日: 2023年6月19日

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    慰霊祭『こもれび』

    皆さん、こんにちは。いつものご無沙汰院長ブログです。病院の公式Instagramが始まり、連日病院内での出来事が投稿されています。私も色々と出演しております。どこで出てくるかはお楽しみ(?)にしてください。

    さて、先週の土曜日(6月17日)の午後、慰霊祭が開催されました。数えて第11回になりましたが、実は新型コロナウイルス感染症の流行のため2020年からの3年間は御遺族を招く事ができず、病院のスタッフのみの慰霊祭でした。3年前(2020年)は里塚の旧病院で、一昨年と昨年(2021年と2022年)の2回は新病院で開催はしましたが、関係者をお呼びできなくて少し寂しい慰霊祭でした。
    そしてようやく4年ぶりに御遺族を招いての慰霊祭を開催することが出来ました。
    病院、ホームケアクリニック札幌、緩和ケア訪問看護ステーション札幌の関わりの中で令和4年4月から今年3月までに亡くなった患者さんの御遺族に連絡させて頂き、希望された方に参加していただきました。
    嬉しいことに予想以上の方に参加していただくことができ、100名以上の方に出席していただきました。
    ただ残念なことにはたくさんの方が参加することになったため、一ヶ所で開催することができませんでした。スタッフが苦労して、メイン会場をシュバービング広場、第2会場を病院の講堂に、そしてクリニックの関係者はクリニックの1階の広場(ルイカ)に座ってもらい3ヶ所で同時に開催しました。
    マイクの声が少し聞こえずらかったりとうまく行かない部分もありましたが、グリープケア(悲嘆のケア)の一環としての慰霊祭を開催できて良かったです。このような会がない限り、なかなか病院やクリニックに足を運ぶことが出来なかったりするものなのですが、慰霊祭に参加することで気持ちの区切りをつける方も多いのではないかと思います。
    慰霊祭は最後にそれぞれ(御遺族、スタッフ一同)が順番に献花をするのですが、ちょうど前にいた私にある御遺族が『これでようやく一区切りがつき、スマホに撮ってあった故人の写真が見ることが出来ました。ありがとうございました。』と言っていただきました。
    明日につながるいい言葉でした。

    シュバービング広場から見える木立からは本当に「木漏れ日」が見えました。

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