月: 2018年7月

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    東京も暑かったですが、札幌も暑いです

    週末は徳洲会グループの会議があり、東京出張でした。台風12号が本州に接近しているので、もしかしたら
    千歳空港から羽田空港への飛行機が飛ばないのではないかと、ちょっと期待しながら先週の土曜日を迎えましたが
    まったく影響なし。朝1番の飛行機は順調に飛び、羽田空港へは予定通り着陸。若干飛行機が揺れたような気も
    しますが、時間通り到着。雨の予報ではありましたが、まだ羽田空港には本格的な雨もなく、また連日の猛暑が
    嘘のような気温で札幌と大した気温差を感じませんでした。リムジンバスに乗って、いつもの会議のある千葉の
    会場へ。ちょうどついた頃に雨が降り始め、ラッキーと思いました。
    土曜日の午後から翌日の日曜日昼まで会議。(もちろん、夜はホテルでゆっくり眠りましたが)いつも大変とは
    思うのですが、他の病院が頑張っているのを見て、僕も頑張ろうと思ったり、意外な人の講演が聴けたりと出張に行って良かったと思うこともあるのです。

    今回は、認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)の山口育子さん(理事長)の講演会があり
    ました。
    実は、このCOMLの前理事長・辻本好子さん(故人)の講演を私は大学1年生の授業の時に聴いたことがありま
    した。1年時の社会学の教授が辻本好子さんをわざわざ読んでくださり、話を聞いたのでした。そのときはまだ
    医者になる前の卵状態。でも、そのときに聞いた「医者と患者の間には目に見えない深い谷があるんです。それを
    埋めるためにも医者および患者が歩み寄ることが必要だ。」と話されたことが印象的でした。今回は、COMLが
    発足して20数年が経過し、その中で色々なことが起こったことを短時間でまとめてお話してくれました。発足した
    1990年の頃はまだ病名の告知がほとんどなされていない時代。患者が何も質問が出来ないという状態からは、
    インフォームドコンセントという言葉が一人歩きし、『詳しい専門的な説明を長時間かけて実施する』になって
    しまったという現状を話されていました。今の若い先生は、本当に時間をかけて丁寧に説明をしてくれるよう
    ですが、本当に患者が理解しているかと言ったら、かなり疑問があるようです。理解ができないことにも患者側
    にも問題があることを山口育子さんはお話していました。以前は、情報がないために何も分からなかったですが、
    現在のようなインターネットで容易に情報が手に入ると場合によっては医者より情報過多で分かったつもりに
    なって、逆に分からなくなることもあるようです。医者側もしゃべりすぎなのかもしれませんが、患者も問題が
    あるとお話していました。やはり口頭ですべてのことを理解することは難しいので、患者にメモを取るように
    勧めたらいいとアドバイスすること。また何が理解できていないかを確認することと言っていました。会場に
    いた皆さんが真剣に耳を傾け、明日からの仕事に繋がるいい講演でした。

    連日暑い日が続いています。しっかり食べて、しっかり寝て暑い夏を乗り切りましょう。

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    札幌も夏真っ盛りです

    みなさん、こんにちは。本州は豪雨の後の梅雨明けに一気に気温が上昇。連日、気温が38℃だの40℃
    を超えたなどのニュースがあり、熱中症患者さんが死亡するなど本当に大変ですね。早く気温が
    下がったらいいと思いますが、何とかならないでしょうか。こんなに暑い時期に2年後には東京オリンピック
    が開催されるとのこと。50年前の1964年の東京オリンピックも夏の暑さを避け、秋の10月に開催した
    ようで、それで10月10日が東京オリンピックの開幕日で、長らく体育の日だったというエピソードが
    あったと最近知りました。

    北海道も本州に比べれば、涼しいですが、それでも札幌は先週の土曜日には30℃を超え、暑かった
    です。ちょうど病院で仕事をする日だったので、出勤していたのですが、院長室も暑かったです。
    (ちなみに院長室にはクーラーはありません。)自動扇風機(うちわのこと)で風を起こして暑さを
    しのいでいました。
    今週も連日天気が続いていますね。みなさんも熱中症に注意してください。昨日も外の現場で働いて
    いた人が熱中症で救急車で運ばれてきました。凄い汗をかいていました。水分補給をしていても気を
    つけないと行けませんね。

    小学校も今日が終業式です。明日から町内会のラジオ体操が始まります。少しだけ早起きして、子供と
    行く予定です。
    みんなで暑い夏を乗り切りましょう。

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    7月になりました。

    みなさん、こんにちは。気がつけばもう7月に入りました。このところ雨ばかり続き、湿気も高く不快な日が
    続いていますが体調はいかがでしょうか。

    ブログの更新も途絶えており、すっかり工藤看護部長には遅れを取っております。出張に行ったり、学会に
    行ったり、先々週はNPO法人ホスピスのこころ研究所の設立記念講演会があったりと話題は色々とあるのですが、
    いざブログを書こうとするとなかなか書けずに時間が経ってしまいますね。何か書こうという体の中から出てくる
    ものが無いと進まないのかもしれません。これは体調に寄るのでしょうか?

    今日は、新しいことがあったので少し書く気になりました。先月も書きましたが、この6月で院長になって8年も
    経ちました。振り返れば、最初は何をしたらいいか分からなくて、走り回っていました。
    そういう中で、院長になったときに夢を持つことが大事だと思い職員の前で話したのが『新病院建設』でした。
    その時点でこの病院はすでに築20年を超えており老朽化も進み、時代に合わせて建物も変化が必要と考えての
    目標でした。
    それでも、なかなか物事は前進しないことは予想していました。札幌徳洲会病院に勤めていた時代にも新築移転の
    話はずっと話題に上がっていました。そのときの院長や事務長が会議で何度も新築移転候補地の話をしていること
    を聞いていました。でも、移転候補地が出ても計画で終わったり、ようやく決まりかけたのにマンション用地に
    なってしまったりと新築移転というのは一筋縄ではいかないと思っていました。
    私が当院の院長になってからも、いくつかの移転候補地がありました。そのときに事務長たちと一緒にあちこちと
    見に行ったものです。立地の面や値段などが折り合わずなかなか決まらなかったのでした。それが、ひょんなこと
    から平岡の土地が移転候補地に挙がり、色々な偶然が重なって土地の取得につながりました。
    土地の購入後も、なかなか病院移転の話は前に進みませんでした。しかし、昨年12月の札幌医療生活協同組合から
    医療法人徳洲会への事業譲渡が新築移転の夢を大きく前進させてくれました。
    今年になり、いよいよ新しい病院への具体的な動きが始まりました。先週はその中でも大事な会合が病院で行わ
    れました。詳しいことはあまり述べられないので申し訳ありませんが、また一歩新築移転への夢に近づいた一日
    がありました。

    先日、学会のついでに立ち寄った伊勢神宮の近くで見た猫の置物です。いいなあ、おなかいっぱいで。

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