札幌南青洲病院とのお別れ

運命の日がやってきました。まさかこんな日が来るなんてこれっぽっちも思っていませんでした。
明日から何かが変わるという訳ではありませんが、一つのステップが終わるんですね。

平成8年から徳洲会グループ入りし、5月1日に『札幌医療生活協同組合 札幌南青洲病院』と病院名を変更し
ました。そのころ、前野宏先生も私も徳洲会にはいませんでした。ですから、札幌南青洲病院の発足時の
苦労話などは人に聞いたぐらいで、現在も当院に在籍している人はかなり少ないのです。
徳洲会グループ入りしても、経営的には苦戦が続き、札幌徳洲会病院からの応援が来たりしていたようです。
院長も毎年替わるような時期がしばらく続きました。

平成13年4月に前野宏先生が外部から招かれ院長に就任。以前、札幌徳洲会病院に勤めていたことはありました
が、長らく徳洲会からは離れていました。彼が持った夢は、札幌南青洲病院にホスピスを作ること。彼の夢に
賛同する人たちが集まり、病院は少しずつ変わっていき、また徳洲会グループの前理事長である徳田虎雄
先生からもホスピス開設への後押しがあり、平成15年11月に徳洲会グループ初の緩和ケア病棟(ホスピス)
を開設することが出来ました。
その後は、徳洲会グループからの経営的なアドバイスや職員達の頑張りもあり、徐々に経営は改善。黒字化
することが出来るようになり、少しずつ貯金も出来るようになりました。
私は平成20年4月に札幌徳洲会病院から異動する形で赴任してきました。その後、平成22年6月からは院長を
拝命し現在に至っております。
院長としてこの7年間の歩みは色々とありました。すべてを書いているわけではありませんが、院長ブログにも
その時々の気持ちなどが書いてありますね。
働いてくれたスタッフ、医師、看護師、ソーシャルワーカー等々、思い出せばきりがありませんね。

院長室から見える景色は変わりませんが、ゆっくりと時代は前に進んでいるのだなあと感じます。

今朝は札幌南青洲病院として、最後の朝礼でした。感慨深いものがありました。
さあ、明日から札幌南徳洲会病院。

これからもよろしくお願いいたします。


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