• 今日は、10月10日です。以前は、この日が体育の日で休日でした。調べてみると、2000年
    (平成12年)から、10月の第2月曜日に移動してしまい、すでに10年以上が経過しており、
    10月10日=『体育の日』と知っている人は古い人と言われてしまいますね。

    さて、ここからは豆知識。知っている方もいるとは思いますが、10月10日は昭和39年に
    東京オリンピックが開催された時の開会式の日です。その日を記念して、昭和42年から国民の
    祝日にしたそうですが、どうして10月10日だったのか?
    できたら晴れた日に開会式をしたいし、また曜日が都合が良い日を選ぼうということで、10月
    10日になったとのこと。ただ、オリンピックの開催日としては異例の遅さだったとのこと。

    あと7年後には再び東京オリンピックですね。楽しみですね。
    今日の朝からの快晴の空を見ながら、49年前の東京の空もこんな青空だったのかなと、少し
    考えながら出勤してきました。


  • 先週の土曜日、当院のホスピス病棟の遺族会である「ひだまりの会」が開催されました。ホスピス病棟が
    出来て今年で10年になるのですが、3年目からご遺族に案内を出して遺族会を開催するようになりました。
    今年で8回目になります。
    目的は、御遺族のグリーフケア(悲嘆のケア)です。ホスピスで愛する人を亡くした後、残された家族
    はやはり日常の生活を送っていかなければなりません。ホスピスケアは、不治の病を抱えた患者さんと
    御家族に残された時間を大切にするケアを提供していますが、患者さんが亡くなった後の遺族のケアも
    ホスピスケアの一つと言われています。諸外国では、この遺族のケア(グリーフケア)が、ホスピスの
    仕事として認識され、ボランティアの人たちも交えながら広く行われているようです。

    毎年、このひだまりの会が少しでも良くなるようにと病棟のスタッフ達と改善点を見つけながら、やって
    来ました。今年の試みとして、いつも年1回の開催を今年は2回分けてやってみることとしました。
    今までは、ホスピス病棟で亡くなられた患者さんを過去3年間に渡って案内を出して、年1回のペースで
    遺族会を開催してきました。反省点の一つに、たくさんのご遺族が来ていただけて良かったけれど、
    もう少しいろいろなご遺族の話を聞きたかったということでした。
    そうするためには、来ていただくご遺族の数を少し減らす必要があるということになり、今年の遺族会は
    対象者を半分にし(1年半ずつ区切り)、開催を1回から2回に増やしてみることとなりました。

    実は、9月7日に1回目の遺族会を開催し、先週の土曜日は2回目の開催だったのです。
    今年は、1回目の参加者は予想外に少なく、2回目の参加者は予想以上に多かったです。それでも、どちら
    も御遺族のいろいろな話を聞くことができ、とてもいい会になりました。いつも、反省会でスタッフで
    話しているのですが、この遺族会はスタッフの癒やしにもなっているのです。

    参加していただいた方、本当にありがとうございました。


  • みなさん、こんにちは。ご無沙汰しております。
    さて、ご存知のようにホームページがこの10月からリニューアルしました。それに伴い院長ブログの形も
    変わりました。
    (ちなみに古いブログはどこにいったのでしょうか?私は詳しくないのでわかりません。)
    (とつぶやいたら、左にバナーが出ていますね。)

    10月に入りさわやかな秋晴れが続いています。院長室から見える空はとてもきれいです。

    今月は大きなイベントがあります。当院のホスピス病棟がオープンして10年となり、その記念講演会を
    予定しています。10月19日土曜にホテル札幌芸文館の瑞雪の間で開催します。
    ちょうど在宅療養支援診療所のホームケアクリニック札幌の開設5周年でもあり、共同開催としました。

    内容は3部構成で、第一部はこれまでのホスピスの10年の振り返りとホームケアクリニック札幌の振り返り
    です。ホスピスに関してはこの私が発表をする予定です。
    第二部は、アンサンブルグループ奏楽(そら)によるコンサート、そして第三部が淀川キリスト教病院
    名誉ホスピス長の柏木哲夫先生の特別講演です。どれもワクワクする内容と思っています。
    14時から17時までと少し長丁場ではありますが、みなさん是非足を運んでいただけたらと思っています。
    ちなみにどなたでも参加できますし、入場は”無料”です。

