みなさん、こんにちは。今日のお知らせは、地下鉄の大谷地駅にできあがった看板の
ことです。先日完成しました。
地下鉄大谷地駅に入って、大通り方面に降りる階段から見えるのが当院の看板です。
先日、帰りに寄り道をして地下鉄を使いましたが、こんな風に見えます。
意外と大きいし、目立って、ちょっと嬉しかったです。雰囲気もいいですし。
当院へは大谷地バスターミナルから中央バス69番に乗って、約15分くらいです。
是非お立ち寄りを!(宣伝ですか?)
アップです。

坊院長のつぶや記ブログ
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昨日、当院4階講義室において札幌南青洲病院の合同慰霊祭が開催されました。
平成24年4月から平成25年3月まで当院で亡くなられた患者さんのご遺族に対して
案内を送付したところ、なんと68名もの方が参加されました。
毎年、ホスピス病棟では遺族会が開催され、グリーフケア(悲嘆のケア)の一環として行って
いますが、今回は初めて病院全体に広げてみました。
病院ではがん以外でも亡くなる方がいて、また必ずしもがんの方たちがみなさんホスピス病棟
で亡くなっているわけではありません。そういう方たちに病院として何とかできないかをここ
数年模索していました。当院のグリーフケア委員会を中心に準備を行い、今年初めて慰霊祭を
開催することができました。
初めての試みで、一体何人ぐらいのご遺族が参加されるのか見当もつかなく、病院の4階
講義室で開催することにしました。予想以上の方たちの参加があり、手狭な感じになってしまい
ましたが、ご遺族にとっては当院に来院したことが、一つの区切りになった人も多く、当院で
おこなった意味があったと感じました。
慰霊祭の後に茶話会を開催し、かなりのご遺族が残られ、病院のスタッフと語らう時間も持て
ご遺族だけでなく、当院のスタッフも貴重な体験が出来たと思いました。
今後も続けていかなければと思った慰霊祭でした。
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みなさん、こんにちは。ご無沙汰しております。
さて、ご存知のようにホームページがこの10月からリニューアルしました。それに伴い院長ブログの形も
変わりました。
(ちなみに古いブログはどこにいったのでしょうか?私は詳しくないのでわかりません。)
(とつぶやいたら、左にバナーが出ていますね。)
10月に入りさわやかな秋晴れが続いています。院長室から見える空はとてもきれいです。
今月は大きなイベントがあります。当院のホスピス病棟がオープンして10年となり、その記念講演会を
予定しています。10月19日土曜にホテル札幌芸文館の瑞雪の間で開催します。
ちょうど在宅療養支援診療所のホームケアクリニック札幌の開設5周年でもあり、共同開催としました。
内容は3部構成で、第一部はこれまでのホスピスの10年の振り返りとホームケアクリニック札幌の振り返り
です。ホスピスに関してはこの私が発表をする予定です。
第二部は、アンサンブルグループ奏楽(そら)によるコンサート、そして第三部が淀川キリスト教病院
名誉ホスピス長の柏木哲夫先生の特別講演です。どれもワクワクする内容と思っています。
14時から17時までと少し長丁場ではありますが、みなさん是非足を運んでいただけたらと思っています。
ちなみにどなたでも参加できますし、入場は”無料”です。
ブログも一所懸命書きますので、よろしくお願いいたします。
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今年も病院祭を開催しました。ここ何年かは、好天に恵まれていましたが、今年の夏の異常気象
のためか、それとも院長の普段の行いが悪いのか、雨にたたられてしまいました。
病院祭が始まった13時頃はまだ雨は降っていなかったのですが、途中からの土砂降りで外で
テントの売店の人たちも中に入らざるを得ない状況となりました。
それでも、14時からのロビーコンサートには、雨にもかかわらず来院された人、病棟から降りて
来てくれた患者さんや御家族で一杯になりました。1時間を越えるコンサートはとても素晴らしく
あっという間の時間でした。(詳しくはひだまりブログを参照してください)

