昨日、札幌エルプラザホールでアフガニスタンで活躍中の中村哲先生の
講演会がありました。医療九条の会・北海道の結成5周年記念の講演会
でした。
開演は18:30からということで、ぎりぎりに会場に行ったところ受付では
すでに長蛇の列になっていて、入るときにはもしかしたら立ち見になるかも
しれませんと言われたときには焦ってしまいました。何とか無事座れましたが、
用意した座席は一杯となり、周りに追加の椅子やゴザが敷かれていました。
講演会がありました。医療九条の会・北海道の結成5周年記念の講演会
でした。
開演は18:30からということで、ぎりぎりに会場に行ったところ受付では
すでに長蛇の列になっていて、入るときにはもしかしたら立ち見になるかも
しれませんと言われたときには焦ってしまいました。何とか無事座れましたが、
用意した座席は一杯となり、周りに追加の椅子やゴザが敷かれていました。
ペシャワール会代表の中村哲先生は、ご存知のように日本の医師で、当初は
パキスタンのペシャワールに入り、ハンセン病の治療にあたることを目的と
していました。それが今から28年前。
その後、アフガニスタンのソ連の侵攻で情勢が変わり、パキスタンの治安が
悪化したためペシャワールからは離れ拠点病院も無くなり、今はアフガニスタン
のジャララバードを拠点にしていることでした。
1999年に起こった大干ばつが地域の情勢を多く変化させたこと。ハンセン
病という一感染症を治療するのではなく、医療を行うためにはまず衛生が必要。
それには水が必要である。そうして、医療活動が水を整備すること、つまり
井戸を掘ること、それから用水路を作っていくことへとつながったこと等々。
ここでは全部紹介しきれない内容でした。
今は医者でありながら、重機を操作しながら用水路の穴を掘っていると笑って
いたことが印象的でした。
お話と会場からの質疑応答であっという間の2時間30分でした。今できること
一つ一つやっていく。そうして大きな仕事をやり遂げている。中村先生の姿勢
に学ぶことは多いと思った講演会でした。