月: 2017年10月

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    ファイターズ通信番外編

    みなさん、こんにちは。日本シリーズが始まりました。昨年の今頃は、我ら北海道日本ハムファイターズと
    広島東洋カープの熱戦を楽しんでいましたが、今年は静かな10月になっています。
    先週の大きな出来事は、ドラフト会議で早稲田実業の清宮君を1位指名できたことでしょう。栗山監督の
    笑顔は今年一番でしたね。とっても嬉しかったことは間違いないでしょう。何をやってもうまく行かなった
    今シーズンでしたが、最後の最後に嬉しいニュースが入ってきました。大谷君が今後どうなるかわかりません
    が、来年以降も楽しみなことが増えました。話題に事欠かない日本ハムファイターズですね。

    さて、週末は日本ハムファイターズいない札幌ドームに久しぶりに行ってきました。
    それは、北海道のプロスポーツ球団の一つである北海道コンサドーレ札幌の試合の観戦でした。
    実は、いつもコンサドーレ札幌の試合結果は気にしながらも、なかなか行くチャンスがありませんでした。
    Jリーグは週末の試合が多く、自分の都合が合わずに今シーズン終盤まで来たのでした。
    しかし、日本ハムファイターズのシーズンが今年は早々に終わり、さみしい10月を過ごしていたのですが、
    ちょうどうまい具合に用事のない日曜日にコンサドーレ札幌の試合が開催されるのを聞いて、観戦に行くこと
    にしました。子供と一緒にサッカー初観戦。テレビでは見たことがありましたが、初めてのサッカー仕様の
    札幌ドームでした。全体を見渡しながら、あそこが本塁ベースあたり、ここは3塁側という感じで見渡しました。
    私が今回座ったところは、赤黒サポーターズゾーン・バックという所で、野球ではレフトスタンドの辺りでした。
    ちょうどコンサドーレ札幌のサポーターが立って応援するゴール裏の横という感じで、サポーターの大きな声が
    届くところでした。

    試合は、結果的には負けましたが、途中までいい試合展開で息が抜けない感じでした。野球と違って、前半
    45分、後半45分と緊張が続き、途中トイレに行ったり、食べ物を買いに行ったりできないなあと思いました。
    (飲んだり、食べたりするのが本来の目的ではないと言われれば、それまでですが。 😀 )

    今回は入場者全員に赤いブレスレットが配られ、試合前の赤いLEDの演出がとてもきれいでした。

    コンサドーレ札幌はJ1残留がかかっています。頑張って、来年も是非J1残ってほしいですね。

    以上、ファイターズ通信番外編でした。いや、コンサドーレ通信でしたかもね。

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    ホスピスの遺族会(ひだまりの会)

    先週の土曜日、ホスピスの遺族会(ひだまりの会)が開催されました。今年で12回目を数えます。
    今年のホスピスの遺族会は平成27年4月から平成29年3月までの2年間で当院のホスピスで亡くなられた
    方のご遺族に対して開催しました。9月と10月の2回開催することで、できるだけ多くの方が参加して
    いただけるようにしています。
    今回の10月は2回目の遺族会で、参加者は5家族7名の方でした。例年の中では少ない参加者でしたが、
    全員でテーブルを囲んで丸くなったような形になり、皆さんの顔が見え、また声も十分届く距離で
    いい感じとなりました。
    ひとり一人に想い出などを語ってもらい、短い時間があっという間過ぎました。

    その中で印象に残った言葉が二つありました。

    今日のキーワード:
    「あんさん」
    「お父さん、お見事!」

    どちらもご遺族から聞いたお話です。まず1つめは、『あんさん』
    当院ホスピスで亡くなられた高齢の男性のお話です。数年前に当院の近くに奥さんと引っ越してきた
    そうです。どうも体の具合が悪かったようですが病院にはずっと行かなかったようです。それでもようやく
    病院に行って検査を受けたところ、末期の癌とわかったようです。それで、転院手続きをして当院の
    ホスピスに移ってきました。痩せてはいましたが、まだ頑張ることが出来たので、ホスピスでの催し
    物に参加したりして楽しんでいました。しかし、徐々に状態は悪化し、衰弱していったようです。
    いよいよ厳しい状況になったことが、スタッフから奥さんに伝えられ、道外在住の息子さん二人が
    駆けつけました。元々口数の少ないお父さんだったようで、あまり辛いとは言わなかったようです。
    駆けつけた長男がお見舞いの合間に食事に外出するためにホスピスの部屋から出ようとしたとき、
    ご本人から『あんさん』という言葉が出たようです。出身が東北地方の方で『あんさん』というのは、
    お兄ちゃんを意味しているそうです。その言葉を聞いた長男さんもビックリして食事に出かけるのを
    止めたそうです。
    奥さんからの話では、ご本人は息子さん二人に手を握られ、静かに旅立ったとのことです。こんな
    最期を迎えられて幸せな夫はいませんとのことでした。