無事、病院祭が終わり、晴れ間に自転車で家に帰ろうとしたら、再び大雨。しかし、東の空に
きれいな虹が見え、なぜかホッとした気持ちになりました。
もちろん,雨のため自転車では家に帰れませんでしたが。
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徳洲会グループは毎週「徳洲新聞」というグループの広報誌としての新聞を発行しています。
いつも徳洲会グループ内で起こっている旬な話題を提供することが一つの目的となっています。
そして以前からその2ページ目には「直言(ちょくげん)」と書かれた半ページにわたるコラムが
あります。徳田理事長がALSを発症する前は、直言は毎週徳田理事長の言葉でした。徳洲会が
目指すところを毎週のように書いていました。
ところが病気が進行するに連れ、2004年頃からは直言は徳洲会の幹部の方や、各病院の院長が
書くようになりました。
実は、3年前に院長になったときに、そのうち「直言」を書かないといけなくなるよとは言われて
いましたが、結局3年間一度も依頼がありませんでした。
しかし、先日突然徳洲新聞の事務局から連絡があり、今度はあなたの番ですよと言われたのが、
6月の末でした。とうとうやってきました。
当直の夜に一生懸命原稿を書き上げ、周りの人に助言をもらいながらの原稿を完成させました。
徳洲新聞の編集者の人に、さらにわかりやすく書き直してもらい、7月15日発行の第885号の
徳洲新聞の直言に私の言葉が出ました。恥ずかしいとは思いましたが、今私たちがやっていること
をうまく書き表せたと思います。
徳洲新聞は、各病院にバックナンバーも置いてありますが、徳洲会グループのホームページからも
見ることができます。是非、読んで下さい。
毎年、春先に病院の職員向けに全体集会というものを開催しています。普段は朝礼などで
病院の最近の出来事や今後のことを話しているのですが、一年に一度、病院のトップから
今後の病院の目指す方向について話す機会を設けています。前任の前野先生が院長時代から
開催しており、今年で私が院長になって3回目の全体集会が昨日開催されました。
そこでは、私はいつも今年度の目標の意味合いを話しております。今年の病院の目標は
『信頼と深慮』です。
その目指すところを少しお話しますと、当院の理念の一つである「ホスピスのこころを
大切にする病院」というのがあります。ホスピスケアを実践するにはチーム医療がとても
大切です。チーム内には医師、看護師以外にも薬剤師や理学療法士、ソーシャルワーカー
など色々な職種がいます。そのチームには対等な立場で関わっていくという基本姿勢がある。
つまりお互いに信頼関係があるというのが大切と思い、まず『信頼』というキーワードを
決めました。
もう一つ、ホスピスという言葉にはおもてなしという意味があります。その言葉を何か
日本語の熟語で表すものはないかと探し、『深慮』となりました。深慮はそのままでは
深く、静かに考えることという意味ですが、別な意味で人の気持ちを思いやるという意味
もあり、これがおもてなしの心、ホスピスに通じると考え、二つ目のキーワードとして
『深慮』としました。
信頼と深慮と二つ並べて、「しん・・」と「しん・・」となり韻を踏んでいて、我ながら
素晴らしい出来と思いました。
今年の目標を胸に秘め、今年も一年病院の職員と頑張りますのでよろしくお願いします。
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今日から新年度が始まりました。平成24年度も色々ありながらも、みんなで頑張って
病院を盛り上げていきました。
そして、今日は入社式。いつもの朝礼は新入職員の辞令交付となりました。
今年は9名の新しい方たちを病院に迎えました。もちろん全くの社会人が初めてと言う人も
いれば、転職していらした方などもいます。当院の理念の一つであるホスピスのこころを
もって仲間に入ってもらえたらいいと思います。
この出会いは何かの縁。それを大切にしながら、それぞれ職場で頑張ってほしいと思います。
院長職もこの6月が来ると丸3年が経ちます。当初は『院長!』と呼ばれるとなんか恥ずかしい
