月: 2024年8月

  • ✴︎

    ✴︎

    5年ぶりのふれあい病院祭

    皆さん、こんばんは。今年の夏も暑い日が続いていますが、札幌は気づけば30℃を超えない日が出てきて朝夕も涼しくなってきました。本州はまだまだ酷暑が続いていますが、北海道はもうピークを超したのでしょうか?

    さて標題のふれあい病院祭が先日の日曜日に開催されました。平岡地区に当院が引っ越してから初めて、コロナ禍もあり中止をせざるを得なかったことを含め5年ぶりの開催でした。ちょうど3年前に当院が里塚から平岡地区に移転したものの新型コロナウィルス感染症が流行していたため新病院の内覧会を開催できず地域の方たちに病院を見てもらうことが叶わず、そのまま移転開院しました。
    移転後は、医療が必要な人や病気になる方は当院に来院してくださるのですが、それ以外の方はなかなか当院の中を直接見てもらう機会が無くて時間が過ぎていました。
    昨年はまだ新型コロナウイルス感染症が流行していたため、自分の心の中で病院祭をやりたいなあと思っていましたが、開催は断念。しかし、今年はようやく『ふれあい病院祭』を開催することができました。

    さて、開催前は一体どれくらいの人が来てくれるのかな?と心配していましたが、来場者数は約400名(主催者発表?)で大変盛況でした。11時の開催時には野菜売り場コーナーには長蛇の列!軽食販売も順調に売れて完売。キッチンカーも計5台来ましたが、たくさん売れたと思います。

    内容はインスタグラムに譲って、晴れた日に病院祭を開催出来てたくさんの人が病院と隣の施設(ルイカ)を知ってもらえて良かったです。
    うまくいったので来年はさらにバージョンアップするでしょう。

    来場していただいた方、ありがとうございました。

  • ✴︎

    ✴︎

    徳洲会二次心肺蘇生トレーニングコース(TCLS)

    皆さん、こんにちは。ご無沙汰ブログの院長です。看護部長のビタミンブログは毎週私も読んでいますが、この院長ブログは更新の頻度が少なくもう誰も来なくなってしまいました。ははは・・・(笑っている場合ではない!)

    さて、徳洲会グループでは定期的に救急救命に関する心肺蘇生のトレーニングコースを開催しています。目の前で急変して倒れた人を助けることは誰でも出来た方がいいのですが、ますどこでも出来るのが一次救命処置(BLS:ビーエルエス)と言われるもので、心蔵マッサージ(胸骨圧迫)とAED(自動体外式除細動器)を行うものです。
    一方、病院内などでは気道確保や点滴・薬剤を使うことができるので二次救命措置(ACLS:エーシーエルエス)と言われています。

    徳洲会グループでは1990年代よりアメリカで行われていた心肺蘇生のトレーニングコースを当時茅ケ崎徳洲会病院にいた青木先生が導入し、院内で発生していた心肺停止症例の蘇生率を上げるために医師・職員にそのトレーニングコースを受けさせたというのが始まりでした。(実際、蘇生率が上がったそうです)
    そのトレーニングコースを聞きつけた全国の徳洲会グループの病院の医師が茅ヶ崎徳洲会病院に行ってトレーニングを受けました。
    その支部(?)が札幌徳洲会病院にもあり、その時外科でいた清水徹郎先生が講師として活躍していました。私が札幌徳洲会病院に入職したときにすぐに習ったのが、その茅ヶ崎徳洲会病院から始まったACLSでした。有名な青木先生が書いた医学書院の『ACLSマニュアル』が教習本でした。(その頃のベストセラーでした)

    その後、日本の中でも日本循環器学会や日本救急学会などが標準的な心肺蘇生のトレーニングコースを整備しなくてはならないという動きになっていきました。
    その流れから、徳洲会グループで行われていたものは独自で進化を遂げながら、日本救急学会のトレーニングコース(ICLSコース)認定を受けながらトレーニング名をTCLS(ティーシーエルエス)として全国の病院に修了生を増やしていきました。

    徳洲会グループのトレーニングコースの特徴は本部でトレーニングの機材やインストラクターを用意すること。そして希望する病院へその機材とインストラクターを赴いて2日間のコースを行うことです。つまり受けたい受講者はわざわざ開催されているところ行くのではなく、自分が勤務している病院で受けられるということなのです。地方も病院(離島も含め)にとってはたくさんの受講生を一度に受けされることが出来るメリットがあります。

    私もその徳洲会グループのインストラクターの一人で時々講師として呼ばれます。院長になってからはなかなか時間が取れなくなり行けなくなりましたが、それでも年に1,2度参加するようにしています。実は教えることは自分が再学習するという機会になるのです。今の病院ではあまり救急の現場に出ることはありませんが、この心肺蘇生のトレーニングコースに参加して人形モデルに挿管したり、除細動ショックをかけたりすることで自分自身がトレーニングをやっています。

    今年は8月の吹田徳洲会病院のコースにインストラクターとして参加してきました。
    吹田(大阪)は滅茶苦茶暑かったです。札幌が恋しかった・・・。

月別