日: 2016年10月24日

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    ひだまりの会(その2)

    先週の土曜日、今年2回目のひだまりの会(ホスピス病棟の遺族会)が開催されました。今回は、
    11家族19名のご家族が参加していただけました。
    今回のホスピスの遺族会は、平成26年4月から平成28年3月までの2年間で当院のホスピスで亡くなられた
    方のご遺族に対して開催しています。前回の9月と今回の10月の2回開催することで、できるだけ多くの方が
    来ていただけるように配慮しているのと同時に、たくさんのご家族がいらっしゃると我々スタッフとゆっくり
    お話ができないことが過去にあったため、年に2回開催しています。

    今回もいつもと同じように暖かい時間となりました。懐かしいご家族が久しぶりに病院に来られ、担当だった
    スタッフ(看護師、ソーシャルワーカー、医師達)に会うだけで、言葉にできないものがあふれます。
    遺族会の中では色々な立場の方達からお話を聞きますが、なかなか亡くなった患者さんのことを忘れることが
    できず、この病院の近くに向かうのも勇気が必要だったけど、今回思い切って来てよかったと言われる方。
    病院に向かう道を走っていると、入院していたときのことが思い出され、なんとも言えない懐かしい感じを
    感じられた方。スタッフに感謝を伝えたくて、いらっしゃった方。

    毎年開催していると、このような会(遺族会)をやっているなんて素晴らしいと言っていただけるご家族が
    必ずいます。外国のホスピスの要件には、ご遺族に対するグリーフケアを提供することということが
    必須条件になっています。当院のグリーフケアもこの遺族会だけでは十分とは思っていませんが、少しでも
    役に立つのではと思って、毎年行っています。

    今回の会も最後にご家族にメッセージカードを書いてもらい、「想い出の木」に貼りました。その内容は
    ホスピスのひだまりブログを参照してください。

    今回のひだまりの会も終わった後には、何か幸せな気持ちになりました。また、明日から頑張ろう。

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