感じがしましたが、最近は感じなくなってしまいました。感性が鈍ったのでしょうか。
今年はフットワークの軽い院長を目指し、病院を盛り上げたいと思っています。
北海道はまだまだ雪が一杯積もっていますが、最近ようやく気温も高くなってきました。
3月3日はみなさんご存知の通りひな祭り。ホスピスでは季節に合わせてのイベントを繰り広げて
いますが、今回はその「ひな祭り」。ホスピス病棟にはひな壇も飾られ、春の気分が漂い始めています。
今日の午後、ひな祭りがありました。毎年ボランティアさんが色々と準備をしてくれるのですが、
そのメインがお内裏様とおひな様が登場してくれることです。
患者さんもその豪華さにびっくりされていました。
と言いながら、5年連続でお内裏様をやっているのが私。詳しくはひだまりブログを参照してください。
(いや、見ないでください。頭痛がして寝込んでしまうかもしれません)
ホスピスの患者さんに楽しんでもらえたのがとても嬉しかったです。
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急遽、出張が入り岸和田徳洲会病院に行ってきました。岸和田はだんじり祭りで有名ですが、それ以外
にも平成23年10月から半年間NHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション」で舞台となったのが、
その岸和田でした。私も現地に着くまでは、まったく見落としていました。
実は、岸和田徳洲会病院に行って、是非見たいものがありました。それは、故井村和清先生の使っていた
診察机を見たかったのでした。
みなさんは、『飛鳥よ、そしてまだ見ぬ子へ』という本をご存知でしょうか。骨肉腫のために右足を膝から
下で切断。のちに肺転移が見つかり若くしてこの世を去った医師井村和清さんが家族に対する思いを綴った
本です。飛鳥は長女さんの名前で、まだ見ぬ子とはその時妊娠していた子供のことでした。
本はベストセラーとなり、映画も制作されており、最近では2005年にテレビドラマにもなっています。
知っている方もい多いのではと思います。
その井村先生が勤めていた病院が昭和52年開院したばかりの岸和田徳洲会病院だったのです。
29歳という若さで、岸和田徳洲会病院に勤めましたが、その年に右膝の骨肉腫がわかり、11月に右下肢
を切断。抗がん剤治療、リハビリを経て、約半年後に職場に復帰。その時に、不自由な足で診療を続ける
ためにスタッフが手作りの診察机を作ってくれたのでした。その机が岸和田病院の中に飾ってありました。

井村先生は、病気が進行してもギリギリまで診療を続けました。そしてこれ以上無理と言うところまで
診療を続け、12月に岸和田病院を去って行きました。その時に職員向けに話したことが次の3つの悲しみ
です。
『私の心には三つの悲しいことがあります。一つめは、どうしても 治らない患者さんに何もしてあげられない
悲しさです。二つめは、お金のない貧しい患者さんが、病気のことだけでなく、お金のことまでも心配しなけ
ればならないという悲しさです。三つめは、病気をしている人の気持ちになって医療をしていたつもりでも、
本当には病気をしている人の気持ちにはなれないという悲しさです。ですから、私は皆さんに、患者さんに
対してはできる限りの努力を一生懸命していただきたいのです。 』
この言葉はとても重みがあります。いつも忘れずにいたいと思うし、こんな先生が徳洲会にいたことを僕たち
は誇りに思います。
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『ゴスペル』というとあの黒人の方たちが歌う合唱のようなイメージを持ちますが、そうでは
なくて、『ゴスペル』は英語で福音という意味だそうです。ですから、日本語でいうと
韓国の福音病院からの方たちが当院に来たと言った方がいいかもしれません。
そのゴスペル病院は創立60年以上の歴史を誇り、韓国でも有数のがんを治療する病院だそうで
す。
合唱団の方たちは全員、その福音病院の職員で、ボランティア活動としてやっているそうです。
毎週水曜日に集まり、病院内で歌を歌う活動をしているようです。福音病院でのイベントなどに
もいつもでて、歌を歌っているとのことです。