    2つめは、『お父さん、お見事!』
    この方も男性です。実は私の担当の患者さんでした。がんという病気がわかり、治療するかどうか
    迷っているときに私と関わることがあり、治療はせずに緩和ケアを選択して最期までしっかり生きた
    方でした。経過中にも色々なエピソードがあり、それも印象深かった方でしたが、ご家族もご本人
    を支えていました。この男性と奥さんと長男家族が同居されており、娘さん二人は関東在住という
    状況でした。関東在住の娘さん達は交替で両親のお世話に札幌に来ておりました。
    徐々に病気が進んでいる中、がんがとうとう脳にまで転移していることがわかり、自宅での療養は
    難しいと判断しホスピス病棟に入院しました。比較的穏やかな日々が続きましたが、確実に病状は
    悪くなりました。ご家族から最後に自宅に外出させたいという希望があり、亡くなる2日前でしたが、
    車で出かけてきました。かなり体に負担にはなったかもしれませんが、ご本人もご家族も家に帰れた
    ことに非常に満足していました。
    その日からはこちらからの問いかけやご家族の声はわかったようですが、ご本人はほとんど話せ
    なくなりました。
    そうしていよいよ最期の時が近づく中、妻と娘さん二人が両手を握りながら本人に声をかけていた
    そうです。3人でご本人の両腕の橈骨動脈を触りながら、まだ脈があるとか、少し弱くなったとか
    話していたとのこと。そして徐々に脈が遅くなっていったのが、娘さんにもわかったようです。
    呼吸も弱くなり、脈の間隔が延びて、そして脈が止まったそうです。そうしたら長女さんが、
    『お父さん、お見事!』と叫んだそうです。妻は悲しい気持ちより、その言葉に思わず圧倒された
    そうです。苦しまず、安らかな最期を妻と娘さんと3人で共有できたことが良かったと言っていました。

    一人ひとり違った最期の迎え方があり、そのドラマに一旦を見させていただいた時間でした。

    以上、ホスピスの遺族会の報告でした。

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    札幌の初雪はいつかな?

    みなさん、こんにちは。札幌も随分と寒くなってきました。今朝、自転車で出勤していると札幌から見える山並み
    が真っ白になっていました。昨日の夜から今朝にかけて降った雨は山では雪だったのでしょう。
    手稲山の頂上辺りも白くなっていましたから、いよいよ冬が近づいてきましたね。

    札幌の初雪はいつでしょうか。昨年は10月21日でした。例年では10月28日が札幌の初雪観測日だそうです。
    あと後10日ですね。冬のタイヤ交換もそろそろやらないといけません。

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    今シーズンの野球は終了

    こんにちは。今回はブログの更新が早いです。まあそれだけ書くことが多いからかもしれません。
    昨日、わが北海道日本ハムファイターズの今シーズンの試合が終了しました。
    通算成績は60勝83敗。なんとか60勝には到達したようですが、負け越しが23もあります。まあ
    良くなかった年ですね。昨年は奇跡の大逆転優勝。10月に入っても野球の話題で盛り上がりました
    が、今年は早々にBクラス(4位以下)が確定し、クライマックスシリーズも何もありませんので、
    とっても静かな10月になってしまいました。さみしいシーズンオフです。
    昨年の今頃はクライマックスシリーズで、福岡ソフトバンクホークスを下し、日本シリーズに進出。
    広島カープ相手の連敗を札幌ドームで逆転し、流れを引き戻し見事4連勝で日本一を獲得したことは、
    やはり凄い事でしたね。

    今年は弱いファイターズで、どうして?どうして?とは思いましたが、何人もの選手が怪我で離脱。
    一番痛かったのはやはり大谷君の不在でしたね。それでも、栗山監督が必死に手を打ちながら、
    勝利を目指すのですが、何故か悪い方へ悪い方へと流れていったと思います。こんなにうまく行かない
    年もあるんですね。本来ならこの成績なら最下位だったと思うのですが、千葉ロッテマリーンズが
    さらに負けたため5位ですんだと思います。2012年の優勝、翌年最下位の二の舞いはなりませんでし
    たが、成績はそのときより負けているんですよね。

