日: 2013年4月5日

  • ✴︎

    ✴︎ ,

    全体集会

    毎年、春先に病院の職員向けに全体集会というものを開催しています。普段は朝礼などで
    病院の最近の出来事や今後のことを話しているのですが、一年に一度、病院のトップから
    今後の病院の目指す方向について話す機会を設けています。前任の前野先生が院長時代から
    開催しており、今年で私が院長になって3回目の全体集会が昨日開催されました。

    そこでは、私はいつも今年度の目標の意味合いを話しております。今年の病院の目標は
    『信頼と深慮』です。
    その目指すところを少しお話しますと、当院の理念の一つである「ホスピスのこころを
    大切にする病院」というのがあります。ホスピスケアを実践するにはチーム医療がとても
    大切です。チーム内には医師、看護師以外にも薬剤師や理学療法士、ソーシャルワーカー
    など色々な職種がいます。そのチームには対等な立場で関わっていくという基本姿勢がある。
    つまりお互いに信頼関係があるというのが大切と思い、まず『信頼』というキーワードを
    決めました。
    もう一つ、ホスピスという言葉にはおもてなしという意味があります。その言葉を何か
    日本語の熟語で表すものはないかと探し、『深慮』となりました。深慮はそのままでは
    深く、静かに考えることという意味ですが、別な意味で人の気持ちを思いやるという意味
    もあり、これがおもてなしの心、ホスピスに通じると考え、二つ目のキーワードとして
    『深慮』としました。
    信頼と深慮と二つ並べて、「しん・・」と「しん・・」となり韻を踏んでいて、我ながら
    素晴らしい出来と思いました。

    今年の目標を胸に秘め、今年も一年病院の職員と頑張りますのでよろしくお願いします。

月別