ヴォーリズ記念病院ホスピス訪問

今年の死の臨床研究会全国大会は京都で開催されます。今年も、当院のホスピス病棟からの発表も
あり、参加します。
それだけでは、もったいないと考えた私は、今回無理を言ってヴォーリズ記念病院のホスピス病棟
の見学をさせてもらいました。一日早く札幌を出て、11月2日の朝にはヴォーリズ記念病院に入れるように
昨日は名古屋に泊まりました。

ヴォーリズ記念病院のホスピスは2006年9月に開設。その当初から関わっているのが、ホスピス医の
細井順先生です。細井先生は、元は外科医で淀川キリスト教病院で働いていて、外科医からホスピス医
へ転身した先生です。当院の副理事長である前野先生とも旧知の仲間です。

ヴォーリズ記念病院のホスピス病棟は16床。独立型の病床で、病棟は2階建てで、2階に病室があり
全室個室です。木のフロアで、木目調を大切にした病室で、広いデイルームがあり、畳の部分には
「こたつ」があり、やはり本州だなと思いました。

2012-11-02

 

 

 

 

 

 

 

 

朝のカンファレンスから参加させてもらいまいたが、当院と同じように各職種の人たちが集まって、
夜勤の看護師からの申し送りに始まり、その後の担当看護師からの今日の予定など、基本的には当院と
同じようなスタイルでした。細井先生も当院のホスピスのベースも淀川キリスト教病院のホスピスの
流れなので、このようになるのだなと思いました。

その後は、細井先生の回診に付かせてもらいました。細井先生の飾らない姿勢。私たちにはない関西弁
のしゃべり。じっくりと患者さんに向かっているなと感じました。最近、忙しくしている自分を反省する
機会となりました。

ちなみに細井先生は、自分自身ががんを経験してからは、白衣を着ることを止めたそうです。医者の白衣
はやはり権威に映るそうで、ホスピスでの平等の意識とはかけ離れていると思い、それから白衣を脱いだ
そうです。
そのエピソードを聞いて、私もまねをしました。それが、当院のホスピス医が白衣を着ていない理由です。


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