    ブログも一所懸命書きますので、よろしくお願いいたします。


  • 9月になりました。つい先日まで暑い、暑いと言っていましたが、雨が降るごとに気温が下がって
    来るのを感じるようになりました。まだ半袖で過ごすことは出来ますが、もう暑いですねと言わなくなった
    今日この頃です。

    8月も雨が多かったですが、9月に入ってもすっきりしない日が続いています。自転車通勤をしている
    私にとっては、この雨続きは困ります。朝起きて、雲行きをチェックし、新聞、ラジオの天気予報を
    チェックし、帰りの時間の頃の天候も考えに入れての自転車通勤です。
    冬になると自転車通勤ができなくなるので、もう何ヶ月もありませんが。


  • 今年も病院祭を開催しました。ここ何年かは、好天に恵まれていましたが、今年の夏の異常気象
    のためか、それとも院長の普段の行いが悪いのか、雨にたたられてしまいました。
    病院祭が始まった13時頃はまだ雨は降っていなかったのですが、途中からの土砂降りで外で
    テントの売店の人たちも中に入らざるを得ない状況となりました。

    それでも、14時からのロビーコンサートには、雨にもかかわらず来院された人、病棟から降りて
    来てくれた患者さんや御家族で一杯になりました。1時間を越えるコンサートはとても素晴らしく
    あっという間の時間でした。(詳しくはひだまりブログを参照してください)

    2013-08-24

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    無事、病院祭が終わり、晴れ間に自転車で家に帰ろうとしたら、再び大雨。しかし、東の空に
    きれいな虹が見え、なぜかホッとした気持ちになりました。
    もちろん,雨のため自転車では家に帰れませんでしたが。


  • 今回、夏休みを使って故郷に帰ってきました。何年かぶりにゆっくりと滞在することが出来ま
    した。
    最初に着いた日に泊まった家が、親戚の従兄弟の家で、すっかり北海道の言葉から地元言葉に
    なりました。初めは何となく違和感を感じながらしゃべっていたのですが、そのうちすっかり
    言葉が戻りました。いやー、30年前ぐらいに戻った感じ。しかし、忘れていませんね。
    滞在中に北海道の家に電話したのですが、後で『お父さん、言葉変だったよ。』と子供に言わ
    れました。

    昔懐かしい言葉を話しながらの数日間は、何とも言えない休日になりました。


  • みなさん、こんにちは。暑い日が続いています。北海道にも短いながらも暑い夏が
    やってきています。当院は古い建物と新しい建物、そして増改築などもあり、クーラーが
    効いている所と効いていない所があります。患者さんにはご迷惑をおかけしております。
    毎年スタッフからも暑い暑いと言われ、申し訳なく思っています。この要望にお応えするには
    建て替えしかありませんから。院長としては辛いです。

    本州出身の私(道産子ではありません!)には実はこの暑さはそんなに辛くないです。
    梅雨のない北海道、さわやかな北海道の夏、もう住んで20年近くなりますが、いつも
    楽しく暮らしています。

    来週、年に一度の夏休みをいただく予定です。しばらく不在になりますのでよろしくお願いいたします。


  • 徳洲会グループは毎週「徳洲新聞」というグループの広報誌としての新聞を発行しています。
    いつも徳洲会グループ内で起こっている旬な話題を提供することが一つの目的となっています。

    そして以前からその2ページ目には「直言(ちょくげん)」と書かれた半ページにわたるコラムが
    あります。徳田理事長がALSを発症する前は、直言は毎週徳田理事長の言葉でした。徳洲会が
    目指すところを毎週のように書いていました。
    ところが病気が進行するに連れ、2004年頃からは直言は徳洲会の幹部の方や、各病院の院長が
    書くようになりました。
    実は、3年前に院長になったときに、そのうち「直言」を書かないといけなくなるよとは言われて
    いましたが、結局3年間一度も依頼がありませんでした。
    しかし、先日突然徳洲新聞の事務局から連絡があり、今度はあなたの番ですよと言われたのが、
    6月の末でした。とうとうやってきました。

    当直の夜に一生懸命原稿を書き上げ、周りの人に助言をもらいながらの原稿を完成させました。
    徳洲新聞の編集者の人に、さらにわかりやすく書き直してもらい、7月15日発行の第885号の
    徳洲新聞の直言に私の言葉が出ました。恥ずかしいとは思いましたが、今私たちがやっていること
    をうまく書き表せたと思います。

