「居眠り磐音 江戸双紙」読み終わる

みなさん、こんにちは。いつもご無沙汰の院長ブログです。最近はファイターズの連敗が続いており、
昨日も負けて2013年以来の9連敗。みなさん、ご存じのように2013年は栗山監督がファイターズの監督に
なった2年目で最下位に終わった年です。昨年、最大ソフトバンクに11.5ゲームの差をつけられたのに、
最終的には大逆転の優勝、そして日本一にまで上りつめ、名将・栗山監督とまで言われたのに、今年は
・・・です。でも、栗山監督は何も悪くないと思うのは私だけ? 選手が悪い? みんな一生懸命に
やっているのに何故か今年は開幕戦からうまく行っていません。神様が与えた試練なのでしょうか?
今日は、栗山監督の誕生日。10連敗阻止を祈って、応援します。

と、またファイターズブログになりましたが、今日は違う話題です。

先日、長い月日を掛けて表題の「居眠り磐音 江戸双紙」を読み終わりました。1刊から51刊まである
長編時代小説です。江戸時代の田沼意次がちょうど老中職に就いていたいわゆる『田沼時代』を中心に、
坂崎磐音(さかざきいわね)という人物を主人公にした長編小説です。第1刊の『陽炎の辻』を読み出
したら止まらない面白さです。
実はこの第1刊が発売されたのは、2002年でなんと15年も前でした。私はそんなことは全く知りません
でした。時代劇はNHKのテレビでよく見ますが、時代小説は一つも読んだことがありませんでした。
そんな私にこの「居眠り磐音」を紹介してくれたのは、あるホスピスに入院した患者さんでした。
ベッドサイドにはいつもこのシリーズの最新刊が置いてあり、手に取って読んでいました。作者は
佐伯泰英(さえきやすひで)さんという方でした。
その患者さんの会話の中で「この佐伯泰英という人は天才だよ。是非、この居眠り磐音を読んだらいい」
と言われていました。そのころのカルテに(もちろん紙カルテですが)、自分で「佐伯泰英」という名前
を書き込んだことを覚えています。

その後、何年も経ってから、いつかは読まないといけないと思っていたのですが、ブックオフに立ち寄った
ときにふとこの「居眠り磐音」のシリーズが目に止まりました。別の本を目当てに入ったのですが、その
本も一緒に買ったのがきっかけになりました。
そうして読み始めたのが、2年前の2015年2月でした。読み始めると、ぐいぐいと引き込まれました。
本当に面白い。これをいつも書き下ろしで書いている佐伯泰英さんは本当にすごい人だと思いました。

本来なら、一気に読み進めることが出来たのですが、途中には何度も別の本を読んだりして、なかなか
進みませんでした。ちょうと、知り合いの人が暇をもてあましているのを聞いて、それならこの居眠り
磐音を暇つぶしに読んだらどうですか?と貸したところ、その人とそのお母さんが一気に読み始め、
私が持っているシリーズと次々に読んでいき、あっという間に追い越されました。

それでも、ゆっくりと読み進め、先週とうとう最終刊の51巻まで読み終わりました。なんだか達成感が
ありほっとしました。江戸時代の空想の世界なのですが、涙あり、心温まる交流あり、手に汗握る戦い
ありと、本当に楽しめた時代小説でした。
この本を読んでいるときに、実は『陽炎の辻』という題名で、以前NHKで時代劇シリーズをやっていた
ことを知りました。私はなんと見逃していたのでした。悔しい!

と、絶賛するこの本。すでに読んだ人は面白さがわかっているとは思いますが、まだ読んでいない
人は是非読んでみませんか?

と、今日のブログを終えようとしたとき、ファイターズの10連敗が決まりました。今日は粘って粘って
攻撃していたのですが、初回の4点が重かったですね。
まだまだ、頑張れ日本ハムファイターズ!


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