石垣先生の講演会

こんにちは。
6月にもかかわらず北海道は暑い日が続いていて、そのまま7月になっています。
これも地球温暖化の影響でしょうか?でも、5月が寒くて作物の発育が遅れていたのが、この暑さで挽回
出来たようでなによりです。

さて、7月2日金曜日に当院で石垣靖子先生の講演会がありました。
石垣靖子先生はご存じの方も多いかもしれませんが、日本の緩和ケア領域でも第一人者の1人で、長く
東札幌病院に勤められ、2年前から北海道医療大学大学院の教授である方です。
今回は、当院の看護師向けの講演会でしたが、病院の職員全員が聞いてもとてもためになるお話しでした。
その中でも、印象的な話がありました。
「医師はどうしても患者さんに何かをしたがる。」それは、医学教育のなかで、常にそういう思考回路をたたき
込まれているとのことでした。
一方、「看護師は患者さんの部分部分から成り立ったものでなく、全体を見る。」とのこと。
患者さんそのものを受け入れるとのこと。
この視点の違いが、お互いの意見の相違につながっていくということでした。
振り返れば、日常の臨床においては、いつも起こっているでした。
ホスピス・緩和ケアの領域では、何かをしたくてもできないことが多くなり、そういう時はやはり看護師の視点
である「患者さんを全体で見る」ということがとても大切になります。
そのことを再確認した講演会でした。
講演会では、石垣先生の患者さんとの個人的な体験も聴くことができ、職員一同感動した内容でした。
とてもすばらしい時間を過ごしたと感じました。

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