    徳洲新聞は、各病院にバックナンバーも置いてありますが、徳洲会グループのホームページからも
    見ることができます。是非、読んで下さい。


  • 今日は、アパホテル&リゾート札幌で上記の先生の講演会がありました。沼野先生は、当院の
    ホスピス講演会の3回目(平成19年2月)の時に特別講演でお呼びした先生です。

    沼野尚美先生のことを少し紹介しますと、わが国で一番長くホスピスの現場でチャプレン
    (病院付き牧師)をなさってきた先生です。病院の薬剤師から病院のチャプレンに転職
    なさり、これまで9つ以上の緩和ケア病棟で勤められ、3000人以上の方々の生と死に関わって
    来た方です。

    今回の講演会は参加者に看護師さんが多かったためか、その方達に送るメッセージとのこと
    でした。テーマは「スピリチュアルケアの叫び」
    6つのことに分けて話してくれました。
    1.残された時間の使い方の叫び
    予後告知は何歳になっても、聞くことは辛いとのこと。残された時間をどう使うかは
    難しい。
    2.なぜ私ががんになったのか。
    この問いには答えはない。返事はしなくていいと。
    3.人生の後悔から来る叫び
    現在は緩和ケアの技術が進み、痛みなど症状緩和がうまくいくようなり、自分を振り返る
    時間が持てるようになった。そのために人生の後悔を考えるようになったとのこと。
    症状緩和だけでなく、心のケアも同時に必要になった。
    4.死をめぐっての叫び
    残り1ヶ月を切るようになると本人も家族も命の短さがわかる。そういうときに死に対する
    質問が出ると。その時、スタッフは生きることを支えること
    5.希望を求める叫び
    希望は変化できるし、してもいい。日々の生活の中で喜びと楽しみを増やすように工夫する。
    6.誠実な愛を求める叫び
    患者さんが大切にされていると感じるようにすること。きちんと言葉で伝えること。これが
    医療者が一番苦手にしていると。

    1時間半の講演会があっという間に終わりました。いつも沼野先生のおしゃべりは楽しく、
    ユーモアがあり、そして考えさせられた講演会でした。


  • いやー、暑くなりましたね。札幌でも30℃を超えるようになりました。あれだけ春が寒かった
    のに、ちゃんと夏はやってくるんですね。
    今日は、七夕ですね。でも、北海道は8月7日にやるんですよね。

    今日は、用事があり旭川に行ってきました。旭川も暑かった。今は札幌の住人ですが、
    その前は旭川に住んでいて、その時も暑いと思っていましたが、やはり盆地は暑いですね。

    これから、お盆ぐらいまでの北海道の短い夏をみなさん楽しみましょう!


  • 日、とある有名な先生と食事会を一緒にしたときに、いろいろな話を聞き、また
    いい言葉をきかせてもらった。もちろん緩和ケアの領域では先進的でユニークな先生で
    ある。その話の中で『ヒューマニズムを高めるために映画を見る。そして涙を流す』と
    言われた。
    そう言えば、結婚前はそれなりに映画やビデオを見たが、子供が出来てからはそういうもの
    を見る時間がぐっと減った。最後に映画を見に行ったのはいつかなと考えてしまった。

    そんな中、妻が是非見てこいと言うので、仕事が終わった夕方に子供と待ち合わせて
    標題の映画を見に行った。前情報は「おもしろいらしい」。行く前日にネットで少し
    映画の情報を読んで、映画館の場所を確認して行った。

    映画はインド映画。インドでは興行収入歴代NO.1を記録した映画だそうである。
    2009年制作で、今年になって日本で公開されたとのこと。先月からやっていたよう
    である。

    内容は、はっきり言っておもしろかった。3時間近くの映画があっという間であった。
    普通2時間を超えるとお尻が痛くなって気になるのだが、今回はあれよあれよと
    エンディングまで進んだ。
    中身を説明すると話が長くなるので、是非みなさん見て下さい。(と言っても、もう公開が
    終わったかもしれません)

    要は、好きなことを見つけ、それに邁進すれば、地位もお金も付いてくると。地位や
    お金を追いかけようとすると、いやなことを続けなければならないと。そして結局は
    後悔すると。
    そして、どんな困難な場面に出会っても、「うまくいく(All is well)」と考える気持ち
    が不安や臆病な気持ちを取りさらってくれると。

