久しぶりの当直です。特に大きなこともなく朝を迎えました。少し(?)早く起きたので
当直室から朝焼けが見えました。もうすぐ夏なので、冬よりは朝日が上がる位置が違いますね。
鉄塔よりずっと左から太陽が上がってきます。1月のブログと比べると違いがわかるかもしれません。
ちなみに朝日は朝4:30頃に上がっています。みなさんは起きていますか?
久しぶりの当直です。特に大きなこともなく朝を迎えました。少し(?)早く起きたので
当直室から朝焼けが見えました。もうすぐ夏なので、冬よりは朝日が上がる位置が違いますね。
鉄塔よりずっと左から太陽が上がってきます。1月のブログと比べると違いがわかるかもしれません。
ちなみに朝日は朝4:30頃に上がっています。みなさんは起きていますか?
今年の院内のBLS(一次救命処置)講習会が開催されました。今年は、4月14日と21日の2週に渡って
開催されました。講師は、私とI先生とMEのTさんでした。
トレーニング用の人形を使い、AED(自動体外式除細動器)のデモ器も使い、実際の訓練です。
心肺停止した人を想定し、心臓マッサージ(現在は胸骨圧迫と言いますが)を行い、AEDの操作も
やってみています。参加者は病院の看護師さんだけでなく、リハビリテーションの人たち、事務員、
なども毎年やっています。避難訓練と同じで、一度やっておくと実際の現場で慌てずやることが
できると思ってやっています。
いつか、当院の職員が日常のどこかで起こった急変患者に迅速な対応をして、命を救ってくれれば
と思っています。
以下は、その時の様子です。
今年もやはり北海道には春がやってきました。冬の間、いつまでこの寒さと雪が続くんだろうと
考えてしまいますが、確実に雪は融け春がやってきます。そして、タイヤ交換の時期がやってきます。
例年、3月末ないし4月上旬までスキーに出かけることがあるのですが、今年はもうスキーシーズン
は終了として、昨日タイヤ交換をしました。
もちろん、ガソリンスタンドに持って行って交換してもらうのでは無く、自宅で子供たちを動員して
のタイヤ交換です。男の子だし、やはり困ったときにタイヤの交換ぐらいは出来た方が、何かと役に
立つと考え、みんな小さい時から交換を手伝ってもらっています。スパナでキツくしまっているナット
を回すのも大変だし、車体を持ち上げるジャッキを操作するのも中々難しいことを体験してもらって
います。最初のうちは時間もかかり面倒でしたが、もう慣れたもので、私は監督で安全に注意して
いればいいくらい上手になりました。
冬タイヤはまた来シーズンの冬まで倉庫に眠ってもらいます。みなさんも交換しましたか?
平成26年度新入職者の入社式が行われました。まったくの新卒はいませんでしたが、
当院に6名の方たちが入職してもらいました。朝の辞令交付には緊張の面持ちの6名で
したが、それぞれ新しい職場で頑張ってもらいたいと思いました。
自分も思い起こせば、20数年間に大学を卒業し、社会に出ました。初々しい気持ちで
入社式に出たことが懐かしいですね。
私もこの病院の院長になってもうすぐ4年。毎日ドキドキしていたのが、懐かしくなって
しまいました。初心忘れるべからず。
今年も1年頑張りましょう。
みなさん、こんにちは。2月に入りましたが、寒い日が続いています。今年は、2月に
入っても寒い日が続いていますね。ちょうどさっぽろ雪まつりの季節で、雪像が融けたり
する心配がなくてよかったですね。
さて、高齢化社会の進行に伴い認知症の患者さんが増えています。外来をやっていても
確実に高齢者の数は増えているし、また認知症を抱えて入院する方も増えています。
私たちも認知症=アルツハイマーと思っているところがあり、認知症の患者さんが
来ると扱いに困ってしまい、どうしても精神科に紹介してしまうことが多いです。
アルツハイマー型認知症にはアリセプトという効果のある薬があり、10年以上前から
使われています。これは認知症を治すというよりは進行を遅らせる薬で、私たちも
アリセプトを飲んでいる患者さんが穏やかに過ごしているのをよく見かけます。
ところが、すべての認知症に方にアリセプトが効果があるとは言えず、逆効果になる
