てで、2階に病室があり
    全室個室です。木のフロアで、木目調を大切にした病室で、広いデイルームがあり、畳の部分には
    「こたつ」があり、やはり本州だなと思いました。

    2012-11-02

     

     

     

     

     

     

     

     

    朝のカンファレンスから参加させてもらいまいたが、当院と同じように各職種の人たちが集まって、
    夜勤の看護師からの申し送りに始まり、その後の担当看護師からの今日の予定など、基本的には当院と
    同じようなスタイルでした。細井先生も当院のホスピスのベースも淀川キリスト教病院のホスピスの
    流れなので、このようになるのだなと思いました。

    その後は、細井先生の回診に付かせてもらいました。細井先生の飾らない姿勢。私たちにはない関西弁
    のしゃべり。じっくりと患者さんに向かっているなと感じました。最近、忙しくしている自分を反省する
    機会となりました。

    ちなみに細井先生は、自分自身ががんを経験してからは、白衣を着ることを止めたそうです。医者の白衣
    はやはり権威に映るそうで、ホスピスでの平等の意識とはかけ離れていると思い、それから白衣を脱いだ
    そうです。
    そのエピソードを聞いて、私もまねをしました。それが、当院のホスピス医が白衣を着ていない理由です。


  • とうとう冬がやってきました。今日、向かいの施設に往診に行く際、外に出たところ
    虫が飛んでました。そう雪虫です。まだ、そんなに冷え込んでいない外の空気でしたが、
    いよいよ雪が降るんですね。

    雪虫はアブラムシの一種だそうです。体全体が綿で包まれたようになっているので、雪
    のようにみえるようです。雪虫という呼び名は主に北国の呼び名だそうです。
    私は、北陸出身で雪には慣れているのですが、雪虫は見ませんでしたね。やはり北海道
    の風物詩ですね。


  • やりました。クライマックス優勝。とうとう日本シリーズへ進出です。
    10月17日から札幌ドームでソフトバンクとのクライマックスシリーズが始まりました。
    もともと19日の観戦が一番都合がいいと思い、チケットを取ってあったのですが、
    まさかの3連勝でクライマックス制覇で日本シリーズに行けることになりました。
    今日の試合の流れは日本ハムファイターズにありましたが、その中でもいつ逆転されるかと
    心配しながらの観戦でした。そして9回に抑えに武田久が登場し、無事3アウトを
    取ったら、スタンドはもう興奮の嵐でした。思わず立ち上がってしまいました。
    本当に優勝してよかったです。

    最後に、監督選手一同がグラウンドに出て、レフトスタンド前でファンに向かって
    挨拶した後、ライトスタンドへ移動して、引退するソフトバンクの小久保をみんなで胴上げ
    したシーンはとても感動しました。こういうところがファイターズらしく、とっても
    素晴らしい景色でした。

    さあ、次は日本シリーズです。


  • みなさんは献血はご存知でしょう。私たちの血を無償で提供することですよね。
    日本では日本赤十字社がすべてを手がけており、日赤の血液センターに行けば簡単に
    献血ができます。当院にも年に1回ぐらい献血車がやってきます。

    実は私は献血マニアです。いつから始めたかは忘れましたが、すでに30回以上となりました。
    本当は、もっと出来たのですが、狂牛病(クロイツフェルト・ヤコブ病)のことで以前英国に
    1日でも滞在した人は献血が禁止となってしまい、平成17年6月から平成22年1月の
    約5年間献血ができなかったのでした。
    平成22年の緩和措置(英国滞在が1ヶ月以上の人)で、再び献血ができるようになりました。
    それからは、1年に2回ぐらいのペースで献血をしております。

    今日は、子供達を連れて新札幌のデュオにある献血ルームに行ってきました。ここは初めて
    でしたが、とてもきれいでゆっくりできました。ちょうどお昼休みの後に行ったため、混み合って
    いて1時間ぐらいいましたが、新聞を読んだりしてゆっくりと待つことができました。
    献血は400ml。今回は結構早く終了しました。

    最近は新しく献血する人が減っているようです。私たちのようなリピーターの献血によって
    事故や大きな手術で使われる輸血をまかなっているようです。献血された血はいつまでも保存
    できるわけではなく、常に新しい在庫が必要だそうです。
    時間があったらみなさんも献血はどうですか?


  • 先月の暑さが嘘のように涼しくなりました。札幌でも気温30度だったのが、もう遠い昔の
    ように感じるのは私だけでしょうか。
    家の庭に毎年ミニトマトを作っているのですが、そろそろトマトも赤くならなくなり、葉っぱ
    も枯れ始めたので、今日の午後にトマトを片付けて冬に備えました。
    ちょっと早いかなとは思いましたが、時間のある週末に庭仕事をしないとあっという間に
    雪が降ってしまいます。

    天気のいい一日でしたが、そろそろ雪虫が飛び始めるのかなと思った秋の夕方でした。


  • やりました!北海道日本ハムファイターズが今年のパ・リーグを制覇!
    今日、10月2日日本ハムファイターズは試合がありませんでしたが、2位の
    西武ライオンズが負けたため、マジック1としていたファイターズの優勝が
    決まりました。
    NHKのBS放送を見ながら、西武が負けてくれると嬉しいなと思っていたら
    ロッテが勝ってくれて、そのまま札幌ドームの中継に切り替わり、栗山監督の
    胴上げをテレビで見ることができました。本当は札幌ドームに行きたいなと
    思っていたのですが、試合のない日に夜遅くまで家に帰らないのはまずいかな
    と思って、今回はテレビの前でおとなしくしていました。

    いやー、栗山監督の胴上げ、よかったですね。これで北海道に来てから9年の内に
    4回もリーグ優勝しているですよね。強いチームです。

    さあ、これからはクライマックスシリーズ。しっかり準備をして、札幌ドームへ
    応援に行きましょう!


  • 今日は、当院は休日当番病院でした。新聞でも休日当番病院の一つとして掲載されるので
    普段は来ない方でも外来にやってくるので、今回は私が9時から17時までの応援担当として
    外来に出ました。
    休日当番病院の時は、外来で検査もできるように検査技師や放射線技師の人たちも出勤して
    もらい、いつもの平日の外来と同じ体制を引いています。

    札幌市はこれだけの大都市でもあるので、医療機関が休みの土曜日・休日に救急対応として
    内科は7つの医療機関に小児科は3つの医療機関に割り当てが来ます。約半年に1回ぐらいの
    割合で当院にも割り当てが来ます。
    今年はまだ寒さが本格的でなかったため、風邪症状の人もそう多くなく来院患者さんは
    30名程度でした。これが、インフルエンザシーズンともなると、次から次とやってくること
    があります。
    今回の休日当番は静かに終了した感じでした。


  • 今月は自動車運転免許証の更新月。つまり私の誕生月です。何歳になったかは秘密としましょう。
    さて、最近は免許証の更新も5年に1回のペースなので、前回はどうだったかと遠い記憶の彼方を
    思い出しながら、先日厚別警察署に行きました。
    もちろん滞りなく終わったのですが、講習会で言われたことは、北海道は最近交通事故死は少なく
    なり全国ワースト1位ではないのですが、交通事故になると死亡する率が高く、その理由は北海道
    を走る車のスピードが10km/h以上、本州より速いためだそうです。
    みなさんも実感しているとは思いますが、広くて走りやすい道が街中でもありますから、つい
    スピードが出ますよね。
    やはりスピードを出しすぎず、気をつけて走ろうと思いました。


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