    もう優勝できないことがわかった時点から、完全に若手の起用にシフトしていました。その中で
    活躍した選手も増えてきました。さらに頑張って次の世代のファイターズが作り上がることを望み
    ます。

    それにしても、大谷君は残らないかあ。一ファンの希望。無理だと思うけど。
    ホーム最終戦。大谷君のピッチャー&4番。凄かったなあ。

    そして、白井コーチ胴上げ。またいつかファイターズに戻ってきてほしいです。

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    秋田の日本死の臨床研究会に行ってきました

    皆さん、こんにちは。前回のブログに書いたように秋田で開催された第41回日本死の臨床研究会年次大会に
    参加してきました。昨年の第40回大会はここ札幌で開催され、当院が事務局をやっていたため、大会期間中
    はずっと裏方の仕事でした。
    今回は、一人の参加者として、また事例検討の座長を頼まれたので、それ役割を全うするのが私の仕事でした。

    今回の秋田への旅の前にでビックリしたことがありました。それは、大学時代の同級生が突然連絡してきた
    ことでした。彼は現在、秋田市内に住んでいたのでした。
    前回のブログに、「今週末は秋田で開催される日本死の臨床研究会年次大会に参加します」と書いたことが
    きっかけでした。とっても久しぶりのブログだったのですが、大学時代の同級生はふとそのブログを見たそう
    です。何度か札幌に来たこともあったようですが、わざわざ呼び出すのもどうかなと思いながら年月が過ぎて
    いたようです。そこに秋田に来るという情報が入ったからにはこれは連絡しないと思ったようで、突然病院に
    連絡が来ました。「・・・だけど、覚えている?」という電話でした。そりゃ、覚えていますよ。「なんで
    電話してきたの?」という問いは、上記に書いたことだったようです。
    早速秋田入りした日の夜に会いました。医学部卒業後、10数年。二人ともちょっと老けました。それでも、
    なんか懐かしい感じでした。秋田の飲み屋街に連れて行ってもらい、二人でゆっくりとお酒を飲みました。
    秋田の人は、まずビールで乾杯はしても、すぐに日本酒に切り替わるそうです。いくつかのお酒を飲み、
    ちょっと二日酔いになってしまいました。

    大会初日の午後に事例検討の座長をやりましたが、発表者の内容も良く、参加したフロアからも活発な意見
    が出て、とても勉強になった事例検討でした。

    2日間楽しんで、夜遅く札幌に帰ってきました。

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    電子カルテ稼動2年経過

    いやー、大変ご無沙汰しております。すっかりブログの更新が途絶えております。何度か書きかけた原稿も
    あったのですが、途中のまま日時が過ぎてしまい、もうアップしても仕方がないと思ってボツにしました。
    ブログを書こうと思いながら、ついつい時間が経ってしまいました。
    そして気がつけば10月の声を聞いてしましました。
    あの暑かった夏もすっかりどこかに行ってしまい、気づけば9月。このところ一気に寒くなって来ました。
    みなさんは元気にお過ごしでしょうか。

    さて10月1日といえば、ちょうど2年前、病院の電子カルテが稼動した日でした。その前後は電子カルテが
    うまく稼動してくれるかヒヤヒヤしていましたが、無事稼動。気づけば、この2年間大きなトラブルなく
    来ています。もう電子カルテがあるのが当たり前の日々となり、紙カルテや点滴や薬剤の指示を紙でやって
    いた時期が懐かしいです。

    私たち医師に取っては、病院のどこでもデータの確認が出来たり、指示を出せたりしてとっても効率が
    上がりました。また、一部の先生の字が悪筆で指示が読めないと看護師や薬剤師からよく言われていたので
    すが、その点もすっかり解決しました。
    もう電子カルテがないとやっていけない時代になりました。

    次はこの便利になった電子カルテをもっと有効に使う方法を考えていかないといけません。日々の記録だけ
    でなく、色々なデータを集めるにも簡単にできるので、その辺りの活用方法を勉強したいですね。

    今週末は秋田で開催される日本死の臨床研究会年次大会に参加してきます。

月別