ことがあるそうです。それに気づいたのが、名古屋フォレストクリニックの河野先生
だったそうで、「コウノメソッド」というものを開発したそうです。こころある医師なら
この「コウノメソッド」を勉強して、認知症に苦しむ患者さん、家族を助けようというもの
だそうです。
その「コウノメソッド」を当院の田村先生が約1年間独自で勉強をして、実際に当院の
外来患者さんに実践してみようと考えています。
そこで、当院の職員にもその「コウノメソッド」を理解してもらうために、2月に入って
から勉強会を始めました。2月3日に第一回の勉強会が開催されました。なるべくたくさん
の職員に参加してもらうため、週に2回勉強会を開催して、同じ内容の講義をしてくれる
ことになりました。
下はその時の風景です。当院のスタッフだけでなく、関連施設の職員なんかも参加して
くれて、やなり認知症は大事なトピックであること感じました。
みなさん、こんにちは。今日のお知らせは、地下鉄の大谷地駅にできあがった看板の
ことです。先日完成しました。
地下鉄大谷地駅に入って、大通り方面に降りる階段から見えるのが当院の看板です。
先日、帰りに寄り道をして地下鉄を使いましたが、こんな風に見えます。
意外と大きいし、目立って、ちょっと嬉しかったです。雰囲気もいいですし。
当院へは大谷地バスターミナルから中央バス69番に乗って、約15分くらいです。
是非お立ち寄りを!(宣伝ですか?)
アップです。
札幌は、このところ最高気温が0℃以下の日が続いています。昨日は大寒(だいかん)。
日本ハムファイターズの陽岱鋼(ようだいかん)とはイントネーションが違いますね。
冗談はさておき、大寒は二十四節気の一つで、一年で最も寒い時期と言われています。札幌の
寒さも今年一番。今朝の最低気温は-11℃だったようです。出勤の車の外気温も-11℃
を示していました。寒かったですね。
少し早く出勤したので、院長室からこんな朝日が見えました。寒さを感じますか?
お正月が明け、それぞれ仕事に戻り1週間が経ちました。みなさんはいかが
お過ごしでしょうか? 当院も1週間が過ぎ、ようやく病院らしくなってきました。
今日は、2週続けての土曜日の午前診です。そしてそのまま当直の予定です。
手帳を見て、去年のことを振り返ると、同じように2週目の土曜日に午前診と
当直をやっていますね。
今週は、1月9日の木曜日に札幌徳洲会病院の地域医療連携室からのお願いで
豊平区の創造学園での医療講演に行ってきました。札幌市の月寒公民館で
昭和51年から開催されている2年制の高齢者教室の一つだそうです。
普段はどうやったら健康になれるか、どうやったら早く病気を見つけられるか
という話が多いとは思うのですが、今回は私の専門である緩和ケアの立場から
のアプローチとして『最近のがんと緩和ケアについて』と『がんになったら
考えてほしいこと』の2つのテーマに関して約1時間ずつ話させていただきました。
がんという病気は珍しくなく、高齢になればなるほどなりやすくなること。
がんが見つかったときにどう関わっていくか。必ずしも治すことが目標では
なく、その病気とつきあっていくこと、もしくはどのように最後を見極めるか
などについて話させていただきました。
残りの人生についての少しでも手助けになればと思い、講演会を終えました。
新年明けましておめでとうございます。平成26年午年です。
元旦は、いつものように早く目が覚め(やはりもう年でしょうか?)、自宅から
初日の出を見ることが出来ました。札幌地方は天気が悪いと言われていましたが、
朝は雲が切れていたようで、うまく初日の出が見られ、写真にも撮りました。
今年も最初から縁起がいいと思いました。
今年はカレンダーが変則的なため、休みが長かった人が多いと思います。でも、
病院は患者さんも入院しているし、また病気になって困る人もいますから、当院では
4日から診療を開始しています。でも、今年は4日が土曜日なので、午前中までの
診療体制となっており、通常の診療が始まるのは、6日月曜日からとなっています。
初詣は行きましたか? 今年は私は元旦に家族で近くの神社に行ってきました。
