日: 2013年11月4日

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    第37回日本死の臨床研究会年次大会 -島根・松江-

    今回、11月2、3日の2日間に島根県松江市で上記の研究会が開催されました。
    テーマは「いのちをつなぐ~神秘の国 出雲から考える~」。
    日本死の臨床研究会はホスピス緩和ケアの領域でも最も老舗の会です。よく
    日本XX学会(例えば、日本内科学会)などと、医師が集まる学会は多数あり
    ますが、この会はなるべくいろいろな職種の方たちが集まり、死に臨む学術的
    な研究会をやっていこうということで、学会とは呼んでいません。
    現に、会員の60%は看護師の人たち、医師は25%ぐらい、その他薬剤師や
    医療ソーシャルカーカー、一般の人などで構成されています。

    研究会では、当院からは3演題のポスター発表があり、発表してきました。私も
    「当院ホスピスのおける現状」と題して、ホスピス病棟の9年間のデータを
    まとめた発表をしてきました。

    出雲神話の舞台である島根ということで、出発前に古事記に伝わる出雲神話に
    関して少し勉強をしていきました。
    大会の中でも、基調講演が出雲の語り部である藤岡大拙さんだったり、セミナー
    では鎌田東二さんの「古事記における死と現代の死」というテーマだったりと
    いつもの死の臨床とは違った話が聞けたことも私にとって楽しかったことです。

    神様が宿る出雲の雰囲気を感じながら、島根から帰ってきました。

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