今回は前野先生の知っている教会の牧師さん経由で、この合唱団が日本にやってくるので
当院でも歌を歌ってみたいとのことだがどうだろうかとのことで、このイベントが実現しました。
今回来院されたのは男性7名、女性7名の合唱団で、病院の看護師や検査技師の方、事務の人など
多彩な人たちで構成されていました。中に日本人と結婚された韓国人の方がひとりいらっしゃいま
したが、もちろん全員韓国の方で、日本語はほとんどできません。それなのに1週間ぐらい前から
日本語で歌う練習をして、今回来院されました。その努力にも感謝したいと思います。
各病棟を約15分ずつ歌って、回っていきましたが、普段は病室から出てこない人たちもロビーに
出てきて、素晴らしい歌声を聞き、とても感動していました。音楽の力というのはこんなに患者
さんにパワーを与えるということを実感した今回の合唱団来院でした。
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昨日は節分でした。我が家では、毎年恒例の豆まきを行います。豆はおなじみの落花生。
殻ごと蒔くので、床が汚れません。また、豆と一緒にまくのは、お菓子。チョコレートや
せんぺいなど色々。「鬼は外、福は内」と恒例のかけ声で各部屋を回っていきます。
子供たちが大きくなったため、まいたお菓子の取り合いが年々激しくなっています。
今年もぶつかり合って悲鳴が上がっていました。
豆まきの後は、それぞれ年の数分だけ豆を食べて終了。子供たちは数個から10数個で
いいのですが、親たちはXX個もあり、食べるのがやっとでした。
皆さんのところでも豆まきしましたか?
みなさん、こんにちは。今年もあと少しとなりました。前回のブログにも少し書きましたが、
東京出張でやはり体調を崩したようで、クリスマスイブの日からぐっと調子が落ちていきました。
24日はそれでも家族と一緒にクリスマスイブの夜を楽しみましたが(ただしアルコールは控え
ました)、25日からはもう動けませんでした。早退させてもらい、家ではじっと眠るだけでした。
今回の風邪は私にはお腹に来たようで、食欲もなく、しばらく回復に時間がかかりました。
ようやくお腹が空き始め、食べられるようになったら、今度は鼻水、のどの痛みとすっきりは
しませんでした。今日、仕事納めでようやく8割ぐらいの回復といった感じです。
今日は29日土曜日で、午前中で外来が終了となりました。新年は1月4日より通常診療の予定
です。
私もちょっとだけお休みをいただき、新しい年を迎えたいと思います。
みなさん、今年1年お疲れ様でした。良いお年を。
来年もブログがんばります。 
年末の押し迫ったこの時期に千葉・幕張の国際会議場で徳洲会グループの会議が
あり、3役で出席してきました。本当は12月の最初の週末の予定でしたが、衆議院解散で
急遽選挙があったため、会議がこの週末になりました。
今年は札幌も雪が多く、寒い日が続いていますが、東京地方も予想以上に寒かったです。
昨日の朝(12月22日)は雨も降っていて、とても肌寒く感じました。
帰りの飛行機から何となくお腹が痛くなり、体調があやしくなってきました。
少し疲れがたまっているのかもしれません。
明日はクリスマスイブですね。サンタさんのプレゼントは何でしょうか?
当院のホスピス(緩和ケア病棟)が開設されたのが、平成15年11月25日でした。
数々のドラマの中から生まれたこのホスピスはさながら以前NHKで放送されて
いた『プロジェクトX』のようだったと聞かされたことがあります。
現副理事長である前野宏先生が平成13年4月に当院に院長に赴任したときには
ホスピスの「ホ」の字も無かったこの病院に、一からホスピスマインドを導入。
「ホスピスのこころを大切にする病院」を理念に掲げ、その中から作り上げたものでした。
平成16年の時点で札幌市内では5番目、北海道では7番目に開設されたホスピス。
当初はよちよち歩きだった当院のホスピスもすでに1300名以上の方に利用されました。
これもみなさんの力のお陰と思っています。
今日は、そのホスピスの誕生会を開催しました。日中の仕事を終えた後、カンファレンス
ルームに集まり、ホスピスに関係する人たちでささやかなお祝いをしました。
これからも札幌南青洲病院のホスピスに行ってよかったなと思えるように頑張ります。