元旦に初詣に行くのは久しぶりで、神社の混雑ぶりにびっくりしました。人混みを
避けるなら、別の日がやはりいいですね。
今年もよろしくお願いいたします。
秋晴れの東京に上記試験を受けに行ってきました。日本プライマリ・ケア連合学会が
主催する認定試験です。今回を含めて計3回の移行措置に伴う試験です。
何年か前より厚労省を中心に専門医のあり方に関して協議がなされていました。
2004年(平成16年)より新臨床研修制度が始まり、医学部を出る全ての医師は
厚労省が指定する研修指定病院での2年間の研修が義務づけられました。
そのために若い先生達が大学の医局に残らず、市中の有名研修病院に集まるように
なり、地域医療が崩壊したと言われました。
しかし、現実はそこが問題ではなかったのです。確かに若い先生(2年以内)達が
都市部で研修するようになったのですが、問題のその後の医師達の行き先が問題でした。
2年の臨床研修が終わった後は、やはり多くの人たちが専門医を目指したのでした。
例えば、循環器専門医、耳鼻科医、麻酔科医など、それぞれが興味を示す科を指向した
のでした。そうすれば、やはり地域で働こうという医師は少数派でした。国も医師会も
そんなことは関知していません。まったくの自由意志でみんなが動くのです。
予想通り、地域医療は崩壊へと進みました。新臨床研修制度が地域医療の崩壊の原因だと
いう指摘は誤りでした。やはり医師を適正に配置する仕組みが必要であると厚労省も
とうとう気づきました。
それが、厚労省の専門医のあり方の協議会で浮き彫りになったことでした。そうすると現在
行われている学会主導の専門医の養成には問題があるということになりました。
どこかの第3者機関が適正な専門医をまとめ上げる必要があるとの認識です。そして
現在、いろいろな専門医がいますが、医療に必要な専門医を決める必要があるとなりま
した。そして、足りない専門医として、地域を支えるプライマリケア医であるという
ことでした。そして19番目の専門医として「総合診療医」という専門医が創設される
ことになりました。その専門医を担うのが「プライマリ・ケア連合学会」なのです。
その専門医を増やすため、移行措置として「プライマリ・ケア認定医」試験が行われ、
受けてきました。記述試験で120分。久しぶりにドキドキして目一杯時間を使って
試験を受けてきました。発表は来年2月頃だそうです。合格したらブログで報告します。
昨日、当院4階講義室において札幌南青洲病院の合同慰霊祭が開催されました。
平成24年4月から平成25年3月まで当院で亡くなられた患者さんのご遺族に対して
案内を送付したところ、なんと68名もの方が参加されました。
毎年、ホスピス病棟では遺族会が開催され、グリーフケア(悲嘆のケア)の一環として行って
いますが、今回は初めて病院全体に広げてみました。
病院ではがん以外でも亡くなる方がいて、また必ずしもがんの方たちがみなさんホスピス病棟
で亡くなっているわけではありません。そういう方たちに病院として何とかできないかをここ
数年模索していました。当院のグリーフケア委員会を中心に準備を行い、今年初めて慰霊祭を
開催することができました。
初めての試みで、一体何人ぐらいのご遺族が参加されるのか見当もつかなく、病院の4階
講義室で開催することにしました。予想以上の方たちの参加があり、手狭な感じになってしまい
ましたが、ご遺族にとっては当院に来院したことが、一つの区切りになった人も多く、当院で
おこなった意味があったと感じました。
慰霊祭の後に茶話会を開催し、かなりのご遺族が残られ、病院のスタッフと語らう時間も持て
ご遺族だけでなく、当院のスタッフも貴重な体験が出来たと思いました。
今後も続けていかなければと思った慰霊祭でした。
今回、11月2、3日の2日間に島根県松江市で上記の研究会が開催されました。
テーマは「いのちをつなぐ~神秘の国 出雲から考える~」。
日本死の臨床研究会はホスピス緩和ケアの領域でも最も老舗の会です。よく
日本XX学会(例えば、日本内科学会)などと、医師が集まる学会は多数あり
ますが、この会はなるべくいろいろな職種の方たちが集まり、死に臨む学術的