    映画は最後は超ハッピーエンド。とてもさわやかな気持ちになった映画でした。


  • みなさん、こんにちは。ご無沙汰しております。今日、外来の患者さんにたまに見ていますよと
    言われ、はっと気づいてのブログ更新です。

    昨日は恒例の田んぼの田植えでした。今年は冬は長く、なかなか春も訪れず、桜が咲いたかなと
    思ったら一気に暑くなりました。もう夏のような日差しですね。

    長かった冬のため、いつもの長沼の農家での田んぼの田植えは例年よりかなり遅いようです。
    それでも、暖かい日が続いたお陰で田んぼの水はぬるく、去年に比べてとても過ごしやすい気候
    の中での田植えでした。

    今年も田んぼのぬかるみに入れて良かったと思った一日でした。

    田植えの終わった田んぼです。
    2013-06-10


  • みなさん、こんにちは。ご無沙汰しております。このブログも今年になってからすっかり更新が少なく
    なっています。いつも書くことは色々とありながら、つい書きそびれてしまうのです。

    ようやく札幌も週末から気温がぐっと上がってきましたね。温かくなって自転車で通勤するのにとても
    いい季節になってきました。
    この週末東京出張だったのですが、思いのほか会議が早く終わり、すぐ札幌に帰ってきました。
    夕方時間があったので、家族で平岡梅林公園に行きました。もう16時もかなり過ぎていたので、渋滞も
    ないだろうと思っていたら、やはりイオン周辺の道は混んでいました。

    いつもの臨時駐車場に車を駐め、公園内に歩いて行くと、ちょうど白梅が満開、紅梅が7分咲きととても
    いいときに来ました。
    ホスピスの花見は先週の22日水曜日で、まだ花の方は咲いていなかったようですが、今日はばっちり
    でした。

    梅アイスの販売コーナーは長蛇の列。子供たちが食べたがっていたので、20分も並びました。
    それでも、きれいな梅を今年も見ることができて、とても良かったです。

    今週は梅林公園は見頃ですね。みなさんも時間があったら行ってみませんか。


  • 個人的なことですが、今日は子供の入学式でした。なんと、小学校の入学式と高校の入学式が重なってしまい
    午前中は小学校、午後は高校と二つ掛け持ちでした。それに小学校と高校が近くにあるわけもなく、私は
    小学校の入学式の途中で退席し、家に寄って子供を拾って、午後からの高校の入学式に行ったのでした。
    妻の方は、小学生の入学式とその後のホームルームが終わった後、妻の妹さんの車で高校まで送ってもらい、
    高校の入学式に滑り込みセーフでした。

    両方と無事入学式を終え、ホッとしましたが、夜はどっと疲れが出ました。やっぱり掛け持ちはするものでは
    ありません。札幌市内の小学校と中学校の入学式は別々の日なのですが、高校はそこまで考えてくれません
    ね。

    何にしろ、ようやく一番下の子供が入学して、感慨深いものがありました。


  • 毎年、春先に病院の職員向けに全体集会というものを開催しています。普段は朝礼などで
    病院の最近の出来事や今後のことを話しているのですが、一年に一度、病院のトップから
    今後の病院の目指す方向について話す機会を設けています。前任の前野先生が院長時代から
    開催しており、今年で私が院長になって3回目の全体集会が昨日開催されました。

    そこでは、私はいつも今年度の目標の意味合いを話しております。今年の病院の目標は
    『信頼と深慮』です。
    その目指すところを少しお話しますと、当院の理念の一つである「ホスピスのこころを
    大切にする病院」というのがあります。ホスピスケアを実践するにはチーム医療がとても
    大切です。チーム内には医師、看護師以外にも薬剤師や理学療法士、ソーシャルワーカー
    など色々な職種がいます。そのチームには対等な立場で関わっていくという基本姿勢がある。
    つまりお互いに信頼関係があるというのが大切と思い、まず『信頼』というキーワードを
    決めました。
    もう一つ、ホスピスという言葉にはおもてなしという意味があります。その言葉を何か
    日本語の熟語で表すものはないかと探し、『深慮』となりました。深慮はそのままでは
    深く、静かに考えることという意味ですが、別な意味で人の気持ちを思いやるという意味
    もあり、これがおもてなしの心、ホスピスに通じると考え、二つ目のキーワードとして
    『深慮』としました。
    信頼と深慮と二つ並べて、「しん・・」と「しん・・」となり韻を踏んでいて、我ながら
    素晴らしい出来と思いました。

    今年の目標を胸に秘め、今年も一年病院の職員と頑張りますのでよろしくお願いします。

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