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看護部からのお知らせ

家の力はすごいな!

今年看護部でやってきたことの1つに、介護施設と在宅緩和ケアを見学するという計画がありました。
百聞は一見にしかずと思い、お向かいの施設とホームケアクリニック札幌にお願いして、3〜5日間の見学を7名のスタッフがさせていただきました。
ことわざ通り、想像していた世界とは違っていたことがたくさんあったようで、レポートには新鮮な驚きが書かれていました。
ちょっとご紹介します。

「実際に訪問させていただいた患者様やご家族は本当にいいお顔をされていました。入院中は食事が摂れなかったのに、自宅に帰ったら食べられるようになった。笑顔が戻って生き生きしている。しっかりとした症状コントロールが出来ていることが大前提で苦痛が最小限に援助できているからだと思います。
入院中の患者様にご家族が面会に来られた際にはねぎらいの言葉をかけ、一緒に過ごす時間が穏やかであるように患者様の様子を共有するなどしてもっとコミュニケーションをとっていきたいです。また、今後自宅退院される方には自宅での生活を考え、今以上に細かく準備や指導などをご家族を含めて援助していきたいです。」

「家の力はすごいな!
在宅での看取りとは「療養生活の線上の最期に死がある」という言葉も印象的だった。」

「在宅では患者さんは居間の中や居間の隣にベッドを置いて、庭を見たり家族の動きを感じて過ごすことが出来ていた。朝起きた時に「今日は何ができるのか、何をしたいか」を考え、家事をされている方もいた。在宅では家族の役割が重要だけれども、家族を支える医師や訪問看護の支えがあれば、自分の思うとおりに過ごすことができるのだと実感した。」

「施設は生活の場であり病院とは違うという認識は持っていましたがそれ以上のものを感じました。病気を持っている人とそのご家族が安心して長く生活できるように、病院からのサマリーはもっと工夫が必要だと思いました。
以前入院していた方が元気に笑顔で過ごしている姿を見ることができました。
限られた医療材料しかなく、工夫しながら対応していることがわかりました。病院は恵まれていると思いました。」

この新鮮な驚きと学びは看護師としての厚みにつながるでしょう!
研修させていただいた施設とクリニックには大感謝です!

今日もこのブログに来ていただきありがとうございます。
この取り組みは来年も続けたいな(^^)