な研究会をやっていこうということで、学会とは呼んでいません。
現に、会員の60%は看護師の人たち、医師は25%ぐらい、その他薬剤師や
医療ソーシャルカーカー、一般の人などで構成されています。
研究会では、当院からは3演題のポスター発表があり、発表してきました。私も
「当院ホスピスのおける現状」と題して、ホスピス病棟の9年間のデータを
まとめた発表をしてきました。
出雲神話の舞台である島根ということで、出発前に古事記に伝わる出雲神話に
関して少し勉強をしていきました。
大会の中でも、基調講演が出雲の語り部である藤岡大拙さんだったり、セミナー
では鎌田東二さんの「古事記における死と現代の死」というテーマだったりと
いつもの死の臨床とは違った話が聞けたことも私にとって楽しかったことです。
神様が宿る出雲の雰囲気を感じながら、島根から帰ってきました。
10月最後の日です。今年はまだ雪が降らないので、まだ自転車通勤しています。
回りからこんなに寒いのまだ乗っているの?と言われますが、まだまだです。雪が降ったら
少し考えますね。
さて、週末は島根・松江市で日本死の臨床研究会年次大会が開かれます。今年のテーマは
「いのちをつなぐ」です。当院からも何人か発表をする予定で、私も当院ホスピスの現状を
報告する予定です。
島根はみなさんご存知のように出雲の国です。10月は神無月と普通言われますが、出雲に
は10月に神様が集まる月なので『神在月(かみありづき)』と呼ぶそうです。週末はもう
11月になっていますが、旧暦では10月なので、たくさんの神様が集っているそうです。
そんな島根に行ってきます。今年は出雲大社が平成の大遷宮をやった年なので、かなりの
人出だそうです。ちょっと心配ですが、お参りに行ければいいなと思っています。
10月も最後の週末となりました。もともとこの土曜日は会議で出張予定でしたが、急遽延期と
なってしまい、ふと時間が空きました。これを機会に少し溜まっている仕事を片付けに病院に
出てきました。
昨日までの雨は上がり、午前中は少し太陽が出ていましたが、雲も多く何となくすっきりしない
天気。秋晴れとはいかない週末です。ゆっくりと気温が下がり、札幌の街でも紅葉が始まってい
ますね。出勤で通る道路も紅葉できれいなところがあります。
病院の窓から見える当院の樹木も色づいています。写真で撮ったらそんなでもないかな。
秋本番ですね。
昨日、秋晴れのホテルさっぽろ芸文館で、上記の記念講演会が開催されました。
1年以上前から企画をしていたのですが、ようやくこの日が来たと思いました。
今回は、3部構成で第1部は、札幌南青洲病院ホスピスの10年とホームケアクリニック札幌
の5年のあゆみをそれぞれ振り返りました。ホスピスの10年は私が担当しましたが、過去の写真
を探したり、過去にいたスタッフの写真を見たりすると、それぞれに懐かしさと時代を感じる
時間でした。10年間という時間で、ホスピスで働く人たちは随分変わりましたが、最初に作り
上げようとしたその理念はしっかりと根付いていると感じました。
第2部はアンサンブルグループ奏楽(そら)さんたちによるミニコンサートでした。その
プロデュースは、ホームケアクリニック札幌の院長の前野先生で、前野先生が選曲した音楽を
すてきなピアノやバイオリン、オーボエなどで演奏していただきました。第2部の最後は中島
みゆきの「時代」をフロアのみなさんと合唱しました。
第3部は我らホスピス医の第一人者である柏木哲夫先生の講演会でした。「ホスピスのこころ
を深める」というテーマで、いろいろな話に及びました。ホスピスケアというのは、当初は支える
ことと思っていたが、そうではなく『寄り添う』ことであることを。人は強い苦悩を与えられた時
スピリチュアルペインが覚醒してくるので、それをケアするのもホスピスケアだということ。
また、ホスピスのこころを深めるにはケアをする一人ひとりが『人間力』を高めることと話されて
いました。
この10年のあゆみに感謝し、それぞれが人間力を高めて、一歩一歩進み、さらにいいホスピスを
作っていきたいと思った